人口減少時代に人が集まる企業は何が違うのか?

投稿者:落合智貴
法政大学キャリアデザイン学部の石山恒貴先生の講演を聴く機会がありました。
「人余り」から「人手不足」に転換した昨今において、企業が人に対する考え方を大きく改めなければいけないという事を実感しました。
日本は今後不可逆的に人口オーナスになります。
少し前までは高齢者や女性などを活用することで労働人口を維持していましたが、2040年には働き手が1100万人不足するとの予測もあるそうです。
“必要な人材はいくらでも調達できる”とか“若い男性に入ってほしい”といった考え方は改めなければいけないと石山先生は仰っています。
米国ギャラップ社の調査によれば、日本は「会社に対するエンゲージメンントが低く、職場のストレスは高い」そうです。
一方アメリカは「エンゲージメントが高く、ストレスも高い」。
フランスやイタリアは「エンゲージメントが低く、ストレスも低い」との事。
“日本人はまじめで苦労をいとわない”と言えば聞こえは良いですが、職場のモチベーションが上がる工夫をすれば日本はもっといい国になるかもしれませんね。

人が集まる企業は何が違うのか~人口減少時代に壊す「空気の仕組み」~
石山先生の著書「人が集まる企業は何が違うのか~人口減少時代に壊す「空気の仕組み」~」では、従来の主流な働き方である『無限定性(職種・勤務地・時間)』を変えていかなければならないと訴えています。
『無限定性』とは会社に命じられればどんな職種でも受け入れなければならないし、どこに転勤するかもわからない、仕事が終わらなければ残業もいとわないという働き方です。
今後日本の働き方の変革を遂げるには『無限定と限定中立の社会』を目指すべきである。
非正規雇用やフリーランス、あるいは企業に雇用される立場であってもプロジェクト型など自営型、これらを自由に行き来できるような働き方を企業が推進していくことを勧めています。
「エンゲージメントが高く、ストレスが低い」と働き手に思わせる会社をどう作っていくか?
これからの企業の重要なテーマを教えて頂いた気がします。