管機連60周年記念式典

投稿者:落合智貴
令和5年12月19日、全国管工機材商業連合会(管機連)の創立60周年記念式典が東京・明治記念館開催されました。
私は式典の司会を担当致しました。
管機連は東京・愛知・大阪を含め全国18地区の管工機材商組合の連合会です。今では傘下の組合員及び単独加入の特別会員合わせ744社と賛助会員111社の規模に拡大しています。
経済産業省・国土交通省・厚生労働省など各省の窓口団体として日頃から情報交換を行っています。
その他にも防災・人材育成・展示会の周知など業界発展のために活動を行っている団体です。

管機連60周年
60年の歴史の中で会長をお勤めになったのは以下の方々です。
初代:橋本達三(橋本産業)
二代:山田清宗(昭和管機材)
三代:橋本政雄(橋本総業)
四代:斎藤成八郎(斎長物産)
五代:一瀬克彦(一ノ瀬)
六代:小泉久則(コーザイ)
七代:橋本政昭(橋本総業)

式典では60年の歴史がビデオで上映され、管機連功労者の表彰が行われました。
業界の歴史を感じつつ、今後の発展に尽力しなければと感じた式典でした。

落合住宅機器の歴史を辿る【令和4年度(2022年度)】

投稿者:落合智貴
コロナ禍から3年目となり、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令はなかったものの、感染症法上の5類扱いは維持され、感染者とその家族も自宅待機が求められる状況が続きました。オミクロン株は比較的軽症で済むものの、8月の第7波では1日の感染者が25万人、2月の第8波では24万人を超え、高齢者を中心に死者も決して少なくありませんでした。

【岸田首相とウクライナのゼレンスキー大統領】
ゼレンスキーと岸田首相
7月8日には安倍晋三元首相の銃殺事件が起こり、その後の旧統一教会問題で岸田政権は混乱します。
2022年2月にロシアのプーチン大統領がウクライナへ侵攻を開始。西側各国がゼレンスキー大統領率いるウクライナに武器支援したことにより、戦争は当初の予想を覆し長期化しました。西側各国はロシアへ経済制裁。食料・エネルギーの価格は高騰。資源高によるコストプッシュ型のインフレが世界各国で進み、以前からじわじわと進んでいた価格高騰が一気に加速することになります。日本ではインフレ実感はあるものの、景気回復の実感が伴わず、賃金上昇も遅れます。金融緩和が継続されていることにより、日米金利格差が拡大し、コロナ前に1ドル110円だったものが一時150円近くまで円安となりました。後年、長く続いたデフレ経済がインフレに転換したのがこの年だったと記されるのかもしれません。
一方、チャットGPTを代表とするAIの実用化が急速に進みました。AIが身近に来たなと感じる年になったと思います。

サプライチェーンの混乱で商品が入荷しないといった事態は沈静化してきたものの、当社で扱うほとんどの商材で値上げが行われ、平均すると年20%近い価格上昇となりました。波のように押し寄せる値上げ情報を販売単価に転嫁する作業が膨大になります。価格上昇の影響で売上や粗利益は前年比を上回ったものの、コロナ関連の助成金がほとんどなくなり、最終利益は逆に赤字に陥ってしまうという年になりました。

法改正としては車両運転者のアルコールチェックの義務化、インボイス制度を見据えた請求書の修正、電子帳簿保存法など、対応が求められることが多かった印象です。
アフターコロナに向けて経済が少しずつ動き出す。
そんな気配が見え始めた一年となりました。

【車を運転する社員は朝夕にアルコールチェックが義務化されました】
アルコールチェッカー

4年ぶりに工具展を開催

投稿者:落合智貴
当社の工具展は、初台に本社があった際は、近くの本町区民会館を借りて開催していました。令和元年に今の中野区江古田に引っ越した後は会社近くに手ごろな会場が見つからず、店頭での展示会にしました。しかし令和2~4年はコロナ禍となり多くの人が来場する展示会はふさわしくないという理由で実施しませんでした。
令和5年11月28~29日に4年ぶりとなる店頭での工具展を開催しました。
狭い店頭のため、28日出展と29日出展のメーカー様に分かれていただきました。
いつも工具展を楽しみにして下さっているお客様が喜んでご来場いただいたのがうれしかったですね。
アフターコロナを実感した2日間となりました。

【コクサイのブース】
工具展

PUDOを初めて利用してみた

投稿者:落合智貴
ドライバー職の方などの残業規制が義務化される2024年問題が目の前に迫っており、人手不足によって今までのように物流がスムーズにいかないのではないかとの懸念がされています。近年宅配の再配達を防ぐために宅配ロッカーが普及してきているのはご承知の通りです。
宅配ロッカーはかなり普及してきましたが、街中でもアマゾンロッカーやPUDOなども増えてきた印象があります。自宅に宅配ロッカーがなくても都合の良い場所にあるロッカーで荷物の受取や発送ができる世の中になってきました。

pudo
先日2024年版の手帳をアマゾンで購入したつもりだったのですが、届いたものが2023年版の手帳であり、発注ミスをしていたことが分かりました。
アマゾンの返品ルールによると、ヤマト運輸さんの引き取り・持ち込みが可能でしたが、PUDOなど街中の宅配ロッカーへの預け入れも可能であることが分かりました。
スマホで返品手続きをすると番号が発行され、PUDOでも返品することが出来ました。
PUDOの画面で番号を入力もしくは二次元バーコードをかざすと、預け入れるものが“誰からのどんな商品なのか”が特定されます。数日後にはクレジットカードで手数料を引いた金額で返金処理がなされるという仕組みです。
これはロッカーというハードウエアとヤマト運輸の物流インフラ、そして決済システムを含むITシステムを上手に仕組化した事例だと思います。
顧客がストレスなくやり取りができる仕組みを作ることが、あらゆる商売で重要であると感じた経験でした。