中東問題 慶応大 田中浩一郎教授の見解

投稿者:落合智貴
4月27日の日本経済新聞に、イラン紛争にまつわる中東問題について慶応大学の田中浩一郎教授が寄稿していました。
イランがホルムズ海峡を事実上封鎖したことで“パンドラの箱”が開いてしまった。
イランは今後も米国や国際社会と対立したときにこのカードを切る蓋然性が高まってしまった、との指摘です。
周辺国がホルムズ海峡の問題を収束させようと思うなら、イランを徹底的に叩くしかないと考える危うい状態が作り出されてしまった。
イスラエルはイランの体制存続を承服できないため、今後も手を出す可能性が高い。
中国もロシアもこの状態を力で押さえつけるつもりはなく、湾岸アラブ諸国の米国に対する信頼も失墜している。
今後米国はウクライナに侵攻したロシアや、台湾を武力統一しようとする中国にも口出しがしづらくなるであろう、とのことです。
田中浩一郎慶大教授
田中教授の見解通りであれば、ホルムズ海峡が元通りになることは絶望的です。
イランが消滅するほどのことは考えにくいですし、米国はともかくイスラエルがおとなしくしているとも思えません。
トランプ大統領が下した“イランへの攻撃”という判断が世界を大きな混乱に向かわせてしまったと言えます。
原油の流通がスムーズにいかなくなれば、世界の経済は壊滅的になるでしょう。
そんなことにならないよう、各国の首脳は自制をもって政治判断をしてほしいと願います。