落合住宅機器の歴史を辿る【令和3年度(2021年度)】

投稿者:落合智貴
コロナ禍となって2年目のこの年は10月~1月中旬を除くほとんどが”緊急事態宣言”もしくは”まん延防止等重点措置”期間となり、マスク着用が日常となる日々が続きました。2020東京オリンピック・パラリンピックは1年延期により実施されたものの無観客という異例の開催となり、当初期待していたインバウンドによる経済効果は得られず、むしろコロナ対策でコストがかかる大会になってしまいました。

令和3年3月にはルネサス茨城県の半導体工場の火災があり、三菱電機の空調機がほとんど製造できない状況に。コロナ禍の影響としては、アメリカでコンテナ船の滞留があったほか、ベトナムのロックダウンによってワイヤーハーネスが供給不足になるなどウォシュレットや給湯器などの製造に大きな遅れ。また2月24日にはロシアのウクライナへの軍事侵攻。多くの商品でサプライチェーンの寸断が相次いだ年となりました。
世界的なサプライチェーンの混乱は資材価格にも大きく影響し、鉄・塩ビ・銅などは一年のうちに2~3回の値上げを行い、配管材料などは年間を通じて20~50%程度の価格高騰となります。
サプライチェーンの混乱の影響で会社の売上は前年を大きく下回ったものの、在庫評価益のおかげで売上総利益はほぼ前年並み。しかしコロナ関連の助成金が前年より少なくなったため、最終利益は赤字に転落しました。

【コロナ対策のため、創立70周年祝賀会はマスク着用で開催しました】
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2月19日には会社創立70周年を迎え、明治記念館にて社員・仕入先様など54名の参加により祝賀会を開催しました。
“まん延防止等重点措置”の期間中だったため、マスク着用・お食事なし・スピーチのみという異例の祝賀会となりました。私から「落合住宅機器70年の歴史」を写真をお見せしながら説明した他、橋本総業㈱橋本政昭社長、㈱アペイド小川堅介社長、古川肇税理士、ユアサ商事㈱田中謙一専務にご祝辞を賜りました。