投稿者:落合智貴
10月23日~25日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催された「第56回管工機材設備総合展」で日栄インテックの新商品を見つけました。
ステンレス配管に使用する支持金具は、鉄とステンレスの電位差による腐食を防ぐため、絶縁することが必要です。
通常は青い絶縁素材をまいた「デップ」と呼ばれる支持金具を使います。
しかし「デップ」では高温に耐えられず、絶縁素材が溶けてしまう事故があったそうです。
そこで登場したのが、日栄インテックの「耐熱100」シリーズです。
0~100℃に耐えられる仕様となっており、オレンジ色をしています。
60℃を超える高温の配管にはこちらをお使いください。
カテゴリー: 業界情報
祝 ブログ開設10周年!!
投稿者:落合智貴
平成26年(2014年)11月3日にブログを始めてから今日でちょうど10年となりました。
週に一回必ず記事をアップすることが10年続けられるとは思ってもみませんでした。
管材業界での商品情報、時事ネタ、読書感想などを投稿しておりますが、日々感じたことを投稿することは、自分の情報感度を上げるのに役に立っているように思います。
時々“ブログ見てますよ!”と声をかけてくださる方もいて、張り合いも出てきます。
「落合住宅機器の歴史を辿る」シリーズは古い投稿を再投稿する形でアップしていますが、自分でも読み返すたびに歴史の重みを感じる機会になっています。
10年前の初めての投稿のタイトルは「管工機材設備総合展(平成26年10月)開会式」でした。
今年10月23日に行われた第56回管工機材設備総合展の開会式では東京管工機材商業協同組合の理事長として、共催者スピーチとテープカットをさせていただきました。
10年後にこんな形で展示会に関わるとは感慨深いですね。
これからもこのブログをお読みいただければ幸いです。
【第56回管工機材設備総合展開会式 東京都立産業貿易センター浜松町館】
【左が共催者の筆者 右が主催者の東京都管工事工業協同組合の五十嵐理事長】
東京みらい市2024を見学
投稿者:落合智貴
10月11日(金)~12日(土)に東京ビックサイトで「東京みらい市2024」が開催されました。約15,000人が来場、WEBも含めると約27,000人が見学したそうです。
愛知管工機材設備総合展2024を見学
投稿者:落合智貴
10月10日から3日間、愛知県の吹上ホールで開催された管工機材設備総合展の開会式に出席してきました。
積水化学工業のブースでは「エスロン ラクのびペックス コルゲートウォーム」を展示。
戸建やマンションなどの住宅用給水・給湯配管として使われている5mm保温付き架橋ポリエチレン管と同等の優れた保温性を持ち、被覆保温材部の耐傷性と伸縮性を向上させるとのことです。
らくのびペックスコルゲートウォーム動画
ベン 相模原イノベーションセンターを見学
投稿者:落合智貴
自動弁などを製造している株式会社ベンさんは岩手県にメインの工場を持っていますが、神奈川県相模原市には電磁弁などの組立てを行う工場があります。
工場のほか、倉庫機能および、イノベーションセンターと名付けた研修所が併設されており、販売店や工事会社様への啓蒙活動に活用しています。
実際の商品を分解・組立てを行い、自動弁の構造を体感する研修も行われています。
今年の6月にベンの販売店で構成される「関東桃友会」に当社が加入したのを機に、「ベン相模原イノベーションセンター」を見学させていただきました。
ベンの歴代製品をズラリとパネル展示しています。
実験施設では配管に水・お湯・蒸気などを流し、減圧弁や逃し弁、電磁弁などの効果を体感することができます。
スパイラル ショートエルボ【オス×メス】登場
投稿者:落合智貴
当社では、ダクト配管に使う亜鉛スパイラルには東洋アルチタイトの製品を扱っています。
この度、SEエルボ(ショートエルボ)150φに【オス×メス】タイプが発売されました。
レンジフード内など狭いスペースでご活用いただけます。
在庫はまだしておりませんが、ご要望がありましたらお問い合わせください。
図面はコチラ
フネンアクロス研修会
投稿者:落合智貴
8月22日に東京フネン特約店会の研修会が開催され、フネンアクロスの新商品が紹介されました。
今まで耐火二層管フネンパイプの最大口径は200Aでしたが、250Aも発売予定とのことです。
鉄管配管と比べると重量がかなり軽減できるため、主に大型現場での採用を見込んでいるとの事です。
続いて「水溶性スペーサー付き伸縮継手(S-ES)」。
塩ビの配管は温度差により伸縮があるため、すべて実管で配管すると、パイプの伸び縮みにより将来破断する恐れがあります。
それを防ぐための伸縮継手(ES,ESS)は従来からありますが、この新商品は、施工時に伸縮シロを確実に確保するための白いスペーサーが内蔵されており、完成後に水を流せば水溶性のスペーサーが溶けて伸縮シロを確保できるとのことです。
最後にフネン用Aパットです。立管とスラブのスキマをモルタルで埋めるときに使う商品ですが、フネン集合管アクロスジョイント用の切れ込みが入っており、折り込んだAパットのパイプ部分に巻き付ける部分があり、モルタルのモレを防ぐことができます。
そのほかFVキャップ用のFVベース200Hなども紹介されました。
下水道展2024東京を見学
投稿者:落合智貴
7月30日から8月2日まで東京ビックサイト東ホールにて「下水道展2024東京」が開催されました。
アロン化成や前澤化成工業、荏原製作所などおなじみのメーカーさんも展示していました。
管路資機材ゾーン・下水処理ゾーン・維持管理ゾーン・建設ゾーン・設計測量ゾーンなどにエリア分けされていましたが、下水道の世界は当社が扱う建物内の設備とはスケールが全く違います。
地下にトンネルを掘り進むシールド工法の機械なども展示されていましたが、圧巻でした。
ノーリツ調理器具の研修会
投稿者:落合智貴
「ノーリツ西新宿プレゼンルーム」というショールームがあります。
ノーリツの調理器具などを体感できる施設です。
7月18日にノーリツ代理店のタカムラさん主催で研修会が開催されました。
ノーリツのビルトインコンロはスタンダード品としてホーロートップの『Metal Top』がありますが、ガラストップの『Fami』。オートグリル機能を加えた『Mikke』。操作ボタンなどをスタイリッシュにした『Nest』。親水アクアコートやグリルクリーンモードを加えた『Orche』。専用プレートパンやキャセロールという調理グリルが使える最高級機種の『PROGRE』までのラインアップがあります。
【写真はMitte】
ノーリツは、男性の調理初心者などにも簡単に調理ができる、機能充実商品の開発に力を入れているそうです。
新たな商品戦略“NORITZ For 2030”では「生活の悩みや社会の課題を解決する」ことを目標にしているとのことです。
関東グランドフェア2024
投稿者:落合智貴
ユアサ商事が開催している「関東グランドフェア2024」が今年も7月5~6日に幕張メッセで開催されました。
今回はテーマゾーンに加えて、『ものづくり』『すまいずくり』『環境づくり』『まちづくり』のエリアに分けて展示をしていました。
TOTO石神井ショールームOPEN
投稿者:落合智貴
当社から一番近かったTOTOショールームは練馬ショールームでしたが、先日閉館となりました。その代わり練馬と三鷹ふたつのショールームを併合し「石神井ショールーム」を7月4日にOPENしました。
西武新宿線の上石神井から徒歩12分。新青梅街道沿いにあります。駐車スペースはたくさんありますので、車でのアクセスが便利です。
当社からは新青梅街道を走れば車で20分ほど。7月4日のOPEN初日に見学してきました。
トイレ・バス・キッチン・洗面化粧台など一通りのTOTO製品が展示されています。
旧練馬ショールームの2倍の広さがあり、商談コーナーもたっぷり用意してあります。
新宿ショールームよりは小さいですが、落ち着いて商品をご覧になるには石神井ショールームのほうが良いかもしれません。
新築出来立てのショールームですので是非ご活用ください。
管機連社員総会を開催
投稿者:落合智貴
全国管工機材商業連合会(略称:管機連)は東京を含む全国の管工機材商組合の上部団体にあたります。6月17日に年に一度の社員総会がグランドアーク半蔵門で開催されました。
私は社員総会の司会を10年以上担当してきましたが、今回、東京管工機材商業協同組合の理事長に就任したため、正式に管機連の理事に選任されました。
当日は3名の講師による講演が行われましたのでご報告します。
●宮川 元内閣官房補佐官
「貿易の自由化と中国の主張」
世界の貿易は、戦後GATTにより西側諸国の貿易活性化を図ってきたが、冷戦終結後はWTOにより貿易自由化の流れを東側や途上諸国に広げてきた。しかしWTOは「途上国」に優遇制度があり、中国やインド、カタールなど世界のGDP上位を占める国までも自己申告により「途上国」扱いとなっているため、貿易自由化の義務やCO2削減義務なども守る義務がないと主張することができてしまい、WTOは機能不全に陥っている。世界の貿易制度の再構築はゼロからスタートしなければならない。
●経済産業省 製造産業局 素材産業化 土屋課長
「素材産業の国際競争力強化とGXの実現に向けた政策動向」
素材産業は製造業全体の約2割を占め、自動車に次ぐ製造業第2位の規模。半導体の需要拡大に伴い、エチレンの国際市場規模が伸長している。GaN基板や黒鉛電極などの高機能材は、市場規模は小さいものの日本企業が高いシェアを持つものが少なくない。GX(グリーントランスフォーメーション)についてはGI基金(グリーンイノベーション基金)を設立し、“水素還元製鉄”や“ペロブスカイト太陽電池”“液化水素運搬船”“アンモニア専焼”“全個体型蓄電池”など、2050年のカーボンニュートラルに向けて2.8兆円を野心的な目標に取組む企業に支援している。
●国土交通省 水管理・国土保全局 水道事業課 名倉課長
「最近の水道行政について」
令和6年4月1日に水道事業が厚生労働省から国土交通省に移管され、下水道事業と一体組織となった。能登半島震災における断水の復旧は東日本大震災や熊本地震と比べて遅れている。日本全体で、法定耐用年数を超えた管路は22.1%に達しているが、小規模水道事業体は水道料金で費用がまかなえず約40%の事業体が原価割れ。全国の水道施設の更新費・修繕費は年1.3兆円ほどだが、将来30年においては1.8兆円必要。
SFAジャパンのショールームを見学
投稿者:落合智貴
給排水がひかれていない部屋や地下にトイレや洗面所を設けたい場合、給水はともかく排水を設置することは勾配が確保できないと難しいです。しかしSFAの圧送ポンプを使えば勾配が取れない場所でも排水が可能となります。
最近はコンビニの冷蔵ショーケースのドレン配管にも使われるケースも増えてきたそうです。
先日、日本橋箱崎町にあるSFAのショールームを見学してきました。
SFAはフランスの会社ですが、日本でもじわじわと知名度が上がっています。
設置方法などご相談の際には、当社の営業を通じてお申込みいただき、ショールームをご活用ください。
ご購入はこちら
SFA排水ポンプ SAC3-100 サニアクセス3(トイレ用)
SFA排水ポンプ SSPPLUS-100 サニスピードプラス(雑排水用)
日本バルブ工業会の70周年記念祝賀会に出席
投稿者:落合智貴
一般社団法人日本バルブ工業会は、日本のバルブ工業の進歩発展に寄与することを目的とし、1954年3月21日、国内の主要バルブ製造業者が参加して設立されました。現在、キッツ・大和バルブ・オンダ製作所・タブチ・前澤給装工業・日邦バルブ・SANEI・TOTO・LIXILなど116社が正会員となっており、手動弁・自動弁・止分水栓・水栓金具を製造しているメーカーが参画しています。バルブ製品の規格制定をはじめとした技術向上を図るだけでなく、会員企業の働き方改革・人財育成・サスティビリティなども業界の課題ととらえ取り組んでいます
6月6日に大手町サンケイプラザにおいて「創立70周年記念祝賀会」が開催されました。
マスコットキャラクターの「ばるちゃん」も様々なイベントで盛り上げ役をかっています。
東京管工機材商業協同組合の理事長に就任
投稿者:落合智貴
この度、第77回通常総会にて「東京管工機材商業協同組合」の理事長に就任いたしました。
東京の管材商社140社を代表する大変な重責ですが、頑張っていきたいと思います。
当社のお客様にご迷惑が掛からないよう、本業に支障のないよう両立できればと思っております。
~就任時の挨拶を下記に掲載いたします~
令和6年5月21日開催の通常総会において第14代理事長に就任いたしました。
75年を超える諸先輩方のご尽力を引き継ぎ、業界発展のため努力して参る所存です。
「管工機材」は水道・空調など私たちの生活を支えるライフラインとして、いつも身近に感じられる商材です。
東京管工機材商業協同組合の会員企業は日々、新築・リフォーム・プラント・上下水道等に必要な設備資材を工事現場にお届けする大切な役割を担っています。
当組合の役割は、日々発生する業界内の悩みや問題を共有し、中小企業が個別に対応することが難しい課題に組織として対策を講じ、
この業界で働く皆様が生き生きと働ける環境を整える事ではないかと思います。
中小企業の経営者が、日々直面する悩みに対し、他の経営者との交流の中で解決のヒントを得ていくのも一つの意義であると思います。
また当組合には、管工事組合様・メーカー様・行政・関係諸団体との情報交換のハブとしての機能も求められていると思います。
これらの情報交換を通じて、施工性の高い製品の開発、ユーザー様の生活の質の向上につながる製品の開発、
業界で働く方々の働きやすさの向上などが達成され、日本全体の発展に寄与出来ればこれに勝る喜びはありません。
今後とも関係各位のご協力を宜しくお願い致します。
製販懇談会 2024.4(後半)
投稿者:落合智貴
4月22日に行なわれた東京管工機材商業協同組合の製販合同懇談会の後半のご報告です。
●キッツ
生産額は横ばいだが、単価アップによって売上高は増加。半導体工場や医薬品工場向けのステンレス鋼製品が好調。青銅・黄銅は微増。鋳鉄・鋳鍛鋼は減少傾向。ベトナムとブラジルに新工場を予定している。5月10日に東京国際フォーラムで35年ぶりの展示会を開催するのでぜひご来場いただきたい。
【KITZコンベンション2024の事前登録はコチラ】
●川本製作所
陸上・水中・消火ポンプは前年比微減だが、増圧を含む自動給水ポンプは120%と好調。原材料は高止まり状態。付加価値の高いポンプの開発に努力していきたい。
●パナソニックハウジングソリューションズ
2023年度のルームエアコンは前年比96%。2024年度は99.3%を予想。業務用エアコン需要の70%はリニューアル向けとなっている。樹脂製の小便器アラウーノを発売。陶器だと38㎏だが樹脂製なので6㎏と軽量化に成功。SFAポンプを内蔵した圧送タイプのアラウーノVも発売した。
●TOTO
2023年度は住宅リモデル106%。パブリックリモデル103%。ショールームの来館数・見積数は横ばい。2024年7月に石神井ショールームがオープンする。新宿ショールームも7~8月に全面リニューアルする。8月には価格改定の予定で平均4.5%の値上げとなる。
製販懇談会 2024.4(前半)
投稿者:落合智貴
東京管工機材商業協同組合の恒例の製販合同懇談会が4月22日に明治記念館で開催されました。前半4社の各メーカー様の発表をご報告させていただきます。
●日本製鉄
労働力不足については、建設業界においての職人不足が顕著で、需要があっても労働力以上の仕事はこなせず、総量は一定とならざるを得ない。建築床面積は30年で半減した。カーボンニュートラルについては第三者機関がCO2排出量を測定する「エコリーフ」というものが利用されている。
●シーケー金属
シール付継手が公共工事の消火配管で使えるようになった。ハウジング継手の需要は2012年の2.6倍に増えている。半導体工場の需要に期待される。
●積水化学工業
塩ビ管出荷量は2012年から減少している。1990年代と比べると40%程度。ポリエチレン管などへ管種が移行している影響が大きい。ナフサの価格は、イラン・イスラエルの紛争いかんで上がるリスクが出てきた。
●フネンアクロス
運送費・人件費・物流費などが上昇している。今のところ価格改定の予定はないが、先行きはわからない。フネンアクロスの令和6年度売上げは前年比110%。FVキャップの品薄でご迷惑をかけている。2025年までは改修工事を中心に好況が予想される。
水栓金具メーカーが相次ぎ値上げ
投稿者:落合智貴
コロナ禍やウクライナ戦争の影響でこの3年ほどあらゆる資材が高騰してきました。
直近一年は以前ほどの勢いはなくなりましたが、じわじわと値上げが進んでいる状況です。
水栓金具に関しては今年2024年4月をめどに値上げをするメーカーが多いです。
LIXIL、SANEI、カクダイ、ミヤコなどは今春のカタログ改定をもって値上げを実施しました。TOTOも8月に値上げの予定です。
緩やかなインフレが今後も常態化するのかもしれません。
積算の際はご注意いただければ幸いと思います。
ダイキン工業、KITZ タイ工場を見学
投稿者:落合智貴
ユアサ商事さんのご招待でタイに行ってきました。現地では空調機メーカーのダイキン工業、及びバルブメーカーのKITZの工場を見学しました。
ダイキン工業タイ工場は1990年に竣工。ルームエアコンやVRV(ビルマル)など多品種を製造しています。PDS(Production of Daikin System)と呼ばれる独自の生産システムを展開しており、従業員の積極的な改善提案を促しています。生産ラインでは“順位同期化混合生産システム”を採用しており、多数の異なる機種や仕様の製品を生産しており、生産計画の変動にフレキシブルに対応ができるそうです。室外機の最終工程ではダンボール箱に小さな穴をあけ、ガス漏れがないかのチェックを全数行っていました。
KIZTのタイ工場は「バンプリ工場」と「アマタ工場」の二つがありますが、今回は主にバタフライ弁を製造している「アマタ工場」を見学しました。
バタ弁の工程は、ダイキャスト(鋳造)→塗装→加工→ゴム成形→組立 の手順で製造されます。アマタ工場では鋳鉄のダイキャストは単価の安い外注を採用していますが、アルミニウムのダイキャストは最近内製化に成功したそうです。太陽光パネルの導入で工場の30%の電気代をまかなったり、新排水処理設備を導入して排水を再利用し、工場内での野菜作りに活用しているそうです。今後は塗装の自動化も検討しているとの事です。梱包の際にできるだけビニールテープを使わずにダンボールの組立方を工夫するなど、環境配慮にも気を使っているとの事でした。
HVAC&Rジャパン2024を見学(その2)
投稿者:落合智貴
HVAC&Rジャパン2024では空調機だけでなく、周辺の配管材料のメーカーさんも多く出展していました。
日本銅センターは冷媒配管に使う各種継手を展示していました。
ナット式としては、東尾メックのR(れいわ)おっぞんくん等。
プレス式としては、NJT銅管のRGプレス等。
差込式としては、タブチのエフ-1等 が紹介されていました。
ベンカンは冷媒銅管用のダブルプレスを紹介していました。
HVAC&Rジャパン2024を見学(その1)
投稿者:落合智貴
1月30日~2月2日に東京ビックサイトにおいてHVAC&Rジャパン2024が開催されました。この展示会は日本冷凍空調工業会が主催で2年おきに開催されるビックイベントです。空調機器メーカーや空調周辺部材のメーカーが一堂に出展しています。
東管機組合 賀詞交歓会 2024
投稿者:落合智貴
2024年の東京管工機材商業協同組合の賀詞交歓会が1月10日に東京ドームホテルで開催されました。コロナ五類となって初めての賀詞交歓会となり、昨年よりも50名ほど多い650名ほどの参加だったそうです。
1月1日に発生した能登震災の犠牲者のご冥福を祈り、参加者全員で黙祷を捧げてからの開会となりました。
ご登壇された方々のご発言は下記の通りです。
●向山英雄 東京管工機材商業協同組合理事長
能登震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに被災された方々にお見舞い申し上げる。2024年は人手不足が注目されている。管工機材業界に若くて有能な人材が入ってくるように尽力したい。業界でもスポーツに協賛する会社が増えており、認知度を上げていきたい。
●牧原秀樹 衆議院議員
能登の震災では断水で水が供給できないことが一番困っている。水道インフラの大切さを思い知らされた。今年は世界各国で選挙の年で台湾や米国の選挙に注目。政治刷新本部のメンバーとなり政治改革を進めていきたい。2024年問題の人手不足には適切に対応していきたい。
●竹島睦 足立敏之参議院議員秘書
能登震災の復旧に当たっている建設関連の皆様に感謝したい。国土強靭化が大事。公共工事予算の確保に全力を挙げていきたい。
●石島秀起 東京都議会議員
昨年は関東大震災100周年だった。「TOKYO強靭化プロジェクト」では防災計画の改定をした。富士山噴火への対応も検討している。
●濱坂隆 経済産業省製造産業局素材産業課企画官
能登震災への対応は人命救助が第一。インフラ復旧、物資の供給などプッシュ型で対応している。昨年はカーボンニュートラルやGXに取り組んだ。2025年の大阪万博には積極的に参加してほしい。
●五十嵐隆 東京都管工事工業協同組合理事長
昨年の管工機材展では機材商組合がAKBの参加やユーチューブの情報発信をするなど新しい試みを評価したい。今年は工事組合の展示会に協力頂きたい。SDG‘Sの取り組みを紹介した「2023年版管工機材の教科書」は活用させてもらっている。
●橋本政昭 全国管工機材商業連合会会長
水道インフラの維持管理が重要。全管連の藤川会長とは今回の能登震災の対応で連携をとっている。各地区の防災協定はまだ締結できていない地区が多い。
管機連60周年記念式典
投稿者:落合智貴
令和5年12月19日、全国管工機材商業連合会(管機連)の創立60周年記念式典が東京・明治記念館開催されました。
私は式典の司会を担当致しました。
管機連は東京・愛知・大阪を含め全国18地区の管工機材商組合の連合会です。今では傘下の組合員及び単独加入の特別会員合わせ744社と賛助会員111社の規模に拡大しています。
経済産業省・国土交通省・厚生労働省など各省の窓口団体として日頃から情報交換を行っています。
その他にも防災・人材育成・展示会の周知など業界発展のために活動を行っている団体です。
60年の歴史の中で会長をお勤めになったのは以下の方々です。
初代:橋本達三(橋本産業)
二代:山田清宗(昭和管機材)
三代:橋本政雄(橋本総業)
四代:斎藤成八郎(斎長物産)
五代:一瀬克彦(一ノ瀬)
六代:小泉久則(コーザイ)
七代:橋本政昭(橋本総業)
式典では60年の歴史がビデオで上映され、管機連功労者の表彰が行われました。
業界の歴史を感じつつ、今後の発展に尽力しなければと感じた式典でした。
4年ぶりに工具展を開催
投稿者:落合智貴
当社の工具展は、初台に本社があった際は、近くの本町区民会館を借りて開催していました。令和元年に今の中野区江古田に引っ越した後は会社近くに手ごろな会場が見つからず、店頭での展示会にしました。しかし令和2~4年はコロナ禍となり多くの人が来場する展示会はふさわしくないという理由で実施しませんでした。
令和5年11月28~29日に4年ぶりとなる店頭での工具展を開催しました。
狭い店頭のため、28日出展と29日出展のメーカー様に分かれていただきました。
いつも工具展を楽しみにして下さっているお客様が喜んでご来場いただいたのがうれしかったですね。
アフターコロナを実感した2日間となりました。
東京みらい市2023 を見学
投稿者:落合智貴
10月13~14日に東京ビックサイト東ホールで開催された「東京みらい市2023」を見学してきました。橋本総業さんが企画している恒例の展示会です。
積水化学工業は「耐火VP」を展示していました。年々需要が増えている耐火VPですが、この度200φシリーズが発売されるそうです。
積水化学工業 耐火VP200φ
オンダ製作所は架橋ポリエチレン管・継手のシェアが高いメーカーです。
便利な継手も続々と発売されており、特に目を引いたのが異種管接続用の継手です。架橋ポリエチレンも世に普及しだしてから20年ほどになり、既設の架橋ポリエチレンを改修するケースが増えてきています。既設の配管がポリブテンやエルメックスなどの場合でも対応できるように継手のラインナップを充実させているのが最近の特徴となります。
オンダ製作所 架橋ポリエチレン
製販懇談会2023秋(後半)
投稿者:落合智貴
10月3日に開催された製販懇談会の後編です。
3社の発表をご報告いたします。
●荏原製作所
GDPとポンプの受注高はリンクしている。2023年は1.5%増の見込み。インバーター不足は解消しつつあるが、製品納期の正常化にはもう少し時間がかかる。SDG‘Sに取り組んでおり、ポンプのインバーター搭載率がまだ20%なので、省エネの余地はまだある。インバーター内蔵PMモーター(IVM)で更なる省エネ化を図りたい。
●ダイキン工業
業務用空調機は猛暑だったにもかかわらず101%にとどまる。節電ニーズは高まっており、15年前の機種に半分の電気代で済む最新機種への買い替えを勧めてほしい。ルームエアコンは上期92%。ZEH(ゼッチ)の普及を促進。寒冷地における高暖房エアコンの需要取り込みを図る。エコキュートの更新需要が好調。関西地区に生産拠点が偏っていたが、茨城工場建設が決定した。
●LIXIL
有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)が全国各地で検出されて人体への影響が懸念されている。LIXILの浄水カートリッジは80%以上除去できることが第三者機関で確認されている。災害時に1Lで洗浄可能なレジリエンストイレの普及に取り組んでいる。
製販懇談会2023秋(前半)
投稿者:落合智貴
東京管工機材商業協同組合の製販懇談会が10月3日に明治記念館で開催されました。
メーカー様7社の発表がありましたが、まずは管材系の4社の発表をご報告いたします。
●オーエヌ工業
SU管用継手「ナイスジョイント」はステンレス継手のシェア70%を占める。この度ナット緩み止め機能を強化した「ナイスジョイントX」を発売した。面間寸法や施工方法は従来品と全く変わらない。ナットに青いルーズストッパーが内蔵されており、一度締め込むと青いルーズストッパーが見えなくなり、ナットが緩まない構造になっている。旧品本体にナイスジョイントXの袋ナットを接続することも可能。
●アロン化成
①災害対策 ②気候変動対応 ③インフラ老朽化対策 に重点を置いている。マンホールトイレ設置の推進やゲリラ豪雨対策商品、布設管路の老朽化対策 などに力を入れている。
●大和バルブ
2022年度のバルブ生産額は3%アップし過去最高となる。これは数量増加ではなく、原材料高騰による販売単価アップが要因。ステンレス弁や自動弁が好調。大型物件の本格化はこれからで半導体関連の需要にも期待できる。
●JFEスチール
鋼材需要は横這いで海外は緩やかに回復基調にあり、鉄鉱石は値上がりの見込みであるものの、中国の不動産不況も懸念されている。
軽量鋼管はSGPの20%減の重量でグルービング施工の商品。
CO2 排出削減技術を使ったグリーン鋼材“JGreeX”を供給しているが鋼管への実績はまだ。
都立城南職業能力開発センターで出張授業(後半)
投稿者:落合智貴
9月22日に行った、都立城南職業能力開発センター配管科への出張授業の後編です。
CK金属・オンダ製作所に続き、クボタケミックスさんに登場頂きました。
火災の際に延焼を防止するための緑色配管材である「KC耐火ビニルパイプ」と、保温材付きの白色の配管材である「KCドレンパイプ」をカットサンプルなどを見せながらご説明頂きました。そのあと青い電気融着式のポリエチレンパイプ「スーパータフポリ」の施工を実演頂きました。パイプ接続部分のスクレープ作業、アセトンによる汚れのふき取り、クランプの設置、電気の通電といった流れを体感頂きました。
最後は教室に戻り、私が講義いたしました。
塩ビ管・鉄管・銅管・ステンレス管・樹脂管など幅広い管種の大まかな説明から、支持金具・接着剤・保温材・水栓金具・バルブ・ダクトなど周辺の資材についても大まかにご説明いたしました。
城東校に続き、城南校でもこの特別講座は年二回の定例講義になりそうです。
ご協力いただいたメーカー様に感謝申し上げるとともに、受講された生徒さんが卒業後に設備業界で活躍されることをご期待しております。
都立城南職業能力開発センターで出張授業(前半)
投稿者:落合智貴
10年ほど前から足立区綾瀬にあります都立城東職業能力開発センターで出張授業をしておりますが、今回初めて品川シーサイド駅近くにあります都立城南職業能力開発センターの配管科で授業を依頼されました。
城南校の配管科は20年前に私自身生徒として6か月通った学校です。
建物の雰囲気や外部講師の先生方もあまり変わっておらずホッとする空間ですが、この20年の間に配管材料は進化を続けています。
今回のご依頼は城東校と同様、日頃の訓練では経験していない、高機能な配管材料をレクチャーしてほしいとのことです。
架橋ポリエチレンや電気融着式の青いポリエチレン管などは20年前にはまだそれほど普及していませんでした。
今回は城東校で参加いただいているメーカーとは違う3社に来ていただきました。
一社目はシーケー金属さんです。
ねじ込み継手で有名なシーケー金属ですが、リケンとの合弁会社を作り生産体制を統合しているため、日本の鉄管継手メーカーではプロテリアル(旧日立金属)に並ぶ大きな勢力です。
今回は黒・白・コート・管端防食継手・埋設用継手・シール材不要製品・ネジ込み不要のメカニカル継手などを見せていただいたほか、グルービングによるハウジング継手の説明も行いました。またステンレス配管に使用するプレス式・拡管式・ワンタッチ式の継手もご説明頂きました。
二社目はオンダ製作所さんです。
架橋ポリエチレン管用の継手には「内面シール構造」と「外面シール構造」があります。
「内面シール構造」はパイプの外キズによる漏水リスクが少ないというメリットがある反面、流量損失が大きいというデメリットがあります。一方「外面シール構造」は反対にパイプの外キズに弱く、流量損失が小さいという特徴があります。
オンダ製作所では「外面シール構造」を推奨しており、特に『Revos』シリーズでは継手内面のカーブを緩やかにすることでより流量損失を少なくする高付加価値商品です。リフォームの場合、流量損失が大きい継手を使うと、以前よりも水量が弱くなったとお客様からクレームになることがあるそうですが、『Revos』を使えばそのリスクは減らせます。
今回の授業では「内面シール」「外面シール」「REVOS」のそれぞれエルボを10個使ったデモ配管に水を流し、水量がどれだけ違うかを生徒さんに体感して頂きました。
タカラスタンダード ショールーム見学
投稿者:落合智貴
タカラスタンダードの新宿ショールームを見学してきました。
ホーローキッチンで有名なタカラスタンダードですが、ホーロー(琺瑯)とは、鉄、アルミニウムなどの金属材料表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)を高温で焼き付けたものだそうです。
ショールームではホーローキッチンの表面の素材を木のハンマーで強くたたく実験をしてくれましたが、よっぽど強くたたかないと凹まないことが分かりました。また同じくホーロー表面を火で焙ってみると、ススが付きますが布巾で拭くとススはきれいに取れます。燃えたり焦げたりすることはないそうです。
フルモデルチェンジしたLEMURE(レミュー)シリーズでは木目のデザインを実現。
木製に見えるキッチン表面はホーロー素材です。
お風呂もホーロー素材。油性マジックも水をかければ簡単に落とせます。
イメージキャラクターは土屋太鳳さん。
ショールームレディーと同じ服装でメディアに登場してくれています。