落合住宅機器の歴史を辿る【平成27年度(2015年度)】

投稿者:落合智貴
アベノミクスも4年目に入りマイナス金利も実施されましたが、景気の回復を大きく実感できるには至りませんでした。横浜のマンションが傾く、いわゆる「杭打ち問題」が発覚したのもこの年です。
一方インバウンドが年間2000万人近くになり東京五輪に向けた宿泊施設の供給にも限界が見られ、民泊の法制度が検討されたり、ホテルの建設計画が進められるなど、観光立国への転換が進められたのもこの頃です。
かつて日本の高度経済成長は工業製品を輸出することで支えられていました。
しかし工場の海外移転が進む中で、日本経済を支える柱の一つが「観光」になったことを感じました。

当社は組織の在り方を一歩踏み出す年になりました。
社員の中間層が40代になり、20代の若手が成長していく中で、初めて部長・課長のポストを新設しました。
ベテランにやりがいと責任を感じられる組織。
若手にやる気と希望を感じられる組織。
そんな組織に少しでも近づけていきたいとの思いでした。

また社員の投票で会社のイメージカラーを決めました。
約3か月を費やし、投票を重ねて皆で選んだカラーが紫と黄色の組み合わせです。
色が決まったのち当社が古くから使っているロゴマークに色を付けて立体的にしたものを作成し、ホームページやトラックの後ろに使っています。
「スムーズな設備工事現場をお手伝いします」とのコーポレートメッセージと共に、皆で決めたカラーが多くの人の目に留まり、企業イメージのアップにつなげたい。
そんな思いが詰まっています。

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製販懇談会 2024.4(後半)

投稿者:落合智貴
4月22日に行なわれた東京管工機材商業協同組合の製販合同懇談会の後半のご報告です。

●キッツ
生産額は横ばいだが、単価アップによって売上高は増加。半導体工場や医薬品工場向けのステンレス鋼製品が好調。青銅・黄銅は微増。鋳鉄・鋳鍛鋼は減少傾向。ベトナムとブラジルに新工場を予定している。5月10日に東京国際フォーラムで35年ぶりの展示会を開催するのでぜひご来場いただきたい。
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KITZコンベンション

●川本製作所
陸上・水中・消火ポンプは前年比微減だが、増圧を含む自動給水ポンプは120%と好調。原材料は高止まり状態。付加価値の高いポンプの開発に努力していきたい。

●パナソニックハウジングソリューションズ
2023年度のルームエアコンは前年比96%。2024年度は99.3%を予想。業務用エアコン需要の70%はリニューアル向けとなっている。樹脂製の小便器アラウーノを発売。陶器だと38㎏だが樹脂製なので6㎏と軽量化に成功。SFAポンプを内蔵した圧送タイプのアラウーノVも発売した。

●TOTO
2023年度は住宅リモデル106%。パブリックリモデル103%。ショールームの来館数・見積数は横ばい。2024年7月に石神井ショールームがオープンする。新宿ショールームも7~8月に全面リニューアルする。8月には価格改定の予定で平均4.5%の値上げとなる。