投稿者:落合智貴
4月24日に行われた東京管工機材商業協同組合の製販懇談会の後半をご報告します。
テラル、三菱電機住環境システムズ、TOTOの三社の発表がありました。
●テラル
昨年は主に増圧ポンプの納期遅れでご迷惑をかけた。半導体の部品供給不足が原因。特に昨年春の上海ロックダウンではモーター部品が逼迫した。昨年10月以降生産は回復し、受注残はかなり解消してきた。加圧ポンプは2週間の通常納期に戻っており、増圧は1年かかっていた納期が5ヶ月まで縮まっている。増圧ポンプの「MC5S」はセパレート搬入、制御盤回転仕様、スマホで使えるメンテツールを搭載 などが特徴。
●三菱電機住環境システムズ
2022年度の住宅着工は99%、非住宅は106%で特に倉庫需要が好調。ルームエアコンの需要は、寒冷地での暖房のニーズ・電気代高騰による省エネニーズが高まり好調。換気扇・ロスナイはコロナ特需があったが反動に警戒している。エコキュートは東日本大震災前のオール電化ブーム時に設置した製品の買替え需要の時期に来ている。国の「給湯省エネ事業補助金」も活用してほしい。
●TOTO
2022年度はウォシュレットやバス換での納期遅れでご迷惑をかけた。住宅リモデルが伸長したもののパブリックは新築・リモデル共に前年割れ。タッチレス関連商材は伸びている。2023年度は新築住宅は減少の見込み。リモデル需要の創造と刈り取りが課題。システムキッチンのザ・クラッソが国際的なデザイン賞であるbest of the best を受賞した。原材料価格が上昇しており8月に製品値上げを予定。