投稿者:落合智貴
7月20日~21日に東京ビックサイト西ホールで恒例の展示会「みらい市」が開かれました。
TOTOは好評のネオレストNXの展示説明をしていました。

オンダ製作所の新型架橋ポリエチレン用継手「ダブルロックジョイント REVOS(レボス)」は13φの継手が未来工業のRMリフォームカバー20サイズに入る様にスリムに作られています。
13φでも従来品の16φの流量が確保できるのも大きな特徴です。
お値段は従来品よりも高いですが、ニーズが大きいかもしれません。

投稿者:落合智貴
当社の仕入れ先であり、私が1年間社員としてお世話になった会社がユアサ商事㈱です。
ユアサ商事では仕入れ先が炭協会、得意先がやまずみ会として様々な行事を行っています。
全国各地に業界ごとに結成されているやまずみ会ですが、当社が所属するのが「関東やまずみ会流体システム部会」です。6月18日に鉄鋼会館で行われた総会で、私は会長に就任しました。前任は日本管材センターの関根唯夫会長で、21年間やまずみ会会長を務められました。(総会の様子は管材新聞をご覧ください)
総会後、ユアサ商事本社に伺い、佐藤会長(右)、田村社長(左)にやまずみ会会長就任のご挨拶をしてきました。
新入社員としてユアサ商事に入社した24年前を思うと感無量です。

7月6日にはやまずみ会主催の展示会「グランドフェア」の開会式が行われ、主催者代表としてテープカットを行ってまいりました。(管材新聞)

やまずみ会会長は責任重大ですが、様々な経験をさせてもらえ、勉強になることが多いと思います。
恩返しのつもりで頑張っていきたいと思っています。
投稿者:落合智貴
全国管工機材商業連合会(管機連)は全国にある管工機材の業界団体を取りまとめる上部団体です。年に一度の定時社員総会の司会を私は6年連続で務めております。
6月11日に行われた総会では会長が小泉久則氏から橋本政昭氏に交代しました。
総会のあとの講演会ではお二人からお話がありました。
1、経済産業省 製造産業局 素材産業課 湯本課長様
「第4次産業革命への対応 ~Connected Industriesの取組~」
デジタル化によりモノづくりの現場が変革している。第4次産業革命とはIoTや人工知能、ビックデータ、ロボットなどを使った自律化・相互協調の社会である。ネットからリアルへ、リアルからネットへの動きが盛んに行われている。製造現場のデジタル化のメリットは人手不足の解消や技能伝承、利益の拡大などが考えられる。Connected Industriesとはヒト・カネ・モノに加えてデータや情報が新たな経営資源になること。機械とデータが結びつくことによって新たな付加価値やサービスが創出されることが期待される。
2、国土交通省 住宅局 住宅生産課 長谷川課長様
「住宅建築行政の最近の動向について」
平成30年3月に閣議決定した建築基準法の一部改正では①建築物・市街地の安全性の確保 ②既存建築ストックの活用 ③木造建築を巡る多様なニーズへの対応 が背景にある。
「安心R住宅」の制度は、耐震性がありインスペクションが行われた住宅でリフォーム等について情報提供が行われる既存住宅に対し国の関与のもとで事業者団体が標章を付与する仕組み。
下水道への紙オムツ受入実現に向けた検討ロードマップを策定した。紙オムツの処理方法はAタイプ(固形物分離タイプ)、Bタイプ(破砕・回収タイプ)、Cタイプ(破砕・受入タイプ)を設定している。2022年にガイドラインを作成したいと考えている。
投稿者:落合智貴
GAFAという言葉を最近よく聞きます。
G(グーグル) A(アップル) F(フェイスブック) A(アマゾン) の4社の頭文字をとった言葉です。
IT社会の進歩は目覚ましいものがありますが、この4社が世界のプラットフォームを牛耳っているということでしょう。
そのなかでも小売業の仕組みを根本的に変えようとしているのがAmazon(アマゾン)です。「世界最先端のマーケティング(日経BP社)」ではAmazonを筆頭に、オンライン(ネット)とオフライン(リアル)の垣根を越えて両者が徐々に融合していく動きが解説されています。

冒頭に、“チャネルシフト戦略とは、オンラインを起点としてオフラインに進出し、顧客とのつながりを創り出すことによって、マーケティング要素自体を変革しようとする戦い方である。”と述べられており、ネット企業がリアルの領域に手を広げ、顧客との接点を増やす方向に進んでいることが述べられています。
・アマゾンダッシュとは飲料や洗濯洗剤やおむつなど特定銘柄をアマゾンで購入するための専用ボタンであり、その革新性はオンライン購入のゲートを、自宅というオフライン空間に出現させたことにある。
・アマゾンゴーはレジのないコンビニであり、顧客はアプリを起動して入店し、商品をピックアップしたらそのまま店を出ていけばオンラインのアカウントで決済が完了するシステム。
・アマゾンブックスはリアル店舗であり、プライム会員はオフラインであっても、オンラインと同じ優待価格で購入できる。
・アマゾンはキンドルというチャネルを持つことによって、「本(モノ)」ではなく「読書(コト)」を提供し、顧客時間のすべてに関与できるようになった。
従来、リアルの小売業では顧客の購入時点の情報しか得ることができませんでした。
アマゾンの新たな試みは、「個客」を認証する技術を活用し、その行動データを収集し、それをもとにマーケティング要素自体を変革し、一人ひとりに最適な提案を仕掛けるというものです。
販売戦略を考えるとき、これから常に意識しなければいけないのは次の言葉かもしれません。
『アマゾンはどうする?』
投稿者:落合智貴
トップの判断違いによって、大きな組織でも崩壊する可能性があると考えさせられるのが東芝の凋落です。
東芝は社員20万人を擁し、経団連会長を輩出するなど日本の名門企業と言える存在です。
大鹿靖明著「東芝の悲劇(幻冬舎)」では歴代社長について、元広報室長の次の言葉を紹介しています。
“模倣の西室 ・ 無能の岡村 ・ 野望の西田 ・ 無謀の佐々木“
東芝はウエスチングハウスに巨額の資金をつぎ込み買収しました。ウエスチングハウスはアメリカの原発メーカーで、熾烈な買収合戦を制した上に手に入れました。しかし東日本大震災による福島第一原発の爆破事故によって原発事業は大きな負債事業に陥ってしまいます。
東日本大震災さえなければ・・・
結末を知っている今の我々にとっては無謀な投資と感じますが、投資を決断した当時のトップは運が悪かったと感じているかもしれません。
個人の野望と会社の成長。また株主の思惑とリスクの許容範囲。
社長の暴走を止めることは言うほど簡単ではありません。
コーポレートガバナンスの難しさを考えさせられる事例だと思います。
企業は本能的に大きくなろうとするものですが、事業が複合化し、目が行き届かなくなる範囲が増えると、事業に対する愛着が希薄化し組織がサラリーマン化していきます。本業に専念している会社、例えば自動車のトヨタや衛生陶器のTOTO、空調機のダイキン工業などが勝ち残っている印象があります。
本社が大きな資金を持っていると大きな投資、無謀なギャンブルについ走りたくなります。
うまくいけば社長個人の功績。うまくいかなければ株主や銀行が損を被る。
この構造を変えない限り東芝のようなことは今後も起こるかもしれませんね。

投稿者:落合智貴
耐火二層管メーカーでおなじみのフネンアクロスの特約店会「東京フネン会」に加入しました。
耐火二層管の継手は従来、パイプとの接続箇所に目地処理の施工が必要でしたが、10年ほど前に目地付の継手が義務付けられて今の形になっています。
従来当社は他メーカー(A社)を在庫していましたが、スポンジ式のA社の目地より、フネンアクロスのシート状の目地のほうが施工しやすいとのお客様の声が多かったため、在庫をフネンアクロスに切り替えました。
以来6~7年を経て「東京フネン会」のメンバーに加えていただくことになりました。

5月15日に行われた総会では新商品の紹介がありました。
1、シャオンエース―内管の塩ビ管と外管の不燃管の間に遮音管である音ふうじを内蔵した新商品。従来の様に後から遮音シートを巻く施工が省けます。
2、受口付パイプ125Aを新発売
3、従来150Aまでしかなかった継手、パイプに200Aサイズを発売。
投稿者:落合智貴
5月17~19日にTDYリモデルコレクションが幕張メッセで開催されました。
TDYとはTOTO・大建工業・YKKAPのことで、3社でアライアンスを組んでいます。
新宿のショールームなどもそうですが、3社の商品を一堂に見ることができる合同ショールームを全国に増やしています。
今回のリモデルコレクションのテーマは「十人十家」。
ライフスタイルを10パターン用意し、リフォームのコンセプトをエンドユーザーさんに提案する形になっています。
1、 太陽と風と仲良くすごす家
2、 子育てパパママの家族時間
3、 ようこそ!オトナ厨房へ
4、 “さわやかきれい”でおもてなし
5、 ココロもカラダもあったかヘルスケア
6、 やすらぎたっぷり“我が家ホテル”
7、 スマートエントランス
8、 タタミラウンジでご近所茶会
9、 ネコと本とひだまりと
10、熱狂!リビングスタジアム
子どもの独立など、ライフスタイルが変わることがリフォーム・リノベーションのきっかけになります。
自分らしい生活スタイルをリフォームを通じて獲得する。
そんなお手伝いも我々の仕事であると改めて認識しました。
投稿者:落合智貴
落合陽一氏(親戚ではありません)の発言や書籍が話題になっています。
シンギュラリティとは日本語で技術的特異点とも言われ、いわばコンピュータ(AI)が人間の頭脳を超える点と定義されているようです。
落合陽一氏は著書でシンギュラリティに備えて生き方を変えていかなければならないと述べています。AIに置き換わるのはこんな職業という予想をよく耳にしますが、例えば医師の代わりにAIが検査結果を分析してベテラン医師と同等かそれ以上の診断をするとか、弁護士の代わりにAIが過去の判例を分析して判断するとか、今まで人間の経験や勘が重宝されていたような職業はAIに取って代わる可能性が高くなります。
スマートホンの普及が21世紀において最も世の中をダイナミックに変えたインフラであると落合陽一氏は述べており「スマートホンの登場によって人はデジタル空間にもう一度生まれた」とも言っています。暗記型の知識はスマホがあればすぐに答えが分かってしまう時代になりました。

これからの時代は「仕事」を「遊び」の様にしていくことが重要である。「ギャンブル的な報酬」「コレクション的な報酬」「心地よさの報酬」の3つのいずれかを感じられるようなことを仕事に取り入れたほうが良い。
「超AI時代の生存戦略(大和書房)」を読むとこれから大きく世の中が変わっていく気配を感じます。
半年に一度の製販懇談会が行われました。
東京管工機材商業協同組合の恒例行事になっています。
メーカー各社の業績はおおむね好調のようで、資材の値上げも徐々に進んでいるようです。
各社の発表を要約させていただきます。
●JFE継手
可鍛鋳鉄製継手の出荷量は2007年の39,000トンから2017年29,000トンまで減少している。樹脂管など他管種への置き換えが進んでいる。
●クボタケミックス
塩ビの出荷量は平成7年には50万トン以上あったが、リーマンショック後には40万トン。平成26年には30万トン割れまで落ちている。原料のレジン価格は上昇が続いていたが、4年前をピークに少し下がってきた。
●フネンアクロス
ケイプラのOEM供給をやめたために大幅減収になったが、ケイプラを除けば前年並みであった。遮音システム製品は前年比116%と伸長している。音ふうじを耐火材の内側に内蔵した「遮音エース」を新商品として発売する。
●テラル
2017年の売り上げは、ポンプは前年比105%。送風機は110%と好調。2018年もポンプ・送風機とも105%を見込んでいる。
●三菱電機住環境システムズ
新設住宅着工戸数は2017年に98万戸の実績。2018年は94万戸を予想している。空調機は一定速からインバーターに替えると約71%の電力削減ができるので買い替えを進めていきたい。
●キッツ
半導体製造装置業界が好調。産業用ロボット市場のバルブ需要が大きくなりそう。水素ステーション建設需要にも期待。
●LIXIL
技術革新を進めている。100年クリーンの「アクアセラミック」は汚れや水あかなどに対応できる。水栓金具等の製造で3Dプリンターを導入している。INAXとトステムのブランドを今春から復活させた。トイレのブランドとしてはLIXILよりINAXのほうが強いと認識している。
投稿者:落合智貴
流通経済研究所主催の「ISM(インストアマーチャンダイジング)基礎講座」という研修に行ってきました。
スーパーやコンビニでどのような陳列をすれば売り上げが増えるのかといったことを理論的に学ぶものです。
ISMは“イズム”と呼び、消費者の購買特性に基づいた売り場づくりの原理・原則を研究し、効率的な方法によって生産性を最大化しようとする活動だそうです。
ISMは
① スペース・マネジメント :フロア・レイアウトや定番売り場づくり。中長期的視点で売り場生産性を高める。
② インストア・プロモーション :特売やプロモーションなど短期的視点で購買個数増加を図る。
以上二つの要素から構成されています。
売れ筋商品をあえて店舗の奥の方に配置し、お客様の動線を出来るだけ長くしていくことで、いろんな売り場の前を通り、追加購入を促進するといったテクニックがあります。
コンビニの弁当と飲料が離れた場所に配置されているのもこれが理由だそうです。
その他にも
●消費者の目線は左から右に流れる傾向がある。
●目の高さから10°~30°下側がゴールデンゾーンと呼ばれ、一番目につきやすい為、売りたいものを配置すると良い。
●選択肢が多すぎるとかえって選びにくくなるので、3~6種類に絞った方がかえって売り上げは上がる。
●高い・中間・安い 3種類の商品を並べると中間が売れやすくなる。したがって売りたい商品よりも高い価格の商品をあえて配置することが売り上げ増につながる。
管材屋もISMの理論を取り入れていくべきだと思います。
お客様にたくさん買っていただけるような売り場づくりを今後研究していきたいと思います。
投稿者:落合智貴
長野県にある水栓器具メーカーのミナミサワが注目されています。
ミナミサワは後付けの自動水栓に強いメーカーですが、ここ数年で知名度をどんどん高めています。
昨年の当社工具展にも出展していただき、好評でした。
大便器・小便器・手洗い器用など様々な水栓の自動水栓化に注力しています。
今春、取り換え用の埋め込み型小便器センサー「RECOVERY2」を発売しました。
TOTOのTEA95・TEA96が廃番になり、従来は取り換えには大掛かりな工事が必要でした。
ミナミサワはその代替商品として「RECOVERY1」を販売しておりましたが、今回の「RECOVERY2」は埋め込み型のまま交換できるのでデザイン性は違和感が全くなくなります。

動画(コチラ)で施工方法を開示しておりますので、そちらも是非ご覧ください。
投稿者:落合智貴
「ダークサイドスキル~本当に戦えるリーダーになる7つの裏技~(日本経済新聞出版社)」のタイトルを初めて見た時に思い浮かんだのがスターウォーズのダースベーダーでした。
悪の手法を説いているのか?! と一瞬思ったのですが、中身を見てみるとそうではありませんでした。
仕事のスキルには“日の当たるスキル”、例えば論理的思考力や財務会計知識、プレゼンテーション能力、資料作成スキルなどに目が行きがちです。英語が喋れるとか資格を持っているといったことも“日の当たるスキル”に含まれます。
一方で本書が重要視している「ダークサイドスキル」というのは以下のようなものです。
・人や組織に影響を与え、動かす力
・空気を支配する力
・人を正しく見極める力
・厳しい意思決定を断行できる力
巻末の良品計画元社長の松井忠三さんと筆者の木村尚敬さんとの対談も、無印良品の改革がどのような経緯で行われたのかが分かり面白かったです。
組織の論理や長年の悪しき慣習が優先され、理不尽な決定がなされるのはよく聞く話です。
本当に大事な問題点がどこにあるのかを見極める力は、資格やスキルとは違うところにあるのだと改めて認識しました。
投稿者:落合智貴
継手メーカーとしておなじみの東尾メックは動画配信に積極的です。
東尾メックは白・コア入などの「鉄管継手」や、SU管用継手「アバカス継手」、銅管用火なし継手「おっぞんくん」などを製造しています。
セキスイの樹脂管用継手「エスロカチット」をOEM供給しているのも東尾メックです。
新製品の「KKベスト」はSU管用の拡管式継手ですが、締め込み時の工具がいらず、短時間で施工ができる画期的な商品です。
ブルゾンちえみも絶賛の動画も是非ご覧ください。

KKベストでブランコを作る にも挑戦しています!!
投稿者:落合智貴
㈱ワーク・ライフバランスの小室淑恵社長の講演を聞く機会に恵まれました。
大塚商会さんの2月恒例の展示会のイベントです。
テーマは「経営戦略としての働き方改革 ~秘訣はワーク・ライフバランス~」です。
経済の活力は人口の増減に大きく影響されます。
日本は戦後から1995年くらいまでが「人口ボーナス期」といって、労働力人口が増え、経済が成長していく段階でした。
しかし1995年以降は「人口オーナス期」に入り、少子化や高齢者の増加により、支える世代の負担が大きくなっていく時期になります。
それでは「人口オーナス期」に入っている現在、どうすればよいのか。
現在の労働力を増やす対策と、未来の労働力を増やす対策 の二つが大切であると小室さんは言っています。
① 現在の労働力を増やす対策として重要なのは、働く能力があるのに労働市場に参加しづらい人たち、たとえば女性・障がい者・介護者の方などを多く労働市場に参加させること。
② 未来の労働力を増やす対策として重要なのは、少子化対策の徹底であり、夫と妻の両者が長時間労働から解放され、子育てに心と体の余裕を持たせること。夫の帰宅が遅いと二人目、三人目の子供を儲けない家庭が多いとの統計があるそうです。
「人口ボーナス期」においては建設業など重厚長大産業が伸びていく時期であり、筋力の強い男性が外で長時間働き、女性が家事を担当するのが適していた時期である。これは日本の戦後経済発展における正しい戦略であり、その時代のやり方を否定してはいけない。この時代の成功体験を持っている現在の経営層の判断は正しかったと認めてあげるべきと小室氏は指摘しています。
そして「人口オーナス期」に経済発展しやすい働き方は
・なるべく男女共に働く
・なるべく短時間で働く
・なるべく違う条件の人をそろえる
仕事を属人化せず、チームで成果を出す手法に切り替えていかなければならない。
AIの発展にともない人がやるべき仕事の中身も変わってきます。
時代の動きをしっかり見極めることが大事であると大きな発見を得た講演会でした。
投稿者:落合智貴

TOTO様のご招待で1月31日~2月3日にタイのバンコクに行ってきました。
観光ではアユタヤ遺跡などを見学しました。
かつてタイの首都であったアユタヤは16世紀ごろ、ビルマとの戦争により多くの寺が破壊されました。
仏像の頭をすべて切られるなど、今でもその時の様子が残されています。
TOTOは現地法人との合弁による「COTTO」ブランドでタイ国内に衛生陶器を販売しておりました。
バンコクの街中でもCOTTOの便器をよく見かけました。
今では合弁を解消し、「TOTO」ブランドの販売に力を入れているそうです。
東南アジアで高級ブランドとして認知されている「TOTO」商品をより拡販するために、2017年、タイのバンコクにTOTOテクニカルセンターをオープンしました。
「Gタワー」というアルファベットのGの形をしたビルの中に入っています。
TOTOの現在の売上比率は国内75%、海外25%。海外比率を50%に上げるのが目標だそうです。
タイを含めた東南アジアも大きなターゲットということだと思います。

【日本と同様の機能説明展示】 【タイの最高級便器には金のラインと金のリモコン】

【小便器はタイに合わせたデザインで作られています】 【タイの大小レバーはプッシュ式が主流だそうです】
投稿者:落合智貴
2018年は平成の時代が12か月続く最後の年になります。
まさに平成の締めくくりの年と言えそうです。
バブルから始まった平成は、バブル崩壊・世界同時多発テロ(9・11)・リーマンショック・東日本大震災 など、いつも危機と隣り合わせだったような気がします。
2020年の東京五輪も時代の節目にちょうどぶつかりました。
新しい年号の時代には東京五輪で勢いをつけて笑顔あふれる時代になればいいと思います。
さて、2018年の課題はなんでしょうか?
●北朝鮮情勢がどうなっているか?来年の今頃、大きな紛争がなく1年が過ごせればよいと思います。
●憲法改正問題は安倍内閣が具体的に動きを見せてくるだろうと思います。自衛隊の存在を明記するか否かが争点になりそうです。
●IoT、AIに関する話題が飛躍的に多くなっています。実用化、商品化に大きく進んでくる1年になりそうです。ロボットに癒されながら暮らす時代も目の前まで来ていますね。
●人手不足問題は働き方改革とも大きく関連し、企業の対応も大きく変わってきています。人件費の上昇と共にインフレに少しずつシフトしていくと思います。
●東京五輪関連の建設需要が本格化してきます。2018~2019年がピークになるでしょう。好況の実感が伴わないと言っているのも昨年までかもしれません。
当社の課題といえば築45年になる本社ビルの建替え問題です。
数年にわたり検討を重ねていますが、今年中には方向性が固められれば良いと思っています。
何よりも社員とお取引先の皆様が健康で幸福な一年を過ごされるのが最重要です!!
投稿者:落合智貴
1月10日に東京ドームホテルにおいて業界恒例の賀詞交歓会が行われました。
参加者は750名以上と、昨年を上回る人数だったそうです。
参加者の増加は景気のバロメーターかもしれません。
理事長・来賓のあいさつを下記に抜粋いたします。
●橋本政昭 東京管工機材商業協同組合理事長
アベノミクスの取組みにより経済再生・デフレ脱却に進捗が見られるが、個人消費は力強さを欠いている。朝鮮半島危機・新興国経済の先行き・英国のEU離脱など世界経済は不透明。昨年11月の創立70周年記念式典が盛大に開催でき感謝申し上げる。
●牧原秀樹 衆議院議員
現在厚生労働副大臣を拝命している。働き方改革法案を提出予定であり、残業100時間以上に対する罰則などを盛り込んでいる。現在は人手不足が問題になっているが、経済は循環するのでこの状態がずっと続くわけではないと思う。
●湯本啓市 経済産業省製造産業局素材産業課課長
アベノミクスの効果が出てきている。塩ビの需要は好調。ネットゼロエネルギーハウス(ゼッチ)の普及を進めている。デジタル技術を活用した新しい社会を目指している。災害対策も重要。
●佐藤章 東京管工事工業協同組合理事長
昨年は天皇退位の決定・北朝鮮問題・小池旋風と失速 などビックニュースが多かった。今後もGDPの緩やかな上昇が期待できる。東京都の入札制度改革は中小企業にとっては深刻な打撃である。今年の第50回の展示会では皆様の協力をお願いしたい。
投稿者:落合智貴
SFAジャパンはフランスのメーカーの日本法人です。
地下室や水回りが無い居室にトイレを設置する際などに使える圧送ポンプを販売しています。
寝たきりになってしまった方が寝室にトイレを設置するニーズが増えていますが、そんな場合にも圧送ポンプと便器を組み合わせることで排水が可能になります。
最近じわじわと認知されてきていますね。
そんな製品を販売しているSFAジャパンが今推奨しているのが「サニスピードプラス」です。
商業施設などに設置するシンク・手洗い器、または冷蔵ショーケースや空調機のドレン処理にも活用しやすい商品です。
来月1月27日(土)に当社主催の商品説明会が開催されますが、そこにもSFAジャパンには出演してもらいます。ご興味ある方は是非商品説明会にご参加ください。
投稿者:落合智貴
NHKで金曜夜10時から放送されている「町工場のオンナ」というドラマがあります。
内山理名さんが主演でお父さん役は舘ひろしさんです。
原作はダイヤ精機の諏訪貴子さんという方で、一度講演を聞いたことがあります。
諏訪さんは私と同じ年です。大田区の町工場の家に生まれ、専業主婦をやっていた32歳の時に社長であるお父様が亡くなり、急遽社長を継ぎました。
なにもわからないところから勉強し、社内の抵抗を乗り越えながら会社を改革していきました。平成20年には経済産業省の「IT経営実践企業」に認定され、日経ウーマン主催のウーマン・オブ・ザ・イヤー2013 大賞(リーダー部門)を受賞するなど注目され、諏訪社長が広告塔となり講演会やメディアへの出演、政府の委員なども務めておられます。
私も父の急死を受けて24歳の時に社長に就任しました。
同い年ですから、経験した時代背景も全く一緒です。男女の違いはありますが、若くして社長を任された諏訪さんの経験は自分の事の様にわかる気がします。
疑心暗鬼で不安な社員に対し覚悟を示さなければいけない。
自ら率先垂範し、社員からの信頼を勝ち取らなければいけない。
小さな成功を積み重ね、実績と自信を社内に植え付けなければならない。
未来の希望を示し、この会社に長く勤めたいと思ってもらわなければいけない。
私が考えていたこんなことをきっと諏訪社長も感じていたのではないかと勝手に考えています。
中小企業の事業承継は失敗することも多いものです。
昔のことを思い出しながらドラマを見てみたいと思います。
投稿者:落合智貴
12月1日の皇室会議で、平成31年(2019年)4月30日に平成が終了し5月1日に改元されることが決まりました。
昭和から平成になった時、私は高校3年生でした。平成になってからもう30年が経つのかと思うと感慨深いものがありますね。
当たり前のことですが、30年経つと子ども世代が親世代になり、親世代がおじいちゃん・おばあちゃん世代になります。自分が親世代になり、見える世界が変わってきている事を感じます。
平成元年ごろはバブルの絶頂期。そこからバブルが崩壊し、失われた20年といわれる時代が続きました。
平成という時代は経済的には停滞期とされていますが、戦争もなく、人々が比較的穏やかに過ごせた時代だったと思います。
新しい時代はどんな世の中になるのでしょうか?
がむしゃらに生きる時代から、自分らしく生きる時代にすでに入っている気がします。
働き方も大きく変わりつつあります。常識と思っていたことは時代と共に変化していきます。
先入観を持たずにより良き社会にしていきたいですね。
投稿者:落合智貴
帝国ホテルにおいて東管機組合70周年記念式典が行われました。昭和22年(1947年)の結成以来12代に渡る理事長に引き継がれて今に至っています。当日は橋本理事長のあいさつやご来賓のあいさつの他、永年勤続優良社員の表彰も行われました。

【橋本理事長のあいさつ】
記念講演は東京都財務局長の武市氏による「2020年に向けた都政の状況」と題して行われました。
内容を下記にご紹介します。
東京都の予算規模は約13兆円であり、スウェーデン一国の財政規模に相当します。
平成29年の東京都予算は1、ダイバーシティー 2、スマートシティー 3、セーフシティーの3つを実現すべくメリハリをつけたものにしています。
1、 ダイバーシティー
・テレワークに係るコンサルティング費や機器導入費の一部を支援
・通勤混雑を緩和する為、時差出勤などを推進
・人材確保支援事業として、中小企業の相談窓口の設置やコンサルティングの支援を実施
・障がい者団体と民間企業のマッチングを推進
2、スマートシティー
・次世代イノベーションの創出を目指し、中小企業と大学・研究機関等との連携を支援
・中小企業のIoT化やIoT製品開発を支援
3、セーフシティー
・金融、電力、空港などの分野毎にサイバー攻撃への机上訓練を実施
・中小企業サーバーセキュリティー対策としてガイドラインの作成、配布等の促進
・中小企業のデータバックアップ等のBCP・ウイルス対策などの支援
入札契約制度改革の概要は下記の通りです。
1、 予定価格の事後公表
2、 JV結成義務の撤廃
3、 1者入札の中止
4、 低入札価格調査制度の適用範囲の拡大
より多くの入札参加者を確保し、適正な競争により契約が締結されたことを都民にも見える形に制度を再構築し、入札の透明性を高めるのが狙いです。
投稿者:落合智貴
石川島播磨重工(現IHI)、東芝の社長を務め、経団連会長、そして中曽根内閣で行政改革に辣腕をふるった経営者が土光敏夫さんです。
ひとつの組織の改革を成し遂げると、さらに大きな組織の改革を任される人生でした。
私生活は極めて質素で、政府の臨時行政調査会の会長時代に土光氏の食卓が全国放送されたのをきっかけに「メザシの土光さん」と慕われて国民も土光さんの行政改革を支持したという話は有名です。
母が創設し、自らが理事長を務めていた橘学苑女学校に私財の大半を寄付していた話はほとんど公にされなかったそうです。
国鉄がJRに、電電公社がNTTへと民営化されたのはこの臨時行政調査会の議論が基礎になっています。
国営組織の不効率を改革していくのは、現場の抵抗を含めて大変な仕事であったと思います。
大きな組織を動かすには信念が必要であり、多くの人を納得させる理念が必要だと思います。
それらを兼ね備えていたからこそ土光さんに改革ができたのだと思います。
現在東芝は大きな問題を抱えていますが、土光さんも当時の東芝の運営には苦労したそうです。強大になりすぎた組織はひとりひとりの思いや習慣が根深く、変えていくのは大変でしょう。東芝で問題になった「チャレンジ」という言葉は土光さんが使い始めた言葉だそうですが、歴代の組織の中で曲解されてしまったようです。
カリスマがいなくなった後の組織において権力争いの末崩壊する組織を多く目にします。
そろそろ日本も、組織を大きくすることを目的化する経営から脱却するべきではないでしょうか。
企業の総合化から専門化への流れも出てきています。
贅肉をそぎ落として精鋭化していく、個性的な強い組織を目指す、オーナーシップをもった組織に細分化していく、といったことを考えても良い時機に来ている気がします。
投稿者:落合智貴
平成29年10月5日に東京管工機材商業協同組合の製販懇談会が行われました。
各メーカー様の発表を要約しました。
●キッツ
汎用バルブの製造はタイ、プラント向けバルブの製造は中国が多い。水素ステーションなどクリーンエネルギー向けのバルブ需要の拡大に期待している。
●積水化学工業
塩ビ管の需要は2002年の48万トンから2016年には28万トンまで減っている。塩ビ原料メーカーは15から6社まで集約されている。塩ビの需給はタイトで、価格は高位圏を維持する見通し。
●新日鉄住金
君津工場での生産をやめたため、白ガス管の需給はタイト。建設用鋼材の需給もタイト。鉄は全般的に値上げ基調で推移している。
●リケン
ねじ込み継手の需要は横ばい。防災ZD継手、ステンレス用メカニカル継手は職人不足の影響により出荷が増えている。JFEを中心とした業界団体が「軽量鋼管」の研究開発を検討している。「軽量鋼管」とはネジが切れる範囲で肉厚を薄くした製品。
●TOTO
2017年上期は住宅が横ばい。非住宅が111%と増加。4.8L以下の節水便器の出荷割合が79%まで拡大。ネオレストNXが好調。ネオレスト・アプリコット等高級グレード品が好調。
●クリナップ
システムキッチンの売上も大事だか、ブロックキッチンの販売にも力を入れたい。ショールームスタッフにはキッチンスペシャリスト・整理収納アドバイザー・食育インストラクターなどの資格取得に力を入れている。
●パナソニック
受験生・乳幼児・介護・ペットなど空間除菌を必要とする家庭は約2200万世帯あり、需要が見込まれる。次亜塩素酸空間除菌脱臭機「ジアイーノ」は家庭用も発売した。学習塾・保育園・福祉施設などにもニーズは多い。
●フネンアクロス
ケイプラとのOEM提携を解消したため、耐火二層管の売上は落ちたが、OEM部分を除くと前年比106%とまずまず。遮音製品は121%と伸びている。フネン受口付パイプを新発売。オリンピック関連の受注も決まってきた。
●川本製作所
ポンプの出荷台数は全体としては横ばいだが、増圧ポンプは107%と好調。人手不足対策としてユニット商品の開発を進めている。受水槽使用の建物はまだ多いので増圧ポンプの需要はある。
投稿者:落合智貴
安倍総理大臣が衆議院を解散し、総選挙となりました。
10月10日公示、10月22日が選挙となります。
民進党が分裂し、小池都知事率いる希望の党と枝野氏率いる立憲民主党の二つの党が新しくできました。
旧日本新党も旧社会党も旧民主党も一度政権を取るものの、長くは続かず、下野後に党勢が縮小していくというのが続いています。やはり野党の立場で改革を叫ぶのは簡単だが、責任ある与党として運営していくのでは大変難しいということだと思います。
今回の希望の党はどこまで支持を伸ばしていくのでしょうか?
今の日本は安倍政権の元、雇用情勢の好転など、経済は緩やかながらも良い状態になっていますし、外交的な発言力も以前に比べて高まっているのではないかと思います。
そこを崩してまで政界再編が必要な状況なのか?有権者の判断を待ちたいと思います。
希望の党は耳ざわりの良い公約を並べていますが、現実性がどうなのか、また人材は十分なのかといったことを注視しなければならないと思います。
このブログで9月17日に私が述べたベーシックインカム(BI)が希望の党の公約に突然出てきたのは驚きましたが、突っ込んだ議論が行われた形跡は全くありませんので、本気度が良くわかりません。議論のきっかけになるのは良いと思います。
投稿者:落合智貴
グボタグループは昨今の塩ビ管業界の再編の中で、アライアンスによる組織変更が繰り返されてきました。
塩ビ管メーカーであるクボタとシーアイ化成が合弁子会社「クボタシーアイ」を作ったのが始まりです。
その後、集合管などを扱うクボタの配管事業がクボタシーアイに合流し、伊藤忠グループの資本が抜けて、シーアイはタキロンと合流し、「タキロンシーアイ」になりました。
その関係でクボタシーアイは社名を「クボタケミックス」に変更し、今に至っています。
クボタシーアイ時代に使っていたKCのロゴをそのまま使うため「C」で始まる“ケミックス”という言葉に置き換えたのはうまいですね。

このたびクボタケミックスは販売促進のためのキャラバンカーを作りました。

電気融着で接合する青いポリエチレン管をプレハブ配管する工法をクボタケミックスが開発しました。
ある程度の接合を工場でプレハブ加工しておき、現場では立て管をEロックという接続方法、横枝管はハウジング接続によってつなげます。現場での電気融着が不要になります。
昨今の人手不足を意識した、工期短縮の工法です。

その他、消火用配管にもポリエチレン管が使えるようになります。
金属管の需要が減り、樹脂配管の需要が増える。
その流れはますます加速しています。
最近セキスイ陣営に押され気味だったクボタ陣営の巻き返しに注目したいと思います。









