製販懇談会2023.4(前半)

投稿者:落合智貴
東京管工機材商業協同組合の製販懇談会が4月24日に明治記念館で行われました。6社のメーカー様から発表がありました。前半3社の内容をまとめてみました。

●リケン
ねじ込み継手の2022年の販売重量は前年比97%。ハウジング継手は上期125%、下期120%となる。都心の大型物件でグルービング加工の案件が増えている。ステンメカニカル継手は前年比90%。ステンレスメカニカル継手の新商品として「TLジョイント」を発売した。ナット緩み止め防止機能が付いた商品。「サスフィット」は2024年に販売中止の予定。

●フネンアクロス
耐火二層管に関して今後価格改定の予定はないが、原油価格高騰の不安や物流コストの上昇も懸念され予断は許さない。昨年はエーアンドエーマテリアルとバクマ工業が耐火二層管事業から撤退し、ケイプラも消防検査が必要な物件では採用できない状態になっている。フネンアクロスの2023年3月期は前年比144.3%と過去最高。フネン通常品151%、小口径159%、HT154%、アクロスジョイント125%、シャオン136%、音ふうじ116%、200φ136%。都内大型物件が好調。大阪はIR、万博の需要に期待。

●キッツ
2022年度バルブの生産数量は横這いだが、値上げの影響で金額は前年比107%の見込み。ステンレス鋼製品は右肩上がり。青黄銅は微減。鋳鉄は横這い。鋳鍛鋼は減少傾向。再開発案件は人手不足で遅れがち。日本の製造業は海外生産から国内生産への国内回帰が進んでいる。キッツはサプライチェーンの強化を目的にベトナム工場を新設する予定。

製販懇談会2023.4