落合住宅機器の歴史を辿る【平成16年度(2004年度)】

投稿者:落合智貴
楽天とソフトバンクがプロ野球に参入したのがこの年でした。
ネット通販や携帯電話の会社がプロ野球のオーナーになるというのは、日本の産業界の主役が従来の財閥系や老舗メーカーからIT産業など新興企業に移ってきたのを象徴する出来事です。
中小企業のIT化も少しずつ進んで行きました。
1995年の「ウインドウズ95」の発売によりパソコンが身近になってきたこと。
コンピューターの「2000年問題」と言って、1999年から2000年に移行する際にプログラムが誤作動してしまうといった問題もありました。2000年問題の対応は当社にとっては在庫管理のコンピュータ化のきっかけになりました。
手書きが主流であった20世紀から21世紀になるに従い、ITの有効活用をどうするかというのが中小企業においても重要なテーマに据えられるようになったんですね。
当社では2004年にはスタンドアロンで使っていたパソコンを、ネットワークで共有する体制に移行しました。

当時掲げた当社の目標は以下の通りでした。
1、カタログの整備
主要なカタログをファイリングし、社員やお客さまが必要な時にすぐに取り出せるようにすること。
2、仕入価格表(紙ベース)の整備
従来各自でバラバラに保管していた仕入価格の情報を一元化しました。
すぐに最新の価格が調べられるようにしました。
3、LANを活用した販売価格情報の共有
販売管理ソフトをスタンドアロンからネットワークにすることによって、各社員が自分のパソコンから販売価格やお客様の販売実績を簡単に見られるような体制にしました。
4、WEBを活用した仕入先情報の入手
TOTOのテトラシステムのように図面や価格が各自のパソコンから簡単に見られるようなメーカーさんのサービスが増えてきました。これらを活用することで業務が格段に早くなりました。

IT化の推進は業務の標準化にもつながっていきます。
今では当たり前の道具ですが、導入にあたってはいろんな試行錯誤があったことを思い出します。

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(パソコンのない仕事は今では考えられません)

「主力メーカー商品説明会」ご報告(後編)

投稿者:落合智貴
11月30日(土)に開催した、当社主催の「主力メーカー商品説明会」のご報告後編です。

4, LIXIL
「サティス他最新機種について」
サティスXは『スゴ技洗浄』で毎日の暮らしにゆとりが生まれます。
① 便器鉢内全面を強力に洗い流す“極みトリプル水流”
② ノズルまわりについた汚れを強力に洗い流す“ノズルオートクリーニング”と“シャッタークリーニング”
③ 泡で洗って便器鉢内のキレイを保つ“泡クリーン”
そのほか、タイルの『エコカラット』やLIXIL商品の提案・見積システムの『イイコネ』もご紹介しました。
LIXIL
5, オンダ製作所
「Revosで大流量確保! 異種管継手各種ご紹介」
リフォーム配管では、継手を多く使用します。継手を一つ使用する毎に圧力損失が積み重なるため、継手を多く使用するほど水の出が悪くなります。架橋ポリエチレン管用継手のダブルロックジョイントはパイプ外面止水タイプなので、広い流路径を確保しています。それよりさらに流量を大きくしたのが『Revos』です。継手を多用するリフォーム現場の、流量不足の問題を解決します。
その他、異種管接続用の継手も多くのラインアップを取り揃えています。
オンダ
6, クラフトバンク
「設備工事のDX化! 職人・事務・経営者の情報連携を実現」
当社は内装工事会社として創業。後に建設業マッチング事業やデジタル化支援事業に参入。
クラフトバンクoffice』はスマホを使って現場に関わる人たちの情報連携ができるツールです。勤怠・スケジュール管理・日報・写真管理・案件確認・見積、請求書作成 などができます。
クラフトバンク

「主力メーカー商品説明会」ご報告(前編)

投稿者:落合智貴
11月30日(土)に開催した、当社主催の「主力メーカー商品説明会」の詳細をご報告します。

1, ダイキン工業
「2024年度空調機器のポイントについて」
業務用エアコンにはEco ZeasとFIVE STAR ZEASがあるが、省エネ性能が高いFIVE STAR ZEASを勧めてほしい。電気代が高騰しており、ランニングコストでトータルコストを安くできることをセールストークにして下さい。
ダイキンを勧めるポイントとしては
① 修理体制が万全 
② タフネス 夏の暑さでも壊れにくく、冬は一気に温かさをお届け 
③ 室内機には抗菌剤が搭載され、ニオイや汚れに強い
ルームエアコンは“12畳超えたら うるさらX”
① 電気代節約 
② 押すだけ節電モード 
③ 加湿・除湿・気流・ストリーマ機能搭載
がセールスポイントです。
ダイキン
2, フネンアクロス
「単管式継手XJシリーズ、水溶性スペーサー付伸縮継手 他」
アクロスブロック(XJ-BK)の特徴は、閉塞機能材が内蔵されており、横枝管の塩ビ配管が可能な事。勾配の自由度が上がります。遮音製品のラインアップも充実。
水溶性スペーサー付き伸縮継手は40A~150Aまでラインアップ。ポバールを主原料としたスペーサーは配管後に水を流すと溶けるので、伸縮シロを簡単・確実に確保できます。
その他、大口径フネンパイプ250Aも2025年夏に発売予定。鉄管類と比べて40~50%の軽量化が図れます。
フネンアクロス
3, ミナミサワ
「自動水栓ラインアップ ご紹介」
単水栓にそのまま後付けできる『自動水栓SuiSui』。
電源がない現場でも混合栓を自動化できる『混合栓用SuiSuiMIX』。
既存のフラッシュバルブにそのまま後付けできる『小便器用FlushMan後付けタイプ』。
既設のバルブを活かして復旧する『壁埋め込み式小便器改装用FlushMan RECOVERY2』。
一体型小便器改装用『FlushMan RECOVERY3』。
以上を実機をお見せしながらご説明しました。
ミナミサワ

落合住宅機器の歴史を辿る【平成17年度(2005年度)】

投稿者:落合智貴
ライブドアのホリエモン社長が過激な発言で世間をにぎわしたのがこの頃です。
小泉政権の長期化で政治・経済共に比較的安定していたため、世の中全体が少し強気に出ていたのかもしれません。
戦後最長のいざなぎ景気を超える勢いだと言われ、一時はデフレの脱却を期待する向きもありました。
今となってはリーマンショック前の”束の間の宴”だったと言えるかもしれません。
ホリエモン

この年の当社の目標は次の3つでした。
1、営業体制の分業化
新人が在庫発注を一人で担当する体制がようやく定着し、欠品が少なく安定的な在庫管理が出来るようになったのがこの頃です。営業担当者不在の場合にも業務担当者がきちんとフォローする体制を意識してきたのもこの頃からでした。各営業マンが、個人商店ではなく、組織的な動きができるようにしたい。そんなことを目指して努力していきました。

2、在庫配置の最適化・入荷品全品把握
倉庫の棚のラベル表示をきめ細かくするように推進しました。昔の当社は商品がどこにあるかはベテランでないと分からないといった状態でしたが、初めての社員やお客様でもすぐに分かるような表示を進めていきました。
入荷検品の体制なども整え、お引取予定の商品がどこのお客様宛の商品かを明示するなど工夫をしました。
仕入れたのに売上が計上されていない商品はないか?などを追及するためのチェック体制を整えました。

3、全部門黒字化の達成
当社は営業・工事・物流管理の3部門が収益を生み出していますが、全ての部門の損益計算書をつくり問題点を明確にしていきました。特に当時は物流部門が赤字体質であり、配送件数の増加を目標に意識改革を進めていきました。今では物流管理部も黒字が普通になってきましたが、この頃の努力が実ってきたのかなと思います。

今振り返ってみますと、当時の売上高上位10社のうち、なんと5社のお客様がその後倒産しています。「金儲け」はしたいですが、良い時ほど気を引き締めなければいけないというのが教訓ですね。

LIXILショールームにて「主力メーカー商品説明会」を開催

投稿者:落合智貴
LIXILカンバン
当社主催の「主力メーカー商品説明会」はコロナでの3年間の中止を経て、昨年はTOTOショールームで再開しましたが、今年は昨日(11月30日)西新宿のLIXILショールームの会議室をお借りして行いました。

1, ダイキン工業「2024年度空調機器のポイントについて」
2, フネンアクロス「単管式継手XJシリーズ、水溶性スペーサー付き伸縮継手」
3, ミナミサワ「自動水栓ラインアップ」
4, LIXIL「サティス他最新機種について」
5, オンダ製作所「Revosで大流量確保! 異種管継手各種ご紹介」
6, クラフトバンク「設備工事のDX化! 職人・事務・経営者の情報連携を実現」

説明会と、LIXILショールーム見学に加え、懇親会も大いに盛り上がりました。
メーカー様の発表の詳細は後日このブログでお伝えします。
参加いただいたお客様、メーカーの皆様、本当にありがとうございました。

【LIXILショールームでキッチン・バス・トイレなどを見学】
LIXILショールーム