投稿者:落合智貴
先日、警視庁組織犯罪対策部 暴力団対策課 の研修を受けました。
内容は「反社会勢力への対応等、企業における危機対応」です。
“反社会勢力“とは一般的には暴力団を指しますが、暴力団対策法の普及により最近はかなり減ってきており、暴力団風の人は街中であまり見かけなくなっています。
それに代わって最近増えてきているのが『オレオレ詐欺』などを主導している集団です。
これらは“匿名・流動型犯罪グループ“いわゆ”トクリュウ”と呼ばれ、SNSを使って闇バイトを募集し、掛け子や受け子、強盗などをやらせます。そのほかSNS型投資詐欺やロマンス詐欺などの巧妙な手口で財産を奪っていきます。
闇バイトに応募する人たちの多くは借金に追われており、犯罪に手を貸すと分かっていても参加してしまいます。一度参加すると家族に危害を加えることを恐れてやめることが出来ず、警察に捕まってホッとしたと吐露する人も多いそうです。
最近の警察の重点課題はこの“トクリュウ”の摘発だそうです。
何か困ったことがあったらすぐに警察に相談するようお話をいただきました。
最近の警察はとても親切ですので、気軽に相談するのが良いと思います。
月別: 2025年4月
落合住宅機器の歴史を辿る【平成11年度(1999年度)】
投稿者:落合智貴
平成7年の社長就任から5年目となり、会社全体の業務を大方把握できるようにはなったのですが、バブル崩壊以降の厳しい不況にはあらがえずジリジリと売上を落としていきました。
バブルのピークに売上高12.5億円に達していた当社の売り上げは平成11年度には5.0億円、翌年の平成12年度には4.1億円でやっと底を打ちます。
PHSや携帯電話を所有する人が増えてきたのはこの頃です。また、パソコンを持つ人も増えてきました。
当社でもこの頃はキーボードやマウスを触ったことがない社員が多かったですね。
この頃はパソコンの2000年問題をきっかけにシステムの変更が求められていました。
在庫管理の必要性を感じていた私は販売管理ソフトの導入を決断し、この年にはいろんな販売管理ソフト会社の説明を聞き検討をしました。その結果大塚商会の「スマイル」を導入するに至りました。
社員の士気が一番下がっていたのがこの頃かもしれません。
売上が下がり、給料も下がる・・・・
会社の将来について不安を感じ、どうなってしまうんだろうと思っていた社員が多かったと思います。
売上の減少が続き、何の対策も取られなければ会社は潰れてしまいます。
この販売管理ソフトの導入は倒産を回避する、最後のギリギリのタイミングだったと今となっては思います。
メーカーに返品できない機器商品(いわゆるデットストック)をリスト化して情報共有すること。
「お得意様懇談会」と称し、展示会のバス動員と懇親会を数年ぶりに再開したこと。
これらもこの年に始めました。
小さな対策をひとつずつ積み重ねていく。
これしか生き残る道はなかったと思います。
落合住宅機器の棚卸し
投稿者:落合智貴
3月決算の当社は、毎年3月の最終土曜日に決算棚卸をやっています。
今年も3月29日に会社を休業とし、全社員で在庫を数えました。
会社が初台にあった頃、倉庫の整理整頓ができていなかった25年位前までは、社員に加えて仕入先の方10人くらいに手伝ってもらい、土日の二日間かけて棚卸をしていました。
倉庫の整理整頓を進め、棚表を作り、実棚数だけを記載する形にしてからは土曜日の一日で完了。
さらに在庫データをプリントアウトし、理論在庫の横に空欄を設け、そこに実棚数を記入するようにしてからは、仕入先の助けを得ずに社員だけでできるようになりました。
令和元年に現在の中野区江古田に移転した際は不動在庫を大量に処分。
新たに棚番管理を始め、棚の並び順で在庫データをプリントアウトするようになってからは、社員だけで半日で棚卸が終わるようになりました。
最近の傾向は、継手などでは金属系商品の売上が減り、樹脂系商品の売上が増えていることです。
在庫の売れ筋・死に筋は少しずつ変化しています。
新たな商品の在庫を増やし、売れなくなった商品の在庫を減らしていく。
こんな取り組みを日々進めており、お客様がすぐに欲しい商品をきちんと揃えられるよう尽力しております。