東京五輪は開催できるのか?!

投稿者:落合智貴
新型コロナウィルスの感染が広がり、世界全体が混乱に陥っています。
世界保健機関(WHO)は“パンデミック”であると表明。アメリカやスペインでは非常事態宣言が出されました。各国で渡航制限などがなされています。株価は世界的に大暴落を続けており、リーマンショック並の落ち込みになっています。プロ野球やサッカーは公式戦の延期、大相撲は無観客で行われています。
日本では7月24日にオリンピックが開会する予定です。IOCや安倍首相は今のところ開催する方向で努力することを表明していますが、アメリカのトランプ大統領は東京オリンピックを一年延期することを提案しており、このままの状態が続くと中止もしくは延期という事もやむを得ない状況となりそうです。延期となると様々な問題が出てくるでしょう。五輪出場が内定している選手の選考はまたやり直すのか?選手の皆さんはモチベーションを維持するのがとても難しいのではないかと思います。

聖火リレー
ギリシャでは無観客で採火式が行われましたが、ギリシャ内での聖火リレーは中止され、日本でのリレーがどうなるかは今のところ決まっていません。
東京五輪を開催するかどうかの最終判断は5月末になると言われています。
聖火の火が新国立競技場まで届くのか?
関係者は難しい判断が求められます。

丹羽宇一郎さん

投稿者:落合智貴
丹羽宇一郎

“問題が多いのは、懸命に生きている証だ。”

伊藤忠商事の社長・会長を務め、日本郵政取締役や民間出身初の中国大使を歴任したのが丹羽宇一郎さんです。
冒頭の言葉は、著書「仕事と心の流儀」のサブタイトルです。
丹羽さんはバブル崩壊直後に伊藤忠商事の社長となり、当時としては異例の4000億円の大規模不良債権処理を敢行しました。
歴代経営者の反対を押し切って膿を出し切り、ファミリーマートのグループ化など、次への改革を進めていきました。
丹羽さんは経済界の論客として、政府にもズバズバと本質を突いた苦言を言える数少ない人物だと思います。

「仕事と心の流儀」では以下のようなことを述べています。
●問題が多いことを喜べ。それは懸命に生きている証だ。
“自分はこうしたい”という強い気持ちがあるのに今はそうなっていないから問題だと感じる。つまり問題が多いという事は真剣に生きているということ。問題があることを喜ぶべき。
●きみはアリになれるか。トンボになれるか。人間になれるか。
入社して10年くらいはアリのように地を這い、泥にまみれてがむしゃらに目の前の仕事をこなす。40代前半位まではトンボのように複眼的・多角的な視点で物事を見るべき。40代後半から50代は自分ではなく他者を思いやる“利他の精神”をもつ人間になる時期である。
●“くれない症候群“から抜け出せ
上司が認めてくれない、同僚が協力してくれない、会社が公正に評価してくれない と思ったらそれは自分のせいではないかと頭を切り替えるべき。
●清く、正しく、美しく
“清く”は倫理観や良識を持ち法律違反をしないこと。“正しく”は社会正義に反しない、嘘をつかないということ。“美しく”は他者に対する思いやりがあり、心と行動が美しく、挨拶をきちんとすること。
●誰にだってチャンスはある。でも、勉強しないとチャンスは掴めない。
目の前に流れている情報をボーッと眺めているだけでは駄目で、日頃から関心のある情報を頭に入れ、気になることがあれば調べておくという姿勢でなければチャンスは掴めない。

お得意様の訃報

投稿者:落合智貴
今年に入ってまだ1ケ月ですが、当社の主力のお得意様の社長お二人が立て続けに亡くなりました。A社の社長は60代、B社の社長は50代と若い経営者でいらっしゃいました。
A社様は廃業、B社様は社員の方を社長に立てられて再スタートとなります。
中小企業にとって社長の存在は代わりのきかない大変大きなものです。
中小企業の経営者は傍から見るととてもラクそうに見えることもあると思いますが、様々な重圧や常に心配事を抱えながら仕事をしなければいけないことなど目に見えない苦労があるように思います。私の父も55歳で亡くなりました。
A社は廃業されましたので仕方ないのですが、B社はこれからのご苦労は大変なものと思います。
当社としても応援していきたいと思います。
社員や家族、取引先の為にも経営者は慎重に健康管理をしなければいけませんね。
残念ではありますが両社長様のご冥福を心からお祈り申し上げます。
葬儀

2020年 を占う

投稿者:落合智貴
2020年がスタートしました。令和に入って初めての年越し。西暦では10年の区切りを迎え2020年代がスタートしました。今年はなんといってもオリンピックイヤーです。
石原都知事が東京にオリンピックを誘致すると言っていたころは否定的な見方が多かったと記憶しておりますが、そんなことは忘れ、日本全体が東京で迎えるオリンピックを楽しみにしていると感じられます。終わった後にやって良かったと皆が心から思える大会になればいいですね。

オリンピックはさておき、2020年はどんな年になるのでしょうか?
年明け早々、カルロス・ゴーン氏のレバノンへの出国や、アメリカによるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の殺害などキナ臭い年明けとなりました。
日経元旦
日経新聞の元旦トップ記事は「逆境の資本主義」とのタイトルで連載が始まりました。資本主義の常識にほころびが見え始め、デジタル化によって転換期を迎えているのではないかとの提言です。産業革命以降、モノの大量生産が経済成長を牽引してきたが、デジタル化によって富の源泉は知識や情報、データに移ってしまったとの指摘です。
株主第一主義を貫いてきたアメリカでさまざまな問題が起きていることも資本主義のほころびの表れと言われています。日本のように「保護志向が強い資本主義」や、中国のように「資本主義的な社会主義」がうまく機能しているようにも感じられます。
全てが自由な資本主義では限界があるという事なのでしょうか?

その他今年を占うテーマは以下のようなものがあると思います。
・AI発達はどこまで進むのか?
・アメリカ大統領選の影響により米経済が世界経済を牽引か?
・安部首相は憲法改正の道筋をどうつけていくのか?
・次世代通信規格5Gがスタートすることにより社会がどう変わっていくのか?
・○○ペイなどキャッシュレスがとこまで浸透するか?
・働き方改革が加速する。休みを取って当たり前の常識が定着するか?
・五輪後の景気反動は本当に来るのか?

謹賀新年 2020

新春を迎え皆々様のご多幸をお祈り申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り誠に有難うございました。
昨年は会社創業以来初めての本社移転に際し、皆様にはご理解とご協力を頂き誠にありがとうございました。
江古田新社屋では品揃えの充実やご来店のし易さなど皆様によりお役に立てるよう尽力して参ります。
社員一同益々努力していく所存でございますので、本年も何卒ご指導を賜ります様宜しくお願い申し上げます。
貴社の益々のご発展をご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。

令和二年 元旦    
落合住宅機器株式会社    
代表取締役社長 落合智貴

謹賀新年

複雑な世界をどう生き抜くか?

投稿者:落合智貴
ロルフ・ドベリ著「Think clearly」を読みました。生きていると嫌なことも多いですし、自分が幸福でないと感じている人も多いのではないでしょうか。この本では複雑な世界をどう生き抜いていくかを“思考の道具箱”として52個示し、よい人生を送るために日々どう考えていけばよいかを教えてくれます。私が特に共感できた項目をご紹介します。

シンククリアリー

1、考えるより、行動しよう
文章を書くときに、アイデアは「考えているとき」ではなく「書いている最中」に浮かぶものである。長く思い悩んで「思考の飽和点」に達したらこれ以上考えても意味がない。人生において自分が何を求めているかを知るには、何かを始めてみるのが一番である。

12、本音を出しすぎないようにしよう
「オープンな人」は親密で心地よく付き合いやすいが、極端にオープンな場合は周囲に不快感を与えてしまう。自分の心の内を語っても尊敬は得られない。口にした約束を果たすからこそ尊敬される。アイゼンハワーは「二番目の人格」を作り上げた。

13、ものごとを全体的にとらえよう
特定の事について集中して考えている間はそれが人生の重要な要素のように思えても、実際にあなたが思うほど重要なことでもなんでもない。マイアミビーチに住んだり、億万長者になったりすることで幸福度がアップするとは限らない。3歳の子供が目の前のおもちゃを取り上げられて泣き叫ぶようにではなく、広角レンズを通して自分の人生を眺めよう。

16、自分の向き不向きの境目をはっきりさせよう
ウォーレン・バフェットは「能力の輪」と表現しており、大事なのはその輪の境界がどこにあるかを見極めることである。魅力的な仕事であっても「能力の輪」の範囲外の仕事だったら断るのが良い。ひとつでも素晴らしい能力があれば、欠点がいくつあろうと帳消しになる。

34、解決よりも、予防をしよう
経営破綻しかけた企業の再建はメディアにもてはやされるものである。しかしもっと高く評価されるべきは企業再生が必要な状況に陥ることを未然に防いでいるマネージャーの方である。個人においてもあなたの人生で起こりうる「大きなリスク」について集中して考える時間をもつべきである。

39、「心の引き算」をしよう
今あなたは幸せを感じているか?目を閉じて、今の状況から右手を失い、左手を失い、視力を失い、子供を事故で失うことを想像してほしい。今の状況がとても幸せに感じられるのではないか。

52、内なる成功を目指そう
アメリカのバスケットボール選手ウッデンは「成功とは、最高の自分になるために全力を尽くした後に得られる心の平和の事だ」と述べている。物質的な成功より内面の充実の方が大切である。

ラグビー ワールドカップ 2019 終幕

投稿者:落合智貴
昨日、南アフリカがイングランドに勝利して優勝し、2019年ラグビーワールドカップ日本大会が終了しました。
日本は予選リーグにおいて4戦全勝で決勝リーグに進み、惜しくも準々決勝で南アフリカに敗れましたが、大会前の予想をはるかに上回る盛り上がりになりました。

ラグビー

私が初めてラグビーに興味を持ったのは高校時代でした。
ラグビー部の顧問であった私の担任の先生の元に教育実習生として配属されたのが、当時の早稲田大学のCTB今駒憲二さんでした。気さくに話をしてくれた若い教育実習の先生がその後テレビで活躍しているのを見て感動を覚えました。
今駒さんは早稲田大の主力メンバーとして活躍し、1988年の大学選手権で優勝、東芝府中との日本選手権でも勝利し、日本一になり、その後サントリーでも活躍します。
私が大学入学後は、冬のシーズンに国立競技場や秩父宮ラグビー場に行き、母校法政大学を応援したことを覚えています。

今回のワールドカップ日本代表は30年前のラグビーとはけた違いの強いフィジカル、そして戦術においてもヘッドコーチを中心に綿密に練られた戦いをしたと思います。
今回選手のインタビューを聞いて印象に残ったことは「多くのものを犠牲にしてこの大会に臨んだ」という言葉です。大きな成果を得るためには大きな努力をしなければならない。これは仕事にも通じるものかもしれませんね。

「水」の怖さ

投稿者:落合智貴
先日の台風19号では各地に洪水など大きな被害が出ました。
千曲川や阿武隈川など、多くの河川で堤防が決壊するなど氾濫しました。
この台風で亡くなった方は福島県で30人、宮城県で16人、神奈川県で14人などと報道されています。洪水によって建物が水没したり流されたり、土砂崩れも多く発生しました。電柱が倒れることによる停電や、高層マンションなどでは電気室が水没することによる停電もありました。
温暖化の影響によって今後同規模の台風が頻発することも想定しなければならなくなりました。
今後の課題としては、避難のあり方などソフト面が一つ。ダムや貯水施設の建設や、堤防の補修などハード面の整備が二つ目となります。しかしハード面は相当の時間とお金がかかります。

【 台 風 1 9 号 に よ り 千 曲 川 が 氾 濫 】

そもそも「水」はありがたい存在で、人類の文明はメソポタミア文明やインダス文明など川の近くから発展がはじまりました。農業に水が必要なのはもちろん、生活用水を確保する意味でも川の近くが都合が良かったためと学校で習いました。
日本で上下水道が広く普及するようになったのは昭和の高度経済成長の時代です。
つい数十年前までは日本でも井戸水を使うのが当たり前でした。
当社の仕事も水道インフラの発展に寄与していると自負していますが、これだけ豊かになり、技術が発展しても風水害は防げないんですね。
電気が水に弱いというのも都市化の弱点と言えるかもしれません。
水は生活に欠かせないと共に怖さも併せ持つ存在です。
今回の台風で「水」の存在は有難いと共に怖い存在であることをあらためて感じました。

消費税がいよいよ10%へ

投稿者:落合智貴
週明け火曜日、10月1日から消費税が8%から10%に変わります。
5%から8%に上がったのが2014年の4月ですから5年半ぶりの増税となります。
今回のポイントは軽減税率の導入によって8%と10%の商品が混在することです。
持帰りの飲食料品と新聞は8%が維持されます。

企業の消費税処理はますます複雑になります。
当社は食品を販売することはほとんどないですが、経費の方では8%該当品が出てきます。
今でも課税対象経費と非課税経費の区分で間違えることが良くあります。
例えば非課税経費として挙げられるのが、給料・法定福利費・香典・ご祝儀・保険料・居住用家賃・印紙代・支払金利 などがあります。
これに加えて今後は8%と10%の区分もしなければなりません。
例えば会議に出すおやつや飲み物やお弁当、お詫びやお礼に持参する菓子折りなども8%になります。

今回の増税に関しての駆け込み需要は比較的少なかったようです。
とは言っても、先週は道路も混んでいたようですし、宅急便がいつもより遅れて届くといったことも起きているようです。駅改札の定期券売場は既に混雑が始まっています。

育児や介護に益々財源が必要な世の中になっています。
幼児教育・保育の無償化も始まります。
多くの人が健康で長く働ける社会を作っていかないと財政は益々厳しくなるでしょうね。

ソリマチ弁護士

投稿者:落合智貴
テレビ東京系列で先日まで放送していた「リーガルハート~いのちの再建弁護士」は中小企業の再建を専門とする村松謙一弁護士をモデルに作られたドラマです。
反町隆史さんが主人公を演じました。

リーガルハート
行き詰った中小企業の再建を果たすべく、バンクミーティングなどを通じて銀行など債権者を説得し、債権カットと共に再生計画を認めてもらうという、大変困難を伴う仕事です。

倒産の危機が迫ると、社会環境や取引先・従業員に原因がある、自分は悪くない、と責任を転嫁する経営者も多いと思います。
今までの自分の行動や判断の何が間違っていたのか。謙虚に反省し、再建にチャレンジする経営者もいると思います。
倒産は中小企業の経営者にとって「経営者失格」の烙印を押されるようなものですので屈辱的なことです。
そうならないために日々コツコツと努力を重ねる中小企業の経営者がたくさんいると思います。

対局を見る目、小さな気配り、大きな決断力、行動力、人を説得する力、あきらめない気持ち。
様々な能力が求められるのが経営者ですが、すべてを兼ね備えた人はめったにいないでしょう。
このドラマを通じて、会社が長く存続することが当たり前ではないことを感じてもらえればと思います。

マレーシア旅行

投稿者:落合智貴
7月23日から5日間、仕入先のご招待旅行で初めてマレーシアに行ってきました。
マレーシアはマレー半島の南部とボルネオ島の北部を領域としており、首都は今回訪問したクアラルンプールです。面積は日本の約90%。人口は約3200万人です。
1400年にマラッカ王国が成立し、1511年にポルトガルが占領。1641年にオランダが占領。1795年にイギリスが獲得。1942年には日本が占領。1963年にマレーシア国が成立しました。
宗教はイスラム教が最も多く、次いで仏教、ヒンズー教。
人種も、マレー系、中国系、インド系など多様です。
一年を通じて平均気温は30℃前後。
経済はゴム・錫(すず)・木材・天然ガスなどが盛んであるが、自動車など工業化にも力を入れています。

宮川大使
現地では、在マレーシアの日本大使である宮川眞喜雄氏の講演を聞くことができました。
【以下講演の内容を抜粋します】
マレーシアは人種や言語が多様で、ダイバーシティーは元々進んでいる。
マハティール首相の長期政権時代に「ルックイースト政策」として日本の文化や工業化を学ぶことを大きな目標とし、日本とマレーシアの人材交流も積極的に進めてきた。
クララルンプールの競馬場であった場所にマレーシアの象徴的な建物としてツインタワーを作ることを提案。
政府機関を移転するなど次々と改革を進めてきた。
マハティール首相退任後の新政権は中国寄りの政策をすすめ、ワイロなど不正が横行した。2018年に92歳のマハティールが野党から出馬し、再び首相になって現在に至る。現在のマレーシアは東南アジアにおいて一人当たり所得はシンガポールに次ぎ2位。インフラはまだ不足気味であり日本の企業の進出に大いに期待している。

ツインタワー
マラッカ海峡【高台から見たマラッカ海峡】  
マラッカ教会【マラッカの古い教会】
モスク【イスラム教のモスクがたくさんあります】
クアラルンプール【ビルの上から見たクアラルンプールの街並み】

江古田新社屋のご紹介

投稿者:落合智貴
江古田新社屋に移転して4週間が過ぎました。
人の動きやモノの動きが一気に変わったので戸惑いも多かったですが、ようやく慣れてきたところです。
細かいルール作りはこれから少しずつやっていかなければならないですが、ひとまず通常業務は出来るようになりました。今日は社屋の中身を少しだけご紹介したいと思います。

会社前面です。今まで屋外にあったパイプ棚を屋内のシャッター内に設置しました。
鉄管などパイプ類の錆びや汚れを防ぐことができます。
商品の搬入・搬出が屋根の下で行えるので、雨に濡れずに済むことは大きなメリットです。
ご来店用の駐車場も、初台の旧本社より広く、停めやすくなりました。
2F倉庫への搬入は簡易リフトを使います。
商談コーナーを2テーブルご用意しました。

2Fの管材倉庫は約100坪。6300アイテムの在庫点数は今後さらに増やすことができます。
明るくて、商品を探しやすい。空調が効いて快適に作業ができると好評です。
お客様がご来店されたときに、必要なものがほとんど揃うお店にしていきたいと思っています。
「都内随一の品揃え」とご評価いただけるように努力していきます。

江古田新社屋 内覧会を開催!

投稿者:落合智貴
本社移転の検討を始めて約5年。
数えきれないくらいの不動産を見て回りました。

お客様にとって便利な管材屋にするために。
社員にとって快適な職場にするために。
最適な立地と最適な広さ、車の出し入れのしやすさ、手の届くお値段・・・
そういった条件を満たす物件が見つからず焦った時期が続きました。

しかし、ようやく中野区江古田に最適な物件を見つけ、
社員みんなで理想の間取りを議論し、
新社屋の完成にこぎつけました。

6月24日(月)に行った、江古田新社屋内覧会には100名を超えるお客様・仕入先様・金融機関の皆様にお越しいただきました。

引っ越しの段取りも目途がつき、明日はいよいよ新社屋オープン。
落合住宅機器の新たな歴史が始まります!!

内覧会

新社屋オープンまで 間もなくです!

投稿者:落合智貴
中野区江古田への移転に向けて2月より改修工事を進めてまいりましたが、ようやく工事が完成いたしました。
現在、渋谷区本町の現社屋から在庫商品の移設作業を行っています。
数日前には会社のカンバンを取り付けました。

明日(6月24日)は江古田新社屋の内覧会です。
初めてのお披露目となりますのでお時間ある方はお出かけください。
引っ越しまであと一週間。
いよいよです!!

新社屋住所:東京都中野区江古田4-23-15(西武新宿線沼袋駅 徒歩12分)

キャッシュレス社会の到来?!

投稿者:落合智貴
今年の10月から消費税が8%から10%に上がります。
軽減税率への対応など、企業側の対策が求められています。
駆け込み需要とその反動を避けるために政府は様々な対策を打っています。
その一つがキャッシュレス決済によるポイント還元です。

5月27日、日経新聞主催の「キャッシュレスが導く店舗と地域の活性化」と題したフォーラムが行われました。
経済産業省の大臣政務官の挨拶の中で、日本はキャッシュレス比率が低いとの説明がありました。
トップの韓国では約96%がキャッシュレス決済。主な先進国ではおおむね40%前後であるのに対し、日本は約20%にとどまっているとのことです。これを今後5~10年の間に40%まで高めていくのが政府の目標だそうです。
現金流通には、レジ締め・ATMへの現金供給や回収など様々な管理コストに社会全体で1.6兆円がかかっています。これをクレジットカードやICカード、スマホ決済などに移行することが求められています。

インバウンドを増やすことが政府の目標となっていますが、世界的に進んでいるキャッシュレスをすすめないと外国人観光客が買い物で不便を感じることになります。地方の商店街などでキャッシュレス決済を推進し、外国人観光客を呼び込むなどの活性化策が考えられます。
J-Coin Payは個人間の送金もスマホで行えるそうです。
時代がどんどん進んでいるのを感じたフォーラムでした。

令和になって・・・

投稿者:落合智貴
平成から令和に改元されて12日が経ちましたね。
事務処理では元号を間違えてしまう方も多いのではないでしょうか?
小切手や手形の日付は平成と印刷されているので、平成31年のままでも、二重線で訂正して令和に書き直しても良いそうで、訂正印がなくても認めてもらえるようです。

さて、令和はどんな時代になるのでしょうか?
 人口が減ってくる
 労働時間が減ってくる
 外国人観光客が増える
 外国人がたくさん移住してくる
 機械が外国語を翻訳してくれる
 ドローンが荷物を運ぶようになる
 スマホが分からないことを教えてくれる
 人の行動が位置情報や監視カメラでほとんど把握されてしまう
 ロボットが悩みを聞いてくれる
 ロボットが最適な行動を教えてくれる

平成の30年はIT化の30年であったと言えると思います。
令和の時代はAI(人工知能)化の時代であったと、後世から評されるのかもしれません。
あらゆる製品開発はAIを意識したものになってくるでしょう。
人間は“判断”までも機械にゆだねるようになるのか?
30年後の世の中はどうなっているのでしょうか。

平成 から 令和 へ

投稿者:落合智貴
4月1日に菅官房長官から次の元号が「令和」であることが発表されました。
世論はおおむね好意的に受け止め、5月1日の改元に向けて昂揚感が感じられます。
この半年~1年の間は“平成最後の”が枕詞となり、平成の30年間を振り返る特集などが新聞やテレビや書籍などで多く見られました。

保阪正康著「平成史(平凡社)」では平成の30年がどのような意味を持っていたのかを論じています。
平成の今上天皇は、昭和の戦争観を強く意識し、戦争への強い不信の念を持っている。昭和を因とし、平成を果とした様々な光景が生み出されている。また、平成の時代は「災害史観」という語が特徴的であり、阪神淡路大震災や東日本大震災を経て日本人が改めて災害という恐怖と向き合うことになったと述べています。

その他本文のなかでは以下のように平成の特徴を論じています。
・平成の始まりは米ソ冷戦の終結という転換点と重なる。
・自民党の1955年体制が崩壊し、非自民政権が誕生した。平成の政治を劣化させたのは小選挙区制の導入によるところが大きい。
・平成の今上天皇・皇后は“戦争”と“災害”に常に寄り添い続けた。
・自社さ連立政権の本格始動・阪神淡路大震災・オウム事件・Windows95の発売があった平成7年が昭和と平成の本当の転換点である。
・<戦後>という概念が死んでしまった。戦後民主主義を支えてきた人命尊重や人権尊重という価値観や倫理観が崩れてしまった。
・インターネットの時代になり情報の“送り手”と“受け手”の区別が無くなったと共に、質が低下した情報が大量にまかれるようになった。

これからは平成を因とし、令和を果とする因果が新たに生まれてくるのでしょう。
我々は平成の教訓を令和の時代にどう生かしていくべきか。
良い時代を作り、歴史を刻んでいくのは、今を生きる私たちの役目だと思います。

サ ク ラ サ ク

投稿者:落合智貴
今年の桜開花は早かったですね。
会社の前の公園でも先日開花しました。
昨日、決算棚卸も終わり、今年度も今日で終わり。
明日はいよいよ新元号の発表ですね。

当社の懸案だった、社屋移転の問題もようやく方向性が見えてきました。
5月のゴールデンウィーク明けには正式に発表できると思います。

新しい時代の幕開けと共に落合住宅機器も心機一転です。

イチロー選手の引退

投稿者:落合智貴
大リーグ・マリナーズのイチロー選手が3月21日に引退を発表しました。
イチローは大リーグの選手からも最も尊敬される、世界一の野球選手と言っても良いのではないでしょうか。
日本人の野球選手がこのような評価を受けるのは、野茂選手やイチロー選手が大リーグに行かなければありえなかったことだと思います。

イチロー

引退会見ではイチローらしいコメントが随所にありました。

今年のキャンプで結果が残せず、引退を決断することに後悔や思い残したことはないか?との質問に対し、
「(東京ドームのファンの声援に対し)今日の球場の出来事、あんなものを見せられたら後悔などあろうはずがありません。もちろん、もっと出来たことはあると思いますけど、結果を残すために自分なりに重ねてきたこと、他人より頑張ったということはとても言えないですけど、自分なりに頑張ってきたとははっきりと言えるので。これを重ねてきて、重ねることでしか後悔を生まないということは出来ないのではないかなと思います。」
と答えました。

我々は、人と比べて勝ってる負けてると自分を慰めることが多いです。
うまくいかないと人のせいにしたくなることも多いです。
しかし大事なことは、”人と比べてどうではなく、自分なりの納得のいく努力を少しずつ、少しずつ重ねていくことである” とイチローは教えてくれている気がします。

あなたは自分なりに頑張っていますか?

年次有給休暇の計画的付与制度

投稿者:落合智貴
働き方改革が叫ばれるようになって久しいですが、現場レベルでも具体的な対応を取らなければならないケースが出てきました。
その一つが「年次有給休暇の計画的付与制度」です。
年次有給休暇の計画的付与制度とは、年次有給休暇の付与日数のうち5日を除いた残りの日数について、計画的に休暇取得日を割り振ることができる制度です。この制度を導入している企業は、導入していない企業よりも年次有給休暇の平均取得率が8.5ポイント(平成28年)高くなっているそうです。
労働基準法が改正され2019 (平成 31 )年4月 から、全ての企業において、年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して、年次有給休暇の日数のうち年5日については、使用者が時季を指定して取得させることが必要となりました。
社員を休ませるには仕事の属人化を防ぐなど、役割分担の見直しも必要です。
人手不足の昨今、休みが取りづらい職場は採用も難しくなるでしょう。
人に対する問題は重要な経営課題であるとの認識がより必要になってくることを実感します。
(厚生労働省ホームページ)

学生起業家 タイミー社長 の講演会

投稿者:落合智貴
物流コンサルタントの「イーロジット」という会社があります。
当社はこの会社のクラブ会員になっており、定期的な勉強会やセミナーなどに参加しています。
2月5日の新春セミナーではイーロジットの角井代表の講演とメガネスーパーの星﨑社長の講演も行われました。星﨑社長はポジティブなマインドや目標に対する執念などが大事であると説明しましたが、とてもパワーを感じました。

タイミー
第二部では立教大学の学生起業家であるタイミーの小川社長(21歳)が角井代表と対談しました。
タイミー」は “働きたい時間”と”人手が足りない時間”をマッチングします というのがコンセプトのサイトです。
人手不足と言われていますが、学生などは、シフトに入れないなど余った時間を有効に活用できていないケースが多いそうです。
企業側としては、面接に費用や時間をかけて採用するのではなく、必要な時間だけ働いてほしいというニーズがあるようです。
インターンシップの様に職場体験の意味で活用するのも両者にとってメリットになりそうです。
ウーバーやエアビーアンドビーなど車や宿泊などでマッチングするサイトの活用が世界的に増えてきていますが、「労働」も含めたあらゆるものがマッチングの対象としてビジネスになるということを実感した講演会でした。

常勝チーム の 作り方

投稿者:落合智貴
今年のお正月の学生スポーツは波乱が続きました。
1月2日の全国大学ラグビー選手権準決勝で、9連覇中だった帝京大学が天理大学に敗れました。
また、箱根駅伝では4連覇中であった青山学院大学が往路で6位となり、復路では追い上げたものの総合2位に終わりました。
帝京大ラグビー部の岩出雅之監督も青学大駅伝の原晋監督も常勝チームをどうやって作り上げていったのかを著書で記しています。

帝京ラグビーの岩出監督は「常勝集団のプリンシプル(日経BP社)」のなかで、昔ながらの軍隊的な体育会の精神論を見直すことから始めたことを説明しています。
心理的手法・科学的手法を用いて組織構造を変革し、自律型成長組織を作っていきました。
特に印象的なのは掃除や雑用は1年生ではなく4年生の仕事であるというところです。何をすればよいのかわからない1年生には余分な精神的・肉体的負担を与えず、また上級生は下級生の模範となるような行動を取ろうとします。自分たちが上級生に受けた恩を後輩に返してあげる。こういう雰囲気で下級生は上級生に対し、あこがれやリスペクトの気持ちを持つようになると共に、社会人として必要な精神も得ていきます。
帝京・青学
一方青学大駅伝の原晋監督は“権限移譲“と“目標管理“に重点を置いています。
一般的に学生スポーツの監督は、学生時代・社会人でスター選手だった人がそのまま監督に就任するケースが多いようです。しかし原監督は営業マンとしての社会人経験を持ち、従来のスポーツ業界の発想にはない感覚を持ち込みました。
「フツーの会社員だった僕が青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉(アスコム)」ではチームをつくる4つのステージがあると述べています。
1、命令型 2、指示型 3、投げかけ型 4、サポーター型
その組織のレベルが今どこにあるかによって接し方が違うということです。
青学駅伝チームには各学年に学年長がいて、監督やコーチの意向を学生に伝える役割があります。監督は出来るだけ答えを出さずに学生が考えるのを待つようにしています。考える集団をつくるには待つことが大事であると述べています。

帝京大の岩出監督も青学大の原監督も、共通するのは、上からの指示で動くのではなく、自らが考えることができる組織づくり。学生が「人として成長する」ことに重点を置いていることです。監督自身の名誉やお金のためではなく、学生の人間成長を一番に考えるからこそ学生もモチベーションを保ち頑張り続けられるのだろうと思います。

謹賀新年 2019

新春を迎え皆々様のご多幸をお祈り申し上げます
旧年中は格別のご厚情を賜り誠に有難うございました
東京五輪を翌年に控え、建設業界は需要の高まりと共に人手不足問題も顕在化しております。
今年は五月に改元も予定されており、新たな時代への飛躍を皆様と共に遂げたいと思います。
社員一同益々努力していく所存でございますので、本年も何卒ご指導を賜ります様宜しくお願い申し上げます
貴社の益々のご発展をご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます

平成31年 元旦 
落合住宅機器株式会社
代表取締役社長 落合智貴

オペラシティ

カルロス・ゴーン元会長の逮捕

投稿者:落合智貴
日産自動車、ルノー、三菱自動車の会長を務めていたカルロス・ゴーン氏が最初に逮捕されたのが11月19日でした。役員報酬の虚偽記載が最初の容疑でしたが、その後個人の損失の穴埋めに会社のお金を使ったとか、親族に対する過大な報酬など、逮捕は3度に及び拘束がいまだに続いています。
カルロス・ゴーン氏といえば経費の徹底削減や系列の解体、クロスファンクショナルチームの活用による社内の活性化など、沈みかけていた日産自動車を救ったヒーローとして日本の多くの経営者から尊敬されていました。
今回の事件の真偽につきましては捜査中ですのでわかりませんが、晩節を汚すことになった今回の逮捕は残念なことだと思います。
権力が長期化すると組織が腐敗するのは歴史が証明している通りです。
今回の騒動も他人事とせず、他山の石として戒めていかなければならないと思います。

ゴーン

都立職業能力開発センターにて特別講座

投稿者:落合智貴
足立区綾瀬にあります都立城東職業能力開発センターの建築設備施工科で配管材料の授業を受け持つようになって3年くらいになります。
生徒さんは6か月の訓練を受けてそれぞれ就職していきます。
入校から3か月目くらいに配管材料の授業をやることで、実習で使っている材料以外に様々な配管材料があることを体感してもらっています。
12月12日(水)の特別講座ではリケン、ベンカン、セキスイの3社にご協力を頂きました。

【筆者による配管材料概論の講義】
配管概論
【リケンによる鋼管継手の説明】
リケン
【ベンカンによるステンレス継手の説明】
ベンカン
【セキスイによる樹脂配管材の説明】
セキスイ

東京不動産大暴落??

投稿者:落合智貴
バブル崩壊やリーマンショックを経て土地の価格は長く低迷が続いていましたが、2012年の第二次安倍政権発足以来、地価の上昇が続き現在は高止まりしている状態です。
原因は「黒田バズーカ」と言われる日銀の大規模な金融緩和によって、史上まれにみる低金利になったことです。

榊淳司著「2025年東京不動産大暴落」では今後の不動産価格の下落を予想しています。
著者は今回の不動産価格の上昇は「局地バブル」であると名付けています。
東京の山手線内やその周辺、オリンピック会場となる湾岸エリア、武蔵小杉や横浜みなとみらい。首都圏以外では京都市の御所周辺と洛北エリア、大阪市の梅田周辺。それら限定的な場所だけが急激に価格が上昇しており、日本全体の地価が上がっているわけではないというのが著者の見方です。

今後東京の不動産価格が暴落すると考えている根拠は次のようなことが予想されているからです。
 2020年 東京オリンピックの終了
 2021年 団塊ジュニア世代が50歳代に突入
 2022年 生産緑地法の期限が切れる
 2023年 空き家率が21%を突破、1404万戸へ
 2025年 東京都人口減少の開始、高齢者3600万人へ

最近でもスルガ銀行の不正融資問題の影響で、金融機関の個人投資向け不動産融資に関してはかなりブレーキがかかっているようです。
不動産の売却を考えている方にとっては今が最後のタイミングかもしれません。

創業者 落合義作 没後20年

投稿者:落合智貴
10月19日は私の祖父で落合住宅機器の創業者 落合義作の命日でした。
亡くなったのが平成10年(1998年)でしたので、今年でちょうど20年になります。
85歳で亡くなりましたので、今生きていれば105歳になります。

初代 落合義作は鉛管の販売からスタートし戦後の経済発展と共に会社を成長させていきました。
当時の社名は「落合鉛工㈱」。
時代の流れと共に鉛管・ビニール管・鉄管・水栓金具と販売商材を増やしていきました。

二代目 落合隆博が入社する前の年、昭和45年(1970年)に社名を「落合住宅機器㈱」に変更。
この頃には松下電器産業の代理店としての地位を活用し、エアコン・バス・キッチンなど住宅機器の販売に力を入れてきました。

三代目に筆者が就任したのは平成7年(1995年)です。
この頃から世の中はコンピューター化が進み、現在の当社は在庫管理やネット通販などでITを活用した経営を進めております。販売商品も住宅機器だけでなく、配管材料のきめ細かい在庫アイテムを強みにする会社に変わってきました。

創業者が亡くなった平成10年はバブル崩壊が深刻化し、企業倒産が非常に多かった頃です。
当時会長であった創業者が亡くなり、名実ともに社長として最終決定をしなければならなくなった当時は大きなプレッシャーを感じていました。
あれから20年。経営者として独り立ちして”成人式”を迎えることができました。

【昭和47年頃 左が落合義作 中央は筆者 右は母】
昭和47年頃

22年ぶりの税務調査

投稿者:落合智貴
先日、渋谷税務署による税務調査がありました。
当社が税務調査を受けるのは平成8年以来なんと22年ぶりでした。
バブル崩壊以降厳しい時代が長く続いていましたが、当社の業績もずっと苦しく、税金を納めるほどの利益を上げていなかったというのが実態です。

税務調査では仕入・在庫・売上の整合性を厳しくチェックされました。
当社は3月決算ですが、3月末に仕入れた商品が3月中に売り上げが上がらなかった場合、それがきちんと在庫としてカウントされているか、というのが最大のチェックポイントでした。

税務調査
その他に、経費の中に不適切なものが無いか?
社員の給料台帳を見て、不審な点はないか?
こんなところを調査されました。

幸いなことにきちんと処理されているということで“お咎めなし”でした。
今世の中では公明正大さが重視されるようになっています。
税務調査で修正申告がなかったのは、とてもうれしい出来事でした。

自然災害に備えよ!

投稿者:落合智貴
今年は台風や豪雨などの風水害と大きな地震など自然災害が多発しました。

関空
9月4日の台風では関西空港の滑走路が冠水し、タンカーが連絡橋に衝突し空港利用客の約3000人が孤立状態になりました。市街地でも突風で屋根が飛ばされたり、トラックが倒れたり、建築現場の足場が崩れたりと、すさまじい映像がニュースで報道されていました。

9月6日の北海道胆振東部地震は震度7を記録し、土砂崩れによる家屋の倒壊が多く発生しました。火力発電所が停止し、北海道全域で停電が起きるというのも大きな衝撃でした。

  【地震の9日前 8月28日の支笏湖】
支笏湖

先週、鉄管継手メーカーのリケンさんの会で震源地に近い支笏湖や苫小牧に行ったばかりでした。
その際に利用した新千歳空港も地震の直後は大混乱だったようです。

気象庁の観測史上震度7は今回の北海道で6回目だそうです。

1995年(平成7年)1月17日 阪神淡路大震災
2004年(平成16年)10月23日 新潟県中越地震
2011年(平成23年)3月11日 東日本大震災
2016年(平成28年)4月14日 熊本地震(1回目)
2016年(平成28年)4月16日 熊本地震(2回目)
2018年(平成30年)9月6日 北海道胆振東部地震

災害はいつ誰に起きてもおかしくない。
これらを教訓に備えをしなければならないと思います。

新時代の組織論!? ~ティール組織~

投稿者:落合智貴
英治出版の「ティール組織(フレデリック・ラルー著)」は500ページを超える超大作です。
お値段も税別2,500円と、覚悟を決めないと買えない重みでした。

ティール組織
この著書によると、人類の組織パラダイムの発展段階としては以下のような経緯をたどっています。
 衝動型(レッド)  *マフィア・ギャングなどに見られる組織
 順応型(アンバー) *教会や軍隊に見られる組織
 達成型(オレンジ) *グローバル企業などにみられる組織
 多元型(グリーン) *自社を家族に例えるような組織
現代の資本主義社会においては達成型(オレンジ)パラダイムを重んじている組織が多いです。組織は階層的で、上意下達の目標設定がなされ、売上や利益といった数字で評価されるパラダイムがこの達成型(オレンジ)です。

新時代の組織として今回取り上げているのが「進化型(ティール)」です。
既存組織モデルを打破し、進化型(ティール)に移行するには3つの特徴(本書では突破口“ブレイクスルー”と呼んでいます)が必要です。
・自主経営(セルフ・マネジメント):階層やコンセンサスに頼ることなく、同僚との関係性のなかで動くシステム。
・全体性(ホールネス):だれもが本来の自分で職場に来ることができ、同僚・組織・社会との一体感をもてるような風土や慣行がある。
・存在目的:組織自体が何のために存在し、将来どの方向に向かうのかを常に追求しつづける姿勢を持つ。

簡単に言うと、組織の存在目的はあるが、戦略はすべて現場にゆだねられるということです。現場に近いスタッフが10~12人前後のグループを作り、助言者や関係者に意見を聞きながら自分たちのやり方を決めていきます。
組織の階層(ヒエラルキー)はなくなり、組織の方向性はトップダウンではなく、現場が自律的に決めていくということになります。

最近の社会は公平性や納得感がとても重要視されています。
権力の源泉が「情報」であった過去の時代から、ネットで「情報」が拡散していく現在の社会への移行が、組織の在り方をも変えてしまいました。
組織が大きくなりすぎてトップの指示が迷走するケースもよく見かけます。
ティール組織の考えを採用するには、組織のトップが自分の権力を手放す決断が必要になります。
しかし、ティール組織が世の中に増えてくれば社会は大きく変わります。
この本は社会を変え、歴史に残る著書になるのではないでしょうか。