トランプ2.0がスタート

投稿者:落合智貴
1月20日にアメリカ大統領にドナルド・トランプ氏が2度目の就任をしました。
アメリカは日本と違い、二大政党制が確立しており、政権交代がたびたび起こることが特徴だと思いますが、政治の形にはいろいろあります。
一つが王朝制です。かつての徳川幕府や現在の北朝鮮のように世襲により政治のトップが引き継がれます。
王朝制ではないものの独裁政治を続ける国も多いです。ロシアやシリアのように、選挙の形をとっているにも関わらず一人が長期に政治を牛耳るケースがあります。
独裁的な国家においては、軍事力を背景に国民の異論を封じる傾向があり、しばしば弾圧が行われます。
中国は一党独裁体制によって共産党内の政治力学で国のトップが決まるケースです。党内手続きは民主的かもしれませんが、国民が直接選べないというのが特徴でしょう。
民主国家においてもアメリカやフランスのような大統領制の国と、日本・イギリス・ドイツなど議院内閣制の国があります。
トランプ大統領就任式
国民が間接的に首相を選ぶ議院内閣制と、直接選挙で大統領を選ぶ大統領制はどちらが良いのでしょうか?
議院内閣制は首相の権限が制限されがちであることが、暴走を止めることにつながる反面、改革が進みにくいという面があります。
今回のアメリカ大統領選挙ではトランプ氏が当選し、次々とバイデン政権の政策をひっくり返しています。大統領制は思い切った改革ができやすいとともに、間違った方向に権力を乱用すると危険な方向に行ってしまうことも考えられます。
民主主義であっても、国民の考え方が危険であればトップも危険な人が選ばれてしまいます。
世界最大の軍事力を持ったアメリカが、世界の平和よりもアメリカの利益を優先することになった場合、どんな結果が待っているのでしょうか?