マイナンバー制度

投稿者:落合智貴
今年の10月に、日本に住民票を有する全ての人に12桁のマイナンバーが通知されます。
これによって企業はどんな対策を取らなくてはならないのでしょうか?
先日マイナンバーに関する説明会に行ってきました。
今回のマイナンバー制度において、企業にとって最も大事なことは、情報漏洩への対策だそうです。
情報漏洩などには懲役や罰金になる場合もあるとのことですので厳しいですね。
デジタル情報の厳格な管理や、紙(ペーパー)の保管や廃棄など、かなりきちんとやる必要があります。

企業は給与計算の際には様々な役所へ書類を提出しています。
所得税は税務署、住民税は市区町村、雇用保険はハローワーク、健康保険は健保組合、厚生年金は日本年金機構・・・。
数多くの提出物がありますが、今後はそれらにマイナンバーを記入しなければなりません。
当社でも先日マイナンバー対応の給与計算ソフトにバージョンアップしました。
源泉徴収票の用紙も従来よりも大きくなるそうですね。来年から少々手間がかかりそうです。

そもそもマイナンバー制度導入の目的は何でしょうか? 国の発表によると、
①公平・公正な社会の実現 
②行政の効率化 
③国民の利便性の向上    が大きな目的だそうです。
「色々な役所に書類を取りに行かなければならない」という煩わしさが軽減できるのならば、国民にとってメリットが有るということでしょうか。

               

鉄継手・ステンレス継手類の値上げ

投稿者:落合智貴
デフレからインフレへ変えていこうというのが政府の方針ですが、実際に設備関連の商品も今春値上げをする製品が多くなってきました。特に目立つのは鉄・ステンレス関係の製品です。
鉄継手では白・黒・コート・コア入・MD・VF などほぼ全部の商品が定価の値上げが行われます。
ステンレス製品もネジ込継手・EGジョイントなどが値上げになります。お客様にはご迷惑をお掛けしますが、ご理解の程お願い申し上げます。
              
これらは円安の影響が一番の要因の様です。輸入の原料の値上げになります。そもそも継手関係は中国や東南アジアなど海外で製造しているものが多いので、円安の影響が大きいということです。
原油安は値下げ要因になると思いますが今の所影響は感じられません。
これからどのように影響が出てくるか注視していきたいと思います。

ここの所、金属管から樹脂管への移行が進んできています。
架橋ポリエチレンやポリブデンが普及したのもこの十数年くらいでしょうか。
電気融着のセキスイのエスロハイパーの様な配管材の普及もかなり進んできました。
今回の金属管類の値上げが樹脂管化をさらに促進する要因になるかもしれませんね。

国立競技場の解体

投稿者:落合智貴
先日国立競技場の近くを通りかかりましたら報道されている通り解体工事が始められていました。
以前、何度か国立競技場内を走るリレーマラソンにも参加したことがありました。
友人や家族とチームを組んで走るのが楽しかった思い出があります。
国立競技場のスポーツ観戦で最も印象に残っているのが1992年度のラグビー大学選手権の決勝戦です。大学3年の冬、母校の法政大が早稲田大を破り優勝したのですが、終了間際の逆転トライの瞬間は鳥肌が立つ程の感動でした。

国立競技場は日本の戦後高度経済成長の象徴の一つと言えるでしょう。
1964年(昭和39年)の東京オリンピックは日本の歴史に残るイベントでした。
来る2020年(平成32年)の東京オリンピックに向けて、これから準備が加速していきます。
建設需要も好調に推移していくと思われます。
オリンピックは「参加することに意義がある」なんて昔よく言っていました。
我々は仕事を通じて、オリンピックを軸とした日本のインフラ整備に「参加」することができます。
すばらしい大会になることを祈念しております。

ダイキン空調技術訓練校 第四回交流会

投稿者:落合智貴
茨城県つくば市にありますダイキン工業の研修所では空調機の技術を修得するための訓練校があります。
私は平成14年にこのダイキン空調技術訓練校で2.5ヶ月間空調機の据付訓練を受けました(当時は埼玉県草加市)。もう13年程前の話です。
その卒業生のOB会「ダイキン空調技術訓練校交流会」が2月28日(土)につくば研修所内で開催されました。
二年に一度開催されており、今回で4回目になります。

冒頭にダイキン販社の社長さまが挨拶をされ、今年の機器販売は前年並みだが、人手不足の影響で工事込みの受注は前年比130%であるとの話がありました。
その後、講演会として元消防庁でホテルニュージャパン火災の際に活躍された、高野甲子雄さまのお話を聞きました。

ダイキン空調技術訓練校は当社では私を除き、3名の工事部社員が入校しお世話になりました。
せっかく素晴らしい研修施設があるのに、訓練生を集めるのはいつも苦労されているようです。少人数でみっちりと教育して頂ける研修所ですので、多くの空調工事業者さまに活用してほしいと思います。
人手不足の昨今ですが、新入社員から一人前の職人・現場代理人を育てる仕組みをきちんと持っている会社が少ないということではないでしょうか?これからの時代、優秀な技術者をいかに多く育成できるか。それが生き残りの方法であると思います。

若年者正社員チャレンジ事業

投稿者:落合智貴
最近の景気好転で飲食業界や運送業界、看護・介護業界など多くの業界が人手不足に悩んでいる様です。
建設業界でも職人が足りないといった声をよく聞くようになりました。
実際有効求人倍率が1.15倍を超え、失業率が下がってきているのが現状です。
そうは言っても、仕事を探す求職者の方々は日々不安な気持ちを抱えながら仕事を探しておられると思います。

昨年あるきっかけで「若年者正社員チャレンジ事業」という東京都の制度を知りました。
29歳以下で正社員の経験がない方(いわゆるニート、フリーター等が中心になるかと思います)への対策として、職場体験を積ませ、正社員への就職へとつなげていこうという制度です。一日6~8時間程度の職場体験を15~20日間ほどの期間で実施します。

求職者の方々は日当として一日5,000円の奨励金をもらいながら働きます。
企業側は賃金を払わなくて良いのに加え、一日6,000円の受け入れ準備金を頂けます。
そしてもし正社員として雇用し、6ヶ月間辞めずに勤め上げたら15万円の採用奨励金が頂けるのです。
例えば3人の職場体験者を20日受け入れ、一人を採用して6ヶ月経てば合計51万円が頂けることになります。

職場体験を受け入れる際は求職者を選考して選べないというのが難点ではありますが、20日の仕事ぶりを見たうえで採否を決められるので、リスクの少ない採用方法では有ると思います。
実際当社では二人の職場体験者を受け入れて、まもなく修了する予定です。
今の20代の若者はリーマンショックで不利な就職活動を強いられ、能力があるのに正社員になれなかった人たちも多くいるように感じます。
人手不足でお困りの企業の方は一度ご検討してみてはいかがでしょうか?

テラル MC5展示ルーム オープン

投稿者:落合智貴
本日、テラルさんの展示ルームがオープンしましたので見学してきました。
場所は東京:大江戸線 飯田橋駅 徒歩1分(テラル東京支店のすぐそば)です。
ポンプメーカーさんがショールームに類するものを開設するのは私の知る限りではでは初めてです。
ただ今回は2月23日~7月15日の期間限定だそうです。
1995年の東京都における増圧直結給水ポンプの発売以来のテラル歴代増圧ポンプを展示していました。
重量・大きさ・省エネ性が年を追うごとに良くなっていく様子が分かりやすく展示してありました。
今年の4月よりモーターの省エネ規制によって「IE3」モーター以上が義務付けられています。今回のテラルMC5型増圧ポンプはその基準をさらに超える「IE4」タイプのモーターを使っているとのことで、テラルさんの営業マンはかなり力が入っていました。
増圧ポンプは搬入時に苦労しがちな商材ですが、年々軽くコンパクトになっているのは施工業者様にとっても我々販売店にとっても有り難いことです。施主様には、モーター音がとても静かになっていますし、省エネによるコストダウンもウレシイことだと思います。
入場には予約が必要ですので、ご見学をご希望の方は落合住宅機器担当までお問い合わせください。

トマ・ピケティ

投稿者:落合智貴
フランスの経済学者トマ・ピケティの著書「21世紀の資本」がブームとなっています。私も気になって書店に行きましたが、本の厚みと値段(6,000円位します)を見て読むのは挫折しました(笑)。
いろんな書評を見ましたがおおむね評価が高いようです。テーマは“富の蓄積と格差“ということになると思います。例えばその国の上位0.1%の所得を占める人が全体の何%の所得を占めているか?あるいは上位1%の資産が全体の何%の資産を占めているか?といったことを世界各国の過去からの膨大なデータを調べたというものです。結論として、資本主義は放っておくと格差がどんどん広がっていくという事なんですね。

日本の場合はどうでしょうか?日本は欧米諸国などと比べると超高給取りが少ないので世界的に見たら所得や資産の上位者のシェアは小さいです。ただし、かつて中流意識が高かった日本も最近では生活が苦しいと考える人が増えたとの分析もあります。
こういった格差問題は税制などで解決することが可能だと思いますが、長期的な格差の是正をするとなると相続税をかなり多くする必要があると思います。
かつては資本主義と社会主義というのがイデオロギーの対立軸でした。そして資本主義の欠点をそろそろ是正するべきだと考える人が増えているというのが今回のブームの理由なのかもしれません。成功者が巨万の富を得る社会と、貧困のない社会。今後はこの二つのバランスをどの程度にするかというのが世界のイデオロギーの論点になるのかもしれませんね。
そういう論点で考えると、中小企業の存在が重要になってくると思います。
雇用の受け皿として、元気な中小企業を目指したいと思います。

ダイキンECO祭り

投稿者:落合智貴
新宿のNSビルにありますダイキン工業さんのショールーム“フーハ東京”にて行われた、「ダイキンECO祭り」を見学してきました。省エネ法のトップランナー基準の規定により2015年4月から省エネAPE基準が厳しくなるとの事です。これはポンプなども同じ基準ですが、三相モーターをIE3以上という基準にしなければならないということです。これにより、ダイキンの業務用空調機スカイエアーはFIVE STAR ZEASとEco ZEAS(今後はEco ZEAS 80に名称変更)に絞られ、一番安いタイプのZeasシリーズは廃番になります。

それと今回注目したいポイントはフロン回収に関わる法改正があったことです。フロンガスの取り扱いは空調施工業者にとっては必須の条件になります。従来は「第一種フロン回収業者」という登録制度があり、「RRC冷媒回収技術者」の資格を有する者の在籍が必要でした。しかし今後は「JRECO冷媒フロン類取扱技術者」という資格が新しく設立され、企業としては「第一種フロン類充填・回収業者」という登録を都道府県に届け出る必要があるとの事です。回収だけでなく充填も含めた資格が必要になったということになります。現在資格取得講習会は申し込みで一杯だそうです。
当社の工事部門も「第一種フロン回収業者」の登録をしていますので、今後充填の資格取得と会社登録を進めていきたいと思います。


 (ダイキンECO祭り会場 新宿NSビルの前には3色の「ぴちょんくんカー」がずらり)

○○安 ○○安 ○○安

投稿者:落合智貴
最近○○安という言葉をよく聞きます。安いというのは買う時には嬉しく、売る立場になると複雑な気持ちになりますね。最近の○○安は果たしてどちらでしょう??

まずは「円安」です。輸出が得意なのが日本企業の特徴でしたから、円安は日本景気にはプラスとみられていたのですが、最近は意外とそうでもないようです。生産拠点の海外シフトがリーマンショック以来かなり進んだということなのでしょう。その代わり、外国人観光客が過去最高で2014年は前年比27%程増えたそうです。東京オリンピック・パラリンピックに向けて益々増えていくことでしょう。

二つ目は「金利安」です。日銀の金融緩和の成果だと思いますが、かつてない程の水準に下がっていると思います。当社でも昨年に比べて借入金利が0.5~1%程度下がっています。企業経営にとってはかなり有利になると思います。J-REIT(不動産投資信託)が連日上がっているそうですが、調達金利の安い資金が不動産などに多く流れているということかと思います。預金金利は元々低いですから、これはメリットの方が大きいととらえたいと思います。

最後は「原油安」です。これはガソリン価格だけでなく、様々な製品の原価を押し下げることになるでしょう。今は冬ですから暖房コストもかなり下がるでしょうね。管材業界でも塩ビなど化成品も多く使われていますので、いずれ影響が出てくるかもしれません。(今の所そういった話は聞こえてきませんが・・)
物価を上げたい政府や日銀にとっては痛し痒しといったところでしょうか。当社としては多くの車を使って日々配達や営業をしていますのでガソリン安はいくらか経費削減につながるのは有り難いことです。


 (ガソリン安は経費削減につながる)

謹賀新年 平成27年

新春を迎え皆々様のご多幸をお祈り申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り誠に有難うございました。
今年も「スムーズな設備工事現場をお手伝いします」をモットーに、お客様からのご支持を頂ける会社を目指してまいります。
社員一同益々努力していく所存でございますので、本年も何卒ご指導を賜ります様宜しくお願い申し上げます。
皆様の益々のご発展とご健勝をご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。

平成27年 元旦

落合住宅機器株式会社    
代表取締役社長 落合智貴

東京管工機材商業協同組合 賀詞交歓会

投稿者:落合智貴
1月7日(水)に東京ドームホテルで業界恒例の賀詞交歓会が行われました。
管工機材販売店、メーカー、関連の業界団体、政官の関係者の方々など総勢700名以上が集まりました。
理事長・ご来賓などの発言を抜粋でお知らせ致します。

●橋本政昭 東京管工機材商業協同組合理事長:
東京都管工事組合に続き三多摩管工事組合とも「災害時における資材提供に関する協定」を締結。東京都水道局とも「発災時における復旧用資材の情報提供に係る情報提供に関する覚書」を締結した。災害時における社会的使命を果たしていきたい。7月28~30日の管工機材設備総合展には各方面のご協力をお願いする。

●牧原秀樹 衆議院議員:
法人税減税を進めている。企業には賃上げをお願いしたい。水道耐震の予算確保を目指していきたい。

●中川郁子 衆議院議員:
農林水産政務官として尽力している。景気向上のため女性の活躍推進にも頑張っていきたい。

●茂木正 経済産業省経済産業局化学課課長:
昨年末に決定した緊急経済対策の実行を行っていく。
①中小企業の資金繰り支援 ②中小企業の商品開発支援 ③省エネ投資に対する支援

●岩野隆一 東京都管工事工業協同組合理事長:
昨年10月の管工機材展の協力に対する御礼を申し上げる。東管機組合のホームページにおける「管材販売店マップ」の作成にも感謝。


今年は安倍政権の長期安定化への安心感や、消費税10%への増税延期の決定、オリンピック需要の本格化も予想され、明るい雰囲気でスタートしたのではないでしょうか。
岩野東京都管工事組合理事長が触れた「管材販売店マップ」は落合住宅機器株式会社ホームページのトップページにリンクしてあるものです。現場近くの管材店をお探しの際はパソコン、スマホでも見ることができますので是非ご活用ください。

都立職業能力開発センターへ出張授業

投稿者:落合智貴
私は10年ほど前に都立品川技術専門校(現 都立城南職業能力開発センター)の配管科に6ヶ月間通学したことがありました。この学校は設備工事の職人や現場管理の仕事を目指す方々が通う公共の職業訓練校です。設備業界にはこの学校を卒業した方々がたくさんいらっしゃいます。10年前、昼は学校、夜は会社で社長業と結構しんどかった思い出があります。その後も学校とはお付き合いが続き、実習に使う配管材料の提供をさせていただいています。

そのつながりの中で、今回、配管材料について授業を行って欲しいというご依頼を頂きました。昨年夏には生徒さん向けに。そして今回は教職員の先生方向けに授業をさせて頂きました。
今回は私の「配管材料概論」の講義90分の後、配管材の各分野の有力メーカーさん8社(アロン化成、積水化学工業、キッツ、リケン、UACJ銅管販売、ベンカン、クボタシーアイ、アカギ)にも30~45分ずつ、商品をお見せしながら説明して頂きました。教職員の先生方も日頃は教科書などで必死に勉強されているのですが、実習では使わない配管材料などは初めて見る物もあったようで、非常に興味深く見て頂きました。
                    
メーカーさんの商品開発は大変な努力をされていると思います。メーカーさんの商品開発で私が感じるのは、
①いかに漏水事故のリスクを少なくするか   
②いかに現場での施工時間を短縮するか  ということに注力していることです。
私たちが日々実感している配管材料の進化を教職員の先生方に少しでも感じて頂けていたら今回の講義の意義があったのかなと思います。これから設備工事の仕事に携わる方々を育成する仕事に少しでもご協力ができて良かったと思います。

女性の活躍推進について

投稿者:落合智貴
今日は衆議院選挙でしたね。自民党優位の結果に終わったようです。
安倍政権はアベノミクスの政策の中で「女性活躍推進」を掲げています。日経新聞でもここの所女性の活躍をテーマにした特集記事をよく掲載していますね。自分の能力を生かし切れていないと考えている社会人女性がまだまだ多いようです。これから働き手が減っていくことが予想され、また、社会で活躍したいと願っている女性が増えていることもあり、企業側としては女性に生き生きと働いてもらえる環境を作ることが重要な課題になっていると思います。

当社では女性の営業職の育成に4年ほど前から取り組んでいます。建築現場に足を運ぶといった男社会の仕事ですが、女性でも男性以上に活躍できると実感しています。先日女性社員が出産(当社の歴史上初めてかもしれません)したのですが、育児休業・介護休業の制度がきちんと明文化されておらず、現在就業規則の見直しを行っているところです。ポイントは育休復帰後に無理のない働き方ができ、それを周りが暖かく見守る風土を作ることではないかと思います。
以前、大学の後輩で就職活動中の女子学生と話す機会がありましたが、総合職志望の女性にとって就職は依然として狭き門の様です。管材業界ではまだまだ女性を生かし切れていないように思います。当社でも女性が活躍し、男性も一緒に頑張る風土が作れる様努力していきたいと思います。

東京管工機材商組合 製販懇談会のご報告

投稿者:落合智貴
去る平成26年11月6日,管材業界の主要メーカー様と管材販売店との情報交換の場である、「製販懇談会」が行われました。今回は9社のメーカー様のご報告を聞くことができました。内容を抜粋してご報告致します。

1、新日鉄住金
白SGP管の供給不足が続いている。工場の統合により供給が少なくなったことに加え、需要が堅調なことによる。今後はオリンピック需要やインフラの老朽化対策がキーワード。
2、リケン
鉄管継手の出荷はリーマンショック前の86%程度まで回復している。ハウジング継手が大幅増加している。これは溶接工の不足による施工の簡略化が理由と思われる。耐震化強化の理由により転造ねじが注目されている。
3、積水化学工業
塩ビ管の原料であるナフサ、エチレンの価格は高止まり。消費増税以降民間は前年比マイナスであるが、公共工事受注は大幅増。
4、フネンアクロス
塩ビ管原価が今春値上げをしたが、販売価格は維持している。人手不足対策や現場での廃材削減を目的としたユニット配管を開始した。フネン管の寸法切りと継手の接続までの商品を出荷。工場内にて耐圧検査を実施する。
5、キッツ
平成26年上期の売上実績はほぼ前年並みであるが値上げの影響で売上個数としては前年比減。プラントの海外流出は円安の現在でもまだ続いている印象。
6、荏原製作所
2015年4月のモーターのトップランナー規制の対応を進めている。高効率モーターが義務化され、製品の価格は上がる見込み。品番は変えない予定であるが、性能が変わるのでハンドブックは改定予定。
7、TOTO
消費増税の駆け込み需要の反動が大きく、平成26年上期はリモデル需要8%減の見込み。オリンピック対応も含め、今後は外国人や観光客、高齢者に配慮した商品開発を進める。日本のトイレ文化を世界に発信したい。
8、ダイキン工業
ルームエアコン及び空気清浄機においてリコールを発表した。今夏は冷夏の影響でルームエアコンの出荷は不調であった。2015年4月の環境基準をクリアできないメーカーが出てくると予想。
9、クリナップ
消費増税の反動により平成26年下期は前年比減を予想。リノベーション会社がローンや販売を包括的にワンストップで提供する手法で伸びている。高齢者が都心のリノベマンションを購入するケースが増加。

横浜銀行と東日本銀行の経営統合について

投稿者:落合智貴
先日、横浜銀行と東日本銀行の経営統合が日経新聞の一面を飾り、びっくりしましたね。
東日本銀行は当社のメインバンクであり、永く安心して付き合える銀行であると日頃から評価していましたので、大変興味深く発表のニュースを拝見しました。

昨今の銀行の経営統合はシステム統合のトラブルや、人事面での一体化の難しさなどが指摘されています。
また、顧客側から見たときの統合のメリットがあまり見いだせないことが多い印象があります。
ただ単に大きくなれば良いとの考えで終わらせてほしくないですね。
その点、横浜銀行と東日本銀行にはいくつかのメリットが見いだせそうです。
 1、横浜銀行にとっては手薄な東京都内の中小企業顧客へのアプローチができる。
 2、東日本銀行にとっては知名度と提案力がアップする。
 3、店舗地域の重複が少ない事による混乱の回避。
店舗の統廃合によるコストの削減というのが一般的には大きなメリットとみなされると思いますが、横浜・東日本共に足で稼ぐ地域密着型の銀行ですので、店舗を集約して一店舗当たりの負荷が上がりすぎるのは良くない。顧客側から見たときの満足度がかえって下がってしまうことになると私は思います。今回は重複店舗が少ないようですので、その点は心配ないかと思います。銀行側のメリットだけでなく、顧客にとってのメリットも忘れずに考えてほしいですね。

今まで新聞等で話題になることが少なかった東日本銀行にとって、これほどマスコミに注目されることはなかったでしょう。特に人材採用には大いにメリットが有ると思います。今後の採用は両行合同で行い、幅広く優秀な人材が採用できる体制ができたらいいと思いますね。
横浜銀行も小田急線沿線で育った私にとってはなじみの銀行です。学生アルバイトの時に初めて通帳を作ったのも横浜銀行でした。中小企業にとって、提案力があり頼りになる銀行グループになって頂ける事を期待したいです。

アロン化成ものづくりセンター見学

投稿者:落合智貴
平成26年10月23日(木)、愛知県にあります「アロン化成ものづくりセンター」を見学しました。

アロン化成さんの塩ビ管工場に隣接しており、

1、アロンの歴史の説明コーナー

2、模擬ハウスによる配管例の展示

3、塩ビ排水マスの流水実験施設

を備えており、サブコンさんや水道局関係の方々が毎日のように多数見学に来られているそうです。

・勾配の違いによる排水搬送距離の違い。

・トイレ排水時の他階の封水の変化

・禁止されている二重トラップ配管による影響

・排水マスへの流入角度による、メイン管の逆流の違い

など透明のパイプやマスを使った実験を見ることができました。

材料屋さんに入社した新人さんには早い段階で見てもらうと排水配管の理解が深まるのではないかと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

管工機材設備総合展(平成26年10月)開会式

投稿者:落合智貴

今年の管工機材設備総合展は東京都管工事組合さん主催で、

浜松町の産業貿易センターで行われました。

開会式を含め見学してまいりました。

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東京ビックサイトで行われた昨年は私が開会式の司会をしておりましたが、今年も多くの人が集まっていました。展示の内容に関しては随時お知らせしていきたいと思います。

来年の管工機材展は平成27年7月28日(火)~30日(木)に東京ビックサイトで行われます。東京管工機材商業協同組合の主催でもう準備が始まっています。私は受付を担当致しますので、よろしくお願いいたします。