東京管工機材商業協同組合の理事長に就任

投稿者:落合智貴
この度、第77回通常総会にて「東京管工機材商業協同組合」の理事長に就任いたしました。
東京の管材商社140社を代表する大変な重責ですが、頑張っていきたいと思います。
当社のお客様にご迷惑が掛からないよう、本業に支障のないよう両立できればと思っております。

~就任時の挨拶を下記に掲載いたします~
令和6年5月21日開催の通常総会において第14代理事長に就任いたしました。
75年を超える諸先輩方のご尽力を引き継ぎ、業界発展のため努力して参る所存です。
「管工機材」は水道・空調など私たちの生活を支えるライフラインとして、いつも身近に感じられる商材です。
東京管工機材商業協同組合の会員企業は日々、新築・リフォーム・プラント・上下水道等に必要な設備資材を工事現場にお届けする大切な役割を担っています。
当組合の役割は、日々発生する業界内の悩みや問題を共有し、中小企業が個別に対応することが難しい課題に組織として対策を講じ、
この業界で働く皆様が生き生きと働ける環境を整える事ではないかと思います。
中小企業の経営者が、日々直面する悩みに対し、他の経営者との交流の中で解決のヒントを得ていくのも一つの意義であると思います。
また当組合には、管工事組合様・メーカー様・行政・関係諸団体との情報交換のハブとしての機能も求められていると思います。
これらの情報交換を通じて、施工性の高い製品の開発、ユーザー様の生活の質の向上につながる製品の開発、
業界で働く方々の働きやすさの向上などが達成され、日本全体の発展に寄与出来ればこれに勝る喜びはありません。
今後とも関係各位のご協力を宜しくお願い致します。

理事長就任あいさつ
   【理事長就任あいさつ】

人手不足にどう立ち向かうか?

投稿者:落合智貴
人手不足が深刻な状況になってきているようです。インバウンドの増加など、コロナ明けの急激な需要増に人員がついてこないことに加え、建設業や物流業に携わる方々の残業規制の猶予期間が終了した2024年問題も拍車をかけた形になっています。
古屋星斗+リクルートワークス研究所著「働き手不足1100万人の衝撃」では2040年に日本が直面する危機と希望について論じています。
日本はこのままいくと、2040年には1100万人の働き手が足りなくなり“宅配便が届かない” “救急車を呼んでも来ない” “道路や橋が未修繕のまま放置” “警察官のなり手が足りなくなる” “デイサービスに3日しか通えない”などの影響が出てくると指摘しています。
要するに『お金を払えば誰かがやってくれる』と簡単に考えないほうがいい時代が来るかもしれないという事だと思います。
これまでの人手不足は景況感や企業業績に左右されて需要の増減をベースとして労働者の過不足が決定するものでしたが、これからは労働供給制約すなわち景況感や企業業績に左右されず、労働供給量がボトルネックになる、との事。
これらを打開する対策として、著者は以下の4つの解決策を挙げています。
1, 機械化・自動化
2, ワーキッシュアウト
3, シニアの小さな活動
4, 仕事におけるムダ改革

いずれにしても人材を大切にしない会社は淘汰されていくことになりそうです。
『経営者より労働者のほうが立場が強い』そんな時代に突入したのかもしれません。

働き手不足1100万人の衝撃

落合住宅機器の歴史を辿る【平成27年度(2015年度)】

投稿者:落合智貴
アベノミクスも4年目に入りマイナス金利も実施されましたが、景気の回復を大きく実感できるには至りませんでした。横浜のマンションが傾く、いわゆる「杭打ち問題」が発覚したのもこの年です。
一方インバウンドが年間2000万人近くになり東京五輪に向けた宿泊施設の供給にも限界が見られ、民泊の法制度が検討されたり、ホテルの建設計画が進められるなど、観光立国への転換が進められたのもこの頃です。
かつて日本の高度経済成長は工業製品を輸出することで支えられていました。
しかし工場の海外移転が進む中で、日本経済を支える柱の一つが「観光」になったことを感じました。

当社は組織の在り方を一歩踏み出す年になりました。
社員の中間層が40代になり、20代の若手が成長していく中で、初めて部長・課長のポストを新設しました。
ベテランにやりがいと責任を感じられる組織。
若手にやる気と希望を感じられる組織。
そんな組織に少しでも近づけていきたいとの思いでした。

また社員の投票で会社のイメージカラーを決めました。
約3か月を費やし、投票を重ねて皆で選んだカラーが紫と黄色の組み合わせです。
色が決まったのち当社が古くから使っているロゴマークに色を付けて立体的にしたものを作成し、ホームページやトラックの後ろに使っています。
「スムーズな設備工事現場をお手伝いします」とのコーポレートメッセージと共に、皆で決めたカラーが多くの人の目に留まり、企業イメージのアップにつなげたい。
そんな思いが詰まっています。

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製販懇談会 2024.4(後半)

投稿者:落合智貴
4月22日に行なわれた東京管工機材商業協同組合の製販合同懇談会の後半のご報告です。

●キッツ
生産額は横ばいだが、単価アップによって売上高は増加。半導体工場や医薬品工場向けのステンレス鋼製品が好調。青銅・黄銅は微増。鋳鉄・鋳鍛鋼は減少傾向。ベトナムとブラジルに新工場を予定している。5月10日に東京国際フォーラムで35年ぶりの展示会を開催するのでぜひご来場いただきたい。
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KITZコンベンション

●川本製作所
陸上・水中・消火ポンプは前年比微減だが、増圧を含む自動給水ポンプは120%と好調。原材料は高止まり状態。付加価値の高いポンプの開発に努力していきたい。

●パナソニックハウジングソリューションズ
2023年度のルームエアコンは前年比96%。2024年度は99.3%を予想。業務用エアコン需要の70%はリニューアル向けとなっている。樹脂製の小便器アラウーノを発売。陶器だと38㎏だが樹脂製なので6㎏と軽量化に成功。SFAポンプを内蔵した圧送タイプのアラウーノVも発売した。

●TOTO
2023年度は住宅リモデル106%。パブリックリモデル103%。ショールームの来館数・見積数は横ばい。2024年7月に石神井ショールームがオープンする。新宿ショールームも7~8月に全面リニューアルする。8月には価格改定の予定で平均4.5%の値上げとなる。