投稿者:落合智貴
ハンバーガーでおなじみのマクドナルドを創業したマクドナルド兄弟と、それをフランチャイズ展開し、世界的規模のハンバーガーチェーンを確立したレイ・クロックの確執を描いたのが映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」です。
1950年代のアメリカはドライブイン式のハンバーガー店が多く、車内から注文し、20~30分待たされてやっとハンバーガーが出来上がるのが当たり前だったそうです。
マクドナルド兄弟は店のキッチンの配置を徹底的に研究し、注文してから30秒で出せるお店を作りました。テニスコートにチョークで線を引き、キッチンの配置を何度も書き直して検討しているシーンが印象に残りました。
その後、シェイクミキサーの営業マンだったレイ・クロックがマクドナルド兄弟にフランチャイズ展開を提案し、店をどんどん拡大していきました。そのやり方はマクドナルド兄弟の意に沿うものではなく、やがて両者は対立していきます。
この映画はマクドナルド社が関与しておらず、上映している映画館も少ないです。
マクドナルドでアルバイトを経験した人も多いと思いますが、誰もが知っている会社の創業の経緯をほとんどの人が知らなかったのが意外ですね。
レイ・クロックは「成功に必要なのは能力や、ましては学歴なんかではない。成功したいという執念と根気だ」という趣旨のことを言っています。
この映画はビジネスの視点で見ることをお薦めします。