製販懇談会 2024.4(前半)

投稿者:落合智貴
東京管工機材商業協同組合の恒例の製販合同懇談会が4月22日に明治記念館で開催されました。前半4社の各メーカー様の発表をご報告させていただきます。

●日本製鉄
労働力不足については、建設業界においての職人不足が顕著で、需要があっても労働力以上の仕事はこなせず、総量は一定とならざるを得ない。建築床面積は30年で半減した。カーボンニュートラルについては第三者機関がCO2排出量を測定する「エコリーフ」というものが利用されている。

●シーケー金属
シール付継手が公共工事の消火配管で使えるようになった。ハウジング継手の需要は2012年の2.6倍に増えている。半導体工場の需要に期待される。

●積水化学工業
塩ビ管出荷量は2012年から減少している。1990年代と比べると40%程度。ポリエチレン管などへ管種が移行している影響が大きい。ナフサの価格は、イラン・イスラエルの紛争いかんで上がるリスクが出てきた。

●フネンアクロス
運送費・人件費・物流費などが上昇している。今のところ価格改定の予定はないが、先行きはわからない。フネンアクロスの令和6年度売上げは前年比110%。FVキャップの品薄でご迷惑をかけている。2025年までは改修工事を中心に好況が予想される。

製販懇談会2024.4