投稿者:落合智貴
東京管工機材商業協同組合の製販懇談会が10月3日に明治記念館で開催されました。
メーカー様7社の発表がありましたが、まずは管材系の4社の発表をご報告いたします。
●オーエヌ工業
SU管用継手「ナイスジョイント」はステンレス継手のシェア70%を占める。この度ナット緩み止め機能を強化した「ナイスジョイントX」を発売した。面間寸法や施工方法は従来品と全く変わらない。ナットに青いルーズストッパーが内蔵されており、一度締め込むと青いルーズストッパーが見えなくなり、ナットが緩まない構造になっている。旧品本体にナイスジョイントXの袋ナットを接続することも可能。
●アロン化成
①災害対策 ②気候変動対応 ③インフラ老朽化対策 に重点を置いている。マンホールトイレ設置の推進やゲリラ豪雨対策商品、布設管路の老朽化対策 などに力を入れている。
●大和バルブ
2022年度のバルブ生産額は3%アップし過去最高となる。これは数量増加ではなく、原材料高騰による販売単価アップが要因。ステンレス弁や自動弁が好調。大型物件の本格化はこれからで半導体関連の需要にも期待できる。
●JFEスチール
鋼材需要は横這いで海外は緩やかに回復基調にあり、鉄鉱石は値上がりの見込みであるものの、中国の不動産不況も懸念されている。
軽量鋼管はSGPの20%減の重量でグルービング施工の商品。
CO2 排出削減技術を使ったグリーン鋼材“JGreeX”を供給しているが鋼管への実績はまだ。