みらい市 2017 in東京

投稿者:落合智貴
東京ビックサイトにおいて5月19日~20日、橋本総業㈱様の展示会であります「みらい市」が開催されました。
毎年多くのメーカーが出展し、設備工事の商材が一堂に見ることができる業界恒例の展示会になっています。

展示スペースはテーマごとに区切られており、法規制などのコーナー・IT・管材比較・管材・空調・住設・TOTO・工具 など順を追ってみることができました。

【積水化学工業のコーナーでは新発売の 耐火DV遮音継手 を展示】

【オンダ製作所は架橋ポリエチレン用のテストプラグを展示 使いまわしができるのがメリットです】

【川西水道機器のコーナーでは異種管接続の継手を展示】

サイボウズ 会社見学

投稿者:落合智貴
大塚商会のグットパートナー会員向けの異業種交流会の一環で、グループウエアでおなじみの「サイボウズ」の日本橋本社の見学会がありました。サイボウズの青野社長と大塚商会の広瀬取締役の座談会ではサイボウズが進めている働き方改革についての質疑が行われました。

    
【大塚商会 広瀬取締役(左) と サイボウズ 青野社長(右)】

サイボウズは「チームワークあふれる会社を作る」を大きな目標とし、グループウエアの世界一企業を目指しています。かつてブラック企業と評価されていた風土を改め、青野社長が率先して育児休暇を取るなど、企業文化を変えることに取組み、今では残業の少ない会社に生まれ変わりました。
働き方改革にはチャットやビデオ会議、グループウエアの活用など「ツール」を整えることと、部活動や仕事BARなどを活用した「風土」の改善も必要とのことです。自宅で仕事をする人がきちんとやっているのか?といった疑いを生まないためにも「公明正大」の文化を重要視しているとのことです。

電通の新入社員過労自殺の事件の影響もあり、労働環境の改善は経営の重要課題として注目され始めました。これからの日本は少子化で労働者の確保がどんどん難しくなってきます。労働力の確保ができない企業が負け組になっていく。それを避けるためにはワークシェアリングによって多様性のある働き方ができる職場が支持されていく。世の中がそういう方向に進んでいることを実感しました。
  
  【受付ではボウズマンがお出迎え】       【遊び心いっぱいの待ち合わせ場所】

東管機組合 製販懇談会 2017年春

投稿者:落合智貴
4月20日(木)に東京管工機材商業協同組合の「製販懇談会」が行われました。
メーカー8社さまから市況等についての発表がありましたので概要をご報告いたします。

●JFE継手―コア入継手の出荷が落ちてきている。2017年の住宅着工は2%ダウン。非住宅は2%アップを見込んでいる。鉄のスクラップや亜鉛原料の値上げがあり、今後鉄管継手の値上げの可能性がある。転造ネジ製品の量産はまだ難しい状況。
●JFEスチール―鉄の生産はタイトになっているが、鋼管ラインはまだ余裕がある。今年4月の値上げ幅は20%程度で、オーストラリアの炭鉱でサイクロンの被害があった影響が大きい。3月には値上げ前の駆け込み需要があったため、4~6月は落ち込む見込み。
●クボタケミックス―塩ビ管・継手の生産量は20年前の半分以下になっている。原料値上げにより製品の値上げを12%程度実施予定。
●フネンアクロス―耐火二層管は前年比98%だが、音ふうじは115%と好調。塩ビ原管は仕入値上げになるが、二層管の販売価格を値上げするかは未定。ケイプラ(昭和電工建材)へのパイプのOEM供給は12年間続いたが、ケイプラ側からの申し出でにより供給契約を解消した。FPRブロック(閉塞機能付パイプ)を消防認定申請中。立管の需要は守っていきたい。
●大和バルブ―プラントの需要減が回復していない。建築設備は五輪需要に期待。ステンレス鋼製品が増加している。2018~2019年に製品が不足ぎみになる可能性がある。キッツは5月より値上げを行うが、大和も6月に値上げ予定。
●ダイキン工業―PAは2016年は前年比103%と非住宅需要が好調。法定点検の義務化により買い替え需要が増えている。RAも2016年は前年比106%と好調。ZEH住宅の普及により、ホームセンターなどよりも、工務店など施工会社への発注にシフトしてきている。エコキュートは昨年も今年も104%のアップが見込まれる。
●荏原製作所―日本産業機械工業会8社のデーターではポンプの生産は2007年をピークに回復していない。五輪関連の受注が徐々に決まってきている。
●LIXIL―ホテル・倉庫・学校改修などが好調。マンガの家の間取りで時代の変化が分かる。サザエさん(独立キッチン)→ドラえもん(対面キッチン)→妖怪ウォッチ(LDK一体型)と変化。1960年の家族数平均が4.14人だったのが今では2.42人になっている。世界では3人に1人が衛生的なトイレを使えていない。一体型シャワートイレの販売1台につきアジアやアフリカに簡易式トイレ「SATO」を寄付する活動を始めた。

嶋鉄商店と落合住宅機器 の営業統合

投稿者:落合智貴
渋谷区幡ヶ谷にあります配管材料販売店の㈱嶋鉄商店が平成29年3月31日をもって廃業することとなりました。
このたび弊社は本年4月より嶋鉄商店の社員2名を社員として迎え入れ、お客様を引き継ぐことになりました。

嶋鉄商店は創業者の豊島氏と二代目の山下氏によって50年以上続いた老舗の管材屋です。
当社とは近所であったこともあり、よく商品の貸し借りをしていました。
嶋鉄商店は地元の設備工事店に愛されながら、主に来店のお客様に配管材料を販売していました。
今回の廃業を受け、最も近くにある当社が「社員」と「お客様」を引き継ぐことになりました。
地元の設備工事が滞ることないよう、お手伝いさせていただきたいと思っています。

嶋鉄商店さんの歴史と思いを繋ぎ、業界のお役に立っていきたいと思います。
嶋鉄商店のお客様におかれましては、これを機に当社を知っていただき、ご活用いただければ幸いです。
是非とも宜しくお願い申し上げます。

  
【50年以上地元に愛された嶋鉄商店が廃業することに】

JAXA筑波見学(ダイキン空調技術訓練校交流会)

投稿者:落合智貴
ダイキン空調技術訓練校の卒業生らが集う交流会の企画として、平成29年2月25日に「JAXA筑波宇宙センター」を見学してきました。

地上400kmの距離にある国際宇宙ステーションには日本の実験塔である「きぼう」があります。そこでは日本人を含む宇宙飛行士の方たちが様々な実験を行っているそうです。
400kmといえば東京から岡山くらいでしょうか。
そうです!! 宇宙って意外と近くにあるんです。
近い将来、日帰り宇宙旅行ができる日が来るかもしれませんね。

   

展示館「スペースドーム」では人工衛星やロケットの模型が見られます。見学ツアーを予約をすれば、「きぼう」運用管制室も見せてもらえます。リアルタイムの宇宙の映像も見せてもらいました。
小さなお子さんを連れて行くと喜ばれるかもしれません。ご興味のある方は是非お出かけください。

本日 会社創立65周年です!!

投稿者:落合智貴
昭和27年(1952年)2月19日に設立された落合住宅機器株式会社は本日65周年を迎えました。
私が社長になったのが平成7年(1995年)ですから当時は創立43年の時期でした。
それから22年間、なんとかここまで会社を存続させることができました。
時代の移り変わりが早い今の時代に長く企業を存続させていくことはとても難しいことだと思います。
これも現職社員やOBのみなさまのおかげ。また、お客様や仕入先など様々な方々の支えがあってのことだと思います。この場をお借りして感謝申し上げます。
一昨日(2月17日)に東中野のwest53rd日本閣においてささやかな祝賀会を開催しました。
明日からまた70周年に向けた新たな5年間が始まります。
この5年の間に老朽化してきた本社ビルを建て替えられたら良いなと思っています。
そのためにもしっかりと利益を出して内部留保を厚くしていかなければなりません。
大事な5年間のスタートに当たり気持ちを新たに引き締めていきたいと思います。
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【65周年を創業者の祖父、二代目の父の墓前に報告してきました】

都立城東職業能力開発センター建築設備施工科への出張授業

投稿者:落合智貴
都立職業能力開発センターの授業も4回目となりますが、今回も昨年8月に続き、綾瀬にあります城東センター建築設備施工科での授業を行いました。
私の講義で「配管材料概論」として幅広く配管材料の種類をご紹介しました。
続いてリケンさんとレッキス工業さんによるグルービング実習。
ベンカンさんによるSU管の各種継手配管実習。(モルコ・拡管・EGジョイント) 
積水化学工業さんによるエスロハイパーの実演とメーカー3社による説明を、実習を交えて行いました。

  

施工を学ぶ学生さんにとっては多くの材料の性質や施工方法を学ぶのは大変なことだと思います。
就職したときに今回の実習を思い出していただけたら嬉しく思います。

お餅も売ってます

投稿者:落合智貴
今年も早くも12月ですね。
だんだん年の瀬のせわしなさを感じるようになってきました。
当社では配管材料の他に「お餅」も販売しています。
年末に、お正月用の切り餅・鏡餅を販売する様になって20年以上が経ちます。
事前予約制ですので、今年は締め切りましたが、よろしければ来年ご注文いただければありがたいです。
一段と寒くなり、風邪やインフルエンザも流行っているようですね。
体調管理に気を付けて、年越しを迎えたいと思います。

東管機組合 製販懇談会 2016秋

投稿者:落合智貴
恒例となりました製販懇談会のご報告です。
11月8日にメーカー様9社ご参加のもと開催されました。
●キッツ
バルブの需要は2007年をピークに回復していない。特に中国が不透明。海洋バラスト水の汚染除去事業が注目。キッツとして魚の養殖事業も始める。
●積水化学工業
2016年1-9月期は貸家が前年比111%と好調。公共工事も106%。塩ビの出荷量は20年間で48万トン→28万トンまで落ち込んでいる。
●新日鉄住金
石炭の値上げにより、鉄の製品価格の値上げをお願いしている。鋼管事業はほぼ前年並みの推移。
●リケン
鉄管継手の出荷は2016年1-9月期で前年比99%程度。前々年比では15%ダウン。デベロッパーは建築費高で建築を五輪後に先送りする傾向。ゼネコンは職人は確保できているが、現場管理者が不足気味。
●TOTO
2016年上期は賃貸は好調で分譲が苦戦。キッチンのクリスタルカウンターが好評で2倍の売り上げ。フラッシュタンク式便器は同時5台使用でも水量が確保できることが実証できた。国の住宅ストック循環支援事業(予算250億円)を活用してほしい。
●クリナップ
キッチン需要はリフォームが伸び悩んでいる。ハウスメーカーは自社施工物件だけでなく、他社施工物件のリフォームにも力を入れている。
●三菱電機住環境システムズ
ルームエアコンは今夏は全国的に伸びたが、関東圏は天候不順のためダウンした。電力全面自由化の影響で、エコキュートの伸びは106%と好調。ZEH(ゼッチ)ビルダー登録制度が公募を開始した。三菱の換気扇やロスナイを活用してほしい。公団の「RH型給湯機一体型レンジフード」の交換対応機種に注力。
●テラル
平成28年4-8月のポンプ出荷は前年比95%。送風機は77%。ただし増圧ポンプは103%と堅調であった。
●フネンアクロス
耐火二層管は前年比95%で低調。ただし遮音シート付商品は前年比150%で伸びている。プレカット加工はリピーターも増えてきており好調。現場では少スペースのニーズが高く、ショートエルボのラインアップを増やした。

管工機材設備総合展 in浅草

投稿者:落合智貴
10月19日~21日の3日間、毎年恒例の管工機材設備総合展が行われました。
今年は東京管工事組合様主催で初めて浅草で行われました。
以前の浜松町での会場と同様に上の階から降りてくる順路になっており、コンパクトで見やすかったと思います。

注目の商品はオーケー器材が新発売した、空調冷媒管用の火を使わない継手「楽継」です。
火を使えない現場が多いというのは以前からよく聞かれていましたが、最近は人手不足というのも大きな要因で、酸素とアセチレンを使う溶接ができる職人さんを確保することが難しくなっているそうです。
火を使わない継手のニーズは多くなりそうです。
従来から発売されていた東尾メックの「おっぞんくん」よりもリーズナブルな価格設定になっているようです。

施工方法はモンキーレンチなどでナットを締めるだけですので簡単です。
動画での説明サイトがありますので是非一度見てください!!  動画はコチラ

LIXILの100年クリーン便器発売

投稿者:落合智貴
ピエール瀧さんと山下智久さんの「キリギリスとアリ」のコマーシャルをご覧になりましたか?
LIXILはこのたび「アクアセラミック」機能を搭載した新便器を発売しました。
この便器は、便器表面の分子構造の工夫によって、水アカが陶器の表面に付着しづらく100年キレイを保つことができる便器です。アクアセラミックは超親水性で汚れ自体を浮かび上がらせることができるそうです。
そのほかにも「泡クッション」で小便の飛沫を抑える工夫や、気流で匂いを封じ込める「エアシールド脱臭」という機能もアピールポイントです。

TOTOでは「セフィオンテクト技術」を用いた、やはり汚れが付きにくい便器を従来から販売しています。
LIXILさんの便器は本当に100年キレイを保てるのでしょうか??
LIXILとTOTO。
業界の両雄の戦いが見ものですね!!

オリジナルカタログ 作りました!!

投稿者:落合智貴
当社オリジナルのカタログを作成し、このたび完成しました。
表題は「会社案内 取扱商品一覧 標準在庫表」としております。
私たちはお客様にスムーズに工事を進めていただくために、配管材料の出来るだけ多くの在庫アイテムを持つように努力しています。その在庫の有無が一覧にわかるものを作りたかったというのが今回の発行につながりました。

上代価格の一覧表をベースにして、在庫品の価格を網掛けしてありますので在庫品かどうかが一目瞭然です。
現場で働く職人さんや代理人さんが手元に置いて見てもらえたらうれしいです。

また、このカタログは当社と初めてお取引いただくお客様にお渡しできるように、冒頭に会社案内をつけています。会社の概要と歴史、品揃えの豊富さを同時にご理解いただけたら良いなと思っています。

都立城東職業能力開発センターへ出張授業

投稿者:落合智貴
綾瀬にあります都立城東職業能力開発センターは最近建替えた新しい建物の職業訓練校です。
6か月間で配管実技を学ぶ「建築設備施工科」というクラスがありますが、当社が配管材料についての授業を請け負い、8月5日に行ってまいりました。
生徒さんは21名。9月の卒業に向けて各配管の実習を重ねてきています。
塩ビ管・鋼管・銅管の実演をすでに授業で行っていたのですが、授業では比較的安い材料で実習を行っています。当社が依頼されたのは実際に現場で使われている最新の材料の説明です。


まずは私が「配管材料概論」と称して40分間、最新の各種配管材料を薄く広く説明しました。


次に実習所に場所を移して、リケンさんによる鋼管材料の説明です。
白→コート→コア入 と継手の変遷を説明し、LA継手やVF継手、埋設用継手などの実物を見せての説明を行いました。その後レッキス工業さんによるグルービング加工を実演しました。


続いてベンカンさんによるステンレス継手の説明です。
プレス式の「モルコジョイント」、拡管式の「BKジョイント」、ワンタッチ式の「EGジョイント」を実演とともに説明しました。


最後は積水化学工業さんの説明です。HI継手、HT継手、耐火DV継手、ACドレン継手など各種塩ビ配管材の説明と、電気融着式の「エスロハイパー」を実演しました。写真はスクレーパーで管の外面を薄く削り取っている様子です。この後JKワーパーというペーパーで汚れをふき取り、通電する作業に移ります。

これから生徒さんたちは就職活動が本格化すると思います。
生徒さんたちの今後の設備業界でのご活躍を期待したいと思います。

みらい市2016 ご報告

投稿者:落合智貴
7月23日(土)東京ビックサイトで行われました、管工機材の総合展示会「みらい市2016」を見学してきました。法規制の説明コーナー、ITコーナー、他社比較コーナー、管材コーナー、住設コーナー、工具コーナー などに区分けされており、順路通り進むとモレなく見学できるので非常にわかりやすい展示会です。

気になった商品を2点ご紹介します。
まずは積水化学工業の「冷温水用エスロハイパー」です。
従来の青いエスロハイパーは電気融着式の樹脂配管として定着してきましたが、温度による管の伸縮が大きく、冷温水には使用できませんでした。そこで今回の製品では管に加工を施し、管の伸縮を抑えた冷温水用が発売されました。管の色は紫もしくは黄色。往きと戻りで色を分けることができるそうです。

二つ目はTOTOキッチンに採用された「きれい除菌水」です。
数年前に便器で採用された除菌水機能をキッチンにも採用しました。この除菌水は特別な薬品を使うのではなく、普通の水道水から作られるので、メンテナンスが不要です。
まな板が黒ずんでしまうことがよくありますが、この除菌水を使えばきれいになるそうです。「きれい除菌水」は今年TOTOの洗面化粧台にも採用され、歯ブラシの除菌に使用するように設計されています。清潔性を気になさるお客様は是非ご検討ください。

前澤化成「ビニコア」 ~グランドフェア2016にて~

投稿者:落合智貴

千葉県の幕張メッセにおいて毎年恒例の展示会「グランドフェア」が7月8日、9日に開催されました。
ユアサ商事㈱の取り扱いメーカーがこぞって出品しております。
最近の特徴は「テーマゾーン」の充実です。防災・減災、環境エネルギー、ロボットイノベーションなどテーマを絞った展示コーナーを設けています。


管材商品で私が興味をもったのが、前澤化成工業の「樹脂製単管式排水システム ビニコア」です。
鋳物排水集合管の技術をもった小島製作所と、塩ビの技術をもった前澤化成工業との共同開発だそうです。
何よりのメリットは“軽さ”。従来の鋳物の1/3の軽量化に成功しました。
また熱膨張材が内臓されており国土交通大臣認定及び消防評定品です。
他にも
・錆びない
・立て管、横枝管にVP管使用可能
・防滴、防露仕様
などの特徴があります。最近発売されたばかりです。注目の商品だと思います。

管機連 第四回定時社員総会

投稿者:落合智貴
一般社団法人 全国管工機材商業連合会(略称 管機連)という団体があります。配管材料などを扱う各都道府県の業界団体の上部組織です。6月14日(火)にグランドアーク半蔵門において定例の第四回総会が行われました。私はこの総会の司会を今回を含めて4年連続で務めさせていただきました。各地域の理事長様の報告もさることながら、国の各省の講演が大変参考になりましたので報告したいと思います。

●経済産業省 製造産業局 茂木氏 「第四次産業革命への対応」
円安がしばらく続いたが生産の日本国内への回帰はあまり行われていない。国内拠点は「イノベーション拠点」「マザー工場」「フレキシブル工場」の役割と考えている企業が多い。IoT、ビックデータ、人工知能(AI)、ロボットなどの発達によりこれまで実現不可能と思われていた社会が現実に起こりうる。第四次産業革命とは、大量の情報を基に人工知能が自ら考えて最適な行動を取ることができる「自律的な最適化が可能」になる世界である。IoTの分野ではドイツがリードしている。

●国土交通省 住宅局 真鍋氏 「ストック時代の住宅行政について」
日本の人口は2010年をピークに減少していく見込み。住宅着工は100万戸割れが続いている。日本の住宅は使用期間が諸外国と比べてとても短い。滅失住宅の平均築年数はイギリスの81年、アメリカの67年に対して日本は持家で35年、借家で27年しかない。日本の空き家は現在約820万戸もあり、この20年で1.8倍に増えている。空き家のうち賃貸用の住宅が52.4%を占める。国の「住生活基本計画」では①若年・子育て世帯や高齢者が安心して暮らすことができる住生活の実現 ②既存住宅の流通と空き家の利活用を促進し、住宅ストック活用型市場への転換を加速 ③住生活を支え、強い経済を実現する担い手としての住生活産業の活性化 を目指している。

●厚生労働省 健康局水道課 宮崎氏 「水道行政の現状と課題」
水道事業の経営は年々厳しくなっている。経営状況の悪化により施設の更新など必要な投資が行えず、老朽化が進行している。平成25年度の管路更新率はわずか0.79%であり、すべての管路を更新するのに125年以上かかるペースになる。過度なコスト削減に伴う水道職員の削減による体制の弱体化により水道施設の維持管理が困難になる懸念がある。水道基幹管路の耐震適合率は平成26年で36%にしか達していない。今年の熊本地震では43万戸断水した。現在は99.9%が復旧している。


【新会長の小泉氏(東京組合)のあいさつ 一瀬氏(大阪組合)からバトンを受け継いだ】

ユアサ商事 350周年記念式典

投稿者:落合智貴
東京・芝公園にありますザ・プリンスパークタワー東京にて5月26日に「ユアサ商事㈱350周年記念式典」が行われました。ユアサ商事㈱は私が平成6年に入社し、1年間社員としてお世話になった会社です。今では同期入社の友人たちが部長など会社の中核で活躍しています。私の社会人としての基礎はこの会社で築いたと言えます。今でも当社の主力仕入先としてお世話になっている会社です。
350周年ということは1666年の創業。徳川4代将軍家綱の時代といいますからスゴイ歴史です。
創業当初は木炭商からスタートしましたが、数年後には刃物などを扱う金物商へと転換しました。1919年に湯淺七左衛門商店を設立。1940年には社名を湯浅金物㈱に変更。1978年に湯浅商事㈱に社名を変えています。バッテリーで有名なGSユアサもこの会社から派生した会社です。

式典では佐藤悦郎社長が会社の歴史や今後の取り組みについて説明しました。
今後のユアサ商事の強化ポイントとして掲げたのが以下の通りです。
・ロボットイノベーションを推進
・ゼッチハウスなど社会のスマート化への対応(岐阜県瑞浪市にスマートタウンを作る計画)
・レジリエンス(事業継続・防災・減災)商材の強化
・多様な人材の活用(年齢・性別・国籍を超えた人材の活用)
・医療・介護分野への取り組み強化(パワーアシストスーツへの取り組みなど)
・海外市場への取り組み強化
・得意先、仕入先とのインターネット取引基盤の推進

「老舗は常に新しい」
これがなければ組織は長く続かないものだと思います。

350周年を機に今後ますます繁栄されますことを祈念しております。

東管機組合 製販懇談会 2016年春

投稿者:落合智貴
東京管工機材商業協同組合の半年に一度の製販懇談会が4月21日に行われました。各メーカーさまから最近の情勢についてご説明がありました。
4月14日の熊本大震災のサプライチェーンの影響に関心が集まりましたが、各メーカーさま共影響は軽微とのことで安心しました。

●JFEスチール
1~3月の中国向けの鉄の生産量が減っている。世界全体としても2年連続で生産量が落ちている。鉄鉱石や石炭など原料は上がっている。
●JFE継手
鉄管継手は10年間で3割減の出荷量。鉄管から樹脂管への流れが止まらない。転造ねじの普及もなかなか進んでいない。
●キッツ
バルブの需要は2007年のピークに回復していない。2015年度は前年とほぼ横這い。2016年度も大きくは伸びないであろう。水素ステーション向けの高圧バルブの需要に期待。
●ダイキン工業
2010年から2014年まで猛暑が続いたが、2015年夏は暑い日が少なかったためパッケージエアコンの出荷は悪かった。冷媒ガスのR32は地球温暖化・オゾン層破壊対策として推奨されている。エコキュートの出荷は福島原発事故以来大きく減少している。
●荏原製作所
ポンプの出荷台数は2006年がピークだった。2015年度は前年比微減。内訳は陸上ポンプ・水中ポンプ・消火ポンプが減少、増圧ポンプを含む給水装置は増加した。
●LIXIL
パブリックトイレにおける外国人への配慮を進めている。中国・台湾・韓国・タイ・インドネシア・アメリカ・フランスの7か国の外国人にアンケートを取った。各国の習慣やニーズの違いが分かってきた。リモコンへの多言語表示などを進めている。
●タカラスタンダード
キッチンショールームのリニューアルや新規オープンを増やしている。新築マンションでのシェアは7~8割と高いがリフォームはまだ弱い。熊本大震災に対する製造の影響はほとんどない。仮設住宅へのニーズは出てくるかもしれない。

熊本地震と建築基準法

投稿者:落合智貴


4月14日の午後9時26分ごろに熊本地方を襲う震度7の地震がありました。
その後もマグニチュード7.3の新たな地震が起きるなど予断を許さない状況のようです。
本日現在報道されているところによりますと死者は41名とのことです。
被害に遭われました方々には心よりお見舞い申し上げます。

私も今年の1月に家族旅行で熊本を訪れたばかりでしたので非常に身近に感じております。
最初の地震の震源地となった益城町は昼食を食べた場所でした。
阿蘇山の雄大な景色にも魅了されましたが、激しい土砂災害が起きてしまいました。

1995年の阪神淡路大震災では建物の倒壊と火災で多くの人が命を落としました。
2011年の東日本大震災では津波によって多くの方が亡くなりました。
日本の建築基準法や防火基準は大きな地震や災害のたびに見直されています。
今回の熊本地震においても日本の旧耐震基準が改正されていなければもっと多くの死者が出ていたでしょうし、同じ規模の地震が諸外国などの耐震化が進んでいない国で起きていれば被害は日本の比ではないと思います。

当社が扱う商品は消防認定品商品や消火ポンプ、耐火二層管など防火にかかわる商品が多くあります。
それら一つ一つが人の命を守る大切な商品ということです。
建築に携わる者として今回の地震をしっかりと心に刻む必要があると思います。

加工管のススメ

投稿者:落合智貴

最近の建設業界はオリンピック・パラリンピック需要の高まりを受けて人手不足が言われています。現場ではいかに効率よくスピーディーに作業ができるかということが課題になっているかと思います。最近少しずつ増えているのが加工管のご依頼です。鉄管・樹脂管・フネン管・塩ビ管など各管種で問屋やメーカーが加工をお勧めしています。

加工管を使うメリットは以下のようなものがあります。

1、現場での作業時間を短縮
2、工場で耐圧試験をやるので漏水のリスクが少ない
3、現場で余る端材がないのでゴミ処理コストを削減できる

事前の打ち合わせが必要ですので、現場スケジュールをしっかり管理できていないと難しいですが、メリットは大きいと思います。鉄管の場合、パイプを指定された寸法で切断し、両端をねじ切りやグルービング加工をし、継手をつけるまでをご依頼されるケースが多いです。マンションにおける架橋ポリエチレンのプレハブ加工も今では当たり前になっていますね。材料費は多少高くなりますが、施工費を含めたトータルコストを考えるとメリットは大きいです。一番高いのが人件費。それをうまくコントロールするのが現場代人さんの腕の見せ所だと思います。

【先日ご依頼頂いた 白sch40管 の加工管】

 

空調展示会「HVAC&Rジャパン」見学

投稿者:落合智貴
空調メーカーの合同展示会「HVAC&Rジャパン」が2月に東京ビックサイトで開催されました。
2年おきに開催されているものです。
多くの空調メーカーが出展しておりましたが、ダイキンの商品セミナーに参加しましたのでご報告します。
いくつか目新しい情報がありました。

1、 ルームエアコンの暖房機能が垂直気流によって充実
最上級機種のRXシリーズでは暖かい風を垂直に吹き出し、エアコンの風が直接顔に当たらないよう足元から温めるように工夫。
2、 S-ラウンドフローによりムラのない気流を実現
業務用の天井カセットタイプの暖房吹き出しは天井を這わせるように真横に吹き出し、天井→壁→床というように足元から暖めます。冷暖共に4方吹きと2方吹きを繰り返し気流のムラを防ぐ「サーキュレーション気流」も実現。
3、 セパレート型チラー「JIZAI(ジザイ)」を発売
従来のような大型のチラーを分割設置できるようになった。現場路上からのクレーン搬入をせずにエレベーターで搬入が可能。
4、 業務用エアコンスカイエアーの160型以下に新冷媒R32を使用
室内機はR410AとR32の機種が共用のため、R32使用機種の場合はリモコンに「R32」を表示する。
5、 天井カセットパネル用の風向調整キットを新たに発売
人に直接風を当てないための板をダイキンブランドで発売。従来のエアーウイングのようなものですね。
6、 フロン点検ツール「Dfct」が無料で公開
2015年4月に施行された「フロン排出抑制法」により業務用空調機の点検が義務付けられました。
このツールを使えばスマホなどで簡単に点検の管理ができます。ダイキンホームページから無料でユーザー登録ができますのでオススメです。 

ダイキン工業は今や世界ナンバーワンの空調機器メーカーになりました。
「ぴちょんくん」の人気も相変わらずですね。

【HVAC&Rでのダイキンブースの様子】

TOTOミュージアム(九州)見学

投稿者:落合智貴
TOTOミュージアム」は2017年のTOTOの100周年の記念事業として昨年(2015年)8月にオープンしたものです。TOTOの会社の歴史、衛生陶器やユニットバスなどTOTO製品の歴史などが展示してあります。
福岡県小倉のTOTO本社に隣接するこの施設を昨年末に見学してきました。

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TOTOは森村グループの一社として1917年に大倉和親が創業しました。ヨーロッパで普及していた衛生陶器を日本にも広めたい、いずれは東洋にも広めたいとの思いから「東洋陶器」の社名にしました。小倉を選んだ理由は原料の入手がしやすかったことと門司港の近くで船による輸送が有利だった事だそうです。創業当初はお皿の製造販売で利益を確保し、衛生陶器が黒字になるまでをしのいでいたそうです。
その後水栓金具の内製化、ユニットバスの発売、ウォシュレットの発売など商品の幅を広げ、社名も1970年に「東陶機器」に変更。2007年には「TOTO」に変更し、今に至っています。
森村グループの創設者である森村市左衛門とTOTOの創業者の大倉和親は親戚にあたり、今ではグループとしてTOTOの他、森村商事、ノリタケカンパニーリミテド、日本ガイシ、日本特殊陶業、大倉陶園の6社に分社しています。
森村グループは「一業一社の精神」を大事にしています。新しい事業が出来たら分社し、その専門性を磨くということです。最近は企業が大きくなればいいという風潮があると思います。企業の合併により売上高を多くすることが目的化している様に思えます。私は専門性を磨くことの重要性が大切であると強く思います。
森村グループの理念には大変共感できました。

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東管機組合 平成28年賀詞交換会

投稿者:落合智貴
東京ドームホテルにおいて東京管工機材商業協同組合の恒例の賀詞交歓会が1月7日に開かれました。
ご来賓等のご挨拶をご紹介致します。

・東京管工機材商業協同組合 橋本政昭 理事長
昨年の管工機材設備総合展の御礼。昨年より「管工機材の将来を考える研究会」を新たに始めた。東京都水道局・東京都管工事組合・三多摩管工事組合との災害協定の実効性を高めていきたい。

・牧原秀樹 衆議院議員
今年は経済の年であると安倍総理が言っている。人口減への対応が必要。消費税増税の駆け込みと反動を抑える対策が必要。

・秋田一郎 都議会議員
2019年ラグビーW杯、2020年オリンピック・パラリンピックと世界的な大きな大会が2年連続で開催されるのは珍しいこと。これを機に東京を世界にPRしたい。

・経済産業省製造産業局 茂木正 化学課長
経済は緩やかに回復する見通し。設備・技術・人材への投資が大切。エネルギー対策として省エネが重要。電力の自由化も今年スタートする。

・東京都管工事工業協同組合 佐藤章 理事長
昨年は安保法制・TPPなど重要な政治案件が多かった。マンション杭打ち問題では建設業界の信頼を落としたが回復していきたい。今年の第48回管工機材設備総合展への協力をお願いする。

リフォーム産業新聞 さん

投稿者:落合智貴
新聞といえば、読売・朝日・毎日・日経などの全国紙を思い浮かべると思いますが、小さなカテゴリーごとの“業界専門紙“というのが様々な業界で存在しています。
管材業界においても、「日本設備工業新聞」「管材新聞」「水と生活新聞」などがあり、管材業界における政治・行政の動き、新製品の紹介、展示会の報告、業界各社の情報などを提供しています。

管材業界とは少しずれますが、「リフォーム産業新聞」という業界紙があります。昭和62年創刊で、発行部数は4万部だそうです。主な読者層はリフォーム業者、工務店、各種専門工事業者のほかメーカーや流通業なども多いようです。
リフォームは新築着工が伸び悩む中、非常に注目されています。リフォームを受注するには広告・販促・施工・アフターサービスなど様々な対策が求められる業態だと思います。
リフォーム産業新聞をみていると、この業界の各会社が様々な工夫をしているのが分かります。

この度当社もこの「リフォーム産業新聞」に取り上げて頂くことになりました。平成27年11月17日号に掲載されております。主に当社の在庫管理について触れて頂いております。記事にして頂けるのは企業イメージの向上につながりますので大変ありがたいですね。
WEB版にも掲載(コチラ)されていますのでよかったらご覧下さい。

コーポレートカラー、新ロゴマーク 決定しました!!

投稿者:落合智貴
当ブログの10月11日でお伝えした通り、当社のイメージカラー(コーポレートカラー)を社員の投票で選考していました。この度2カ月の時間をかけてようやく決めることができました。
メインカラーを紫、サブカラーを黄色とするイメージ色です。

水道資材を扱う業界ですので青や水色を使っている同業社が多いのですが、今回の選考は無難にブルー系で行くか、独自色を打ち出すかの二つの意見に分かれました。
ブルー系の候補と、紫・黄色の組み合わせの二つが残ったのですが、最後は僅かな差で紫・黄色が勝ちました。
個性を出したいという社員が若干多かったということだと思います。
今後この色で当社の個性をうまく出すことができるでしょうか?
皆様の反応を楽しみにしたいと思います。

色の決定に伴い、ロゴマークの選定に着手しました。
今回は「ビズアップ」さんというロゴマーク専門の会社にお願いしました。
当社で昔からあるロゴマークと社名の字体は、おそらく社名を今の落合住宅機器にしたときに作ったものだと思いますので40年以上使っています。
今回はそれらを大幅に刷新するか、ブラッシュアップするかと迷いました。
しかし永年の歴史を大事にする意味でも刷新はせずに今までのデザインを生かす事にしました。
今までのロゴに紫と黄色の色をつけて立体的に表現したものです。
これから車体やホームページにも使っていくことになると思います。
イメージが定着するのには時間が掛かると思いますが、新しいロゴマークを見て、良い印象を持ってもらえるよう良い仕事をしていきたいと思います。

製販懇談会2015年10月 報告

投稿者:落合智貴
東京管工機材商業協同組合の製販懇談会が行われました。
管材業界のメーカー様から市況などをお聞きする会合です。

●新日鉄住金
世界の鉄鋼需要は現在中国が40%を占めているが、中国経済のリセッションが危惧されている。管材商品においては防災関係、施工性の良い製品、環境問題のニーズなどをとらえていきたい。
●リケン
ゼネコン各社のヒヤリングによると、大型物件が本格的に動き出すのは2016年夏以降ではないか。建築コストの上昇により先送りになっている現場が多い様だ。ねじ込み継手の需要は下降傾向だがトップジョイントの需要は増えている。
●積水化学工業
塩ビ管の原料であるレジンの価格は下がっているが、物流費等が高騰しており製品値下げの余地は少ない。2015年下期は下水関連は前年ダウンを予想するが、水道・戸建・建築・プラントは前年アップを予想している。
●フネンアクロス
集合管のアクロスブロックを新発売。横枝管1mを耐火管にする必要のない商品。10月中に消防認定取得予定。「音ふうじ」の増産のため新工場の建設を予定。フネン管のプレハブ加工サービスも順調に伸びている。フネンアクロスのロゴマークを刷新した。
●川本製作所
老人施設のスプリンクラー設置の需要が伸びており、消火ポンプは好調。2015年4月のモータートップランナー規制の影響で製品単価はアップしているが台数は苦戦している。東京都の受水槽ストックはまだ22万件程度あり、増圧への切り替え需要に期待。
●大和バルブ
半導体関係や船用のバルブ需要は好調。
建築用は前年90%程度と低迷している。
●TOTO
成田空港国際第二ターミナル内に「GALLERY TOTO」をオープン。九州の小倉にはTOTOミュージアムを8月にオープンさせた。小便器と自動水栓(アクアオート)に“きれい除菌水”を搭載する新商品を発売予定。
●クリナップ
消費税増税の影響は3%→5%の時よりも今回(5%→8%)の方が増税前後の増減の山が少ない。“流レールシンク”がグットデザイン賞を受賞。アマゾンや楽天によるリフォームの受注が増えている。
●パナソニック
ハウスメーカー各社は“空気質”の差別化で訴求しようとしている。ゼロエネルギー住宅を意味する「ZEH(ゼッチ)住宅」を国が推進している。パナソニックと富士通の共同開発で高齢者の状況を把握するための見守りサービスを売り出す予定。

東京ガス TG-NEXPO2015 報告

投稿者:落合智貴
ブログを始めてちょうど一年になりました。
どこまでできるか不安でスタートしましたが、今の所毎週欠かさずに投稿しております。
これからも当社の状況や業界の動向などをお伝えできればと思っています。

10月20日に東京ガス様主催の展示会「TG-NEXPO2015」を見学してきました。
これからのエネルギー事情は平成28年の電力自由化や平成29年のガスの自由化によって大きく変わってきます。
ガス会社が電気を売る。
電気会社がガスを売る。
携帯電話会社、石油会社、ハウスメーカー、保険会社などもガスや電気の販売に名乗りを上げています。
一軒の家を建てるときにエネルギーをどう組み立てるかの選択肢も多くなってきます。
以前からガスvsオール電化の争いがありましたが、例えばエネファームや太陽光発電を組み合わせることで電力をほとんど購入しないといった組み方もあります。
また、自動車のハイブリット化や電気自動車の普及、水素自動車の開発などが進んでおり、家庭で自動車の充電設備を設けることも大きな選択肢になるかもしれません。

展示会の基調講演で「地方創生について」と題した講演を聴きました。国は石破地方創生担当大臣のもと「まち・ひと・しごと創生」を進めているとの事です。
東京一極集中、地方の人口減が言われて久しいですが、地方でのコンパクトシティ創設の事例が増えてきているそうです。
保育園や学校が近くにある街。
買い物や交通移動が便利な街。
病院があり介護がしやすい街。
現在日本の世帯の形は2005年以降「単身者」世帯が「夫婦と子供」世帯を逆転し、最も多い世帯形態になったそうです。その中でも「高齢単身者」が増えています。
ご高年者が愛着のある土地を離れるという問題はありますが、インフラをコンパクトにまとめた街を地方に創って人をそこに集めることによるメリットは大きいのだと思います。
団塊の世代が70歳を超えてくる今後、エネルギー問題と合わせて人口問題と街づくりも国家の重要な課題になりそうです。

コーポレートカラー 只今選考中

投稿者:落合智貴
企業のイメージを色で表す「コーポレートカラー」というものがあります。
黄色と緑と赤の横線があれば誰でもセブンイレブンを想像しますよね。
グレーとブルーのマークのトラックが走っていたら佐川急便だとすぐにわかります。

当社では特に決まったものがなかったのですが、ホームページも作りましたし今後お客様に配布するものにも統一のイメージカラーが必要と思い現在選考中です。
メインカラーとサブカラーの二色でオリジナリティーを出したいと考えています。

選考は70色の候補から毎週社員に投票してもらい候補を徐々に絞り込んでいく方法です。
当社のイメージにぴったり合うのは何色か?
同業他社と全く同じ色になっていないか?
そんなことも考慮に入れなければなりません。
一次選考では70色の中でメインカラーとしてふさわしいもの7つに○印、ふさわしくないもの7つに×印をつけてもらい3割くらいを候補から外しました。同様に二次選考では5つの○と×、三次選考では3つの○と×。
いよいよ四次選考では15色に絞られました。

この中から自分が一番良いと思うものを各自選んでもらいます。
その後は自分が選んだ色にサブカラーを組み合わせ、一人に一つの候補を作ってもらいます。
70色の中からメインとサブのカラーを組み合わせると、なんと4,900通りの組み合わせが考えられます。
メインカラーを決めるのに1カ月。最終決定までにさらに1カ月かけようと思っています。
最終的にどんな色に決まるのか全く想像できていません。
「こんな色にしたいな~」というのも自分自身考えないようにしています。
自分のセンスに自信がないものですから(笑)
社員の総意として皆が「これだ」と納得できるものが出来るといいなと思います。
決まりましたらこのブログで発表しますね。
皆さんお楽しみに!!

省エネルギー政策の動向について

投稿者:落合智貴
東京管工機材商組合の9月の合同八日会において経済産業省 製造産業局の茂木さまによる講演会がありました。概略をご報告致します。

国はエネルギーの消費状況を4つの部門に分類して統計を取っているそうです。
1、産業部門(全体の43.0%)
2、家庭部門( 同 14.0%)
3、業務部門( 同 20.6%)
4、運輸部門( 同 22.5%)
1973年→2013年の40年間における実質GDPの伸びは約2.5倍だったのですが、講演会では各部門のエネルギー消費量の伸び率が示されました。
産業部門が一番大きなウエイトを占めていますが、省エネに関してはこの産業部門が最も効果を上げており40年で0.8倍とエネルギー消費を2割削減しています。
そして家庭部門は2.0倍、業務部門は2.9倍のエネルギー消費量の増加がみられるとの事です。
これらを受けて、業務部門・家庭部門における省エネの促進を国は政策として進めています。
様々な機器のトップランナー方式(最も優れた機器などの性能以上にすることを求める制度)や、省エネ技術への補助金、リフォームに対する減税 等があげられます。

住宅の性能向上に対して特筆すべきことが断熱です。
全国に約5000万戸ある住宅のうち、昭和55年基準しか満たしていない住宅が37%。
そして無断熱住宅がなんと39%。
断熱のリフォームを促進するだけでもまだまだ省エネの余地は大きそうですね。

カクダイ さん の熱い展示会 ~メーテルと共に~

投稿者:落合智貴
水栓金具メーカーのカクダイさんはここ数年、展示会において抜群の存在感を示しています。
2年前は「宇宙戦艦ヤマト」
昨年は「魁!!男塾」・・・
そして今年は「銀河鉄道999」でした。

とことんコダワルというのはこういうことを言うのでしょう。
毎年アイデアを考えるのは大変でしょうし、コストも相当掛かるでしょうね。
経営にはメリハリが必要ということでしょうか。
この社風がカクダイさんのブランドになっていくんでしょうね。

その他商品開発でも、変わり種の水栓なども遊び心満点で作っています。
是非カクダイさんのカタログを見てみて下さい。


【999(666?)の車掌に扮しているのがアイデアマンの多田さん(右)】