投稿者:落合智貴
テレビ東京系列で先日まで放送していた「リーガルハート~いのちの再建弁護士」は中小企業の再建を専門とする村松謙一弁護士をモデルに作られたドラマです。
反町隆史さんが主人公を演じました。
行き詰った中小企業の再建を果たすべく、バンクミーティングなどを通じて銀行など債権者を説得し、債権カットと共に再生計画を認めてもらうという、大変困難を伴う仕事です。
倒産の危機が迫ると、社会環境や取引先・従業員に原因がある、自分は悪くない、と責任を転嫁する経営者も多いと思います。
今までの自分の行動や判断の何が間違っていたのか。謙虚に反省し、再建にチャレンジする経営者もいると思います。
倒産は中小企業の経営者にとって「経営者失格」の烙印を押されるようなものですので屈辱的なことです。
そうならないために日々コツコツと努力を重ねる中小企業の経営者がたくさんいると思います。
対局を見る目、小さな気配り、大きな決断力、行動力、人を説得する力、あきらめない気持ち。
様々な能力が求められるのが経営者ですが、すべてを兼ね備えた人はめったにいないでしょう。
このドラマを通じて、会社が長く存続することが当たり前ではないことを感じてもらえればと思います。