投稿者:落合智貴
流通経済研究所主催の「ISM(インストアマーチャンダイジング)基礎講座」という研修に行ってきました。
スーパーやコンビニでどのような陳列をすれば売り上げが増えるのかといったことを理論的に学ぶものです。
ISMは“イズム”と呼び、消費者の購買特性に基づいた売り場づくりの原理・原則を研究し、効率的な方法によって生産性を最大化しようとする活動だそうです。
ISMは
① スペース・マネジメント :フロア・レイアウトや定番売り場づくり。中長期的視点で売り場生産性を高める。
② インストア・プロモーション :特売やプロモーションなど短期的視点で購買個数増加を図る。
以上二つの要素から構成されています。
売れ筋商品をあえて店舗の奥の方に配置し、お客様の動線を出来るだけ長くしていくことで、いろんな売り場の前を通り、追加購入を促進するといったテクニックがあります。
コンビニの弁当と飲料が離れた場所に配置されているのもこれが理由だそうです。
その他にも
●消費者の目線は左から右に流れる傾向がある。
●目の高さから10°~30°下側がゴールデンゾーンと呼ばれ、一番目につきやすい為、売りたいものを配置すると良い。
●選択肢が多すぎるとかえって選びにくくなるので、3~6種類に絞った方がかえって売り上げは上がる。
●高い・中間・安い 3種類の商品を並べると中間が売れやすくなる。したがって売りたい商品よりも高い価格の商品をあえて配置することが売り上げ増につながる。
管材屋もISMの理論を取り入れていくべきだと思います。
お客様にたくさん買っていただけるような売り場づくりを今後研究していきたいと思います。