投稿者:落合智貴
全国管工機材商業連合会(管機連)の年に一度の定時社員総会が令和7年6月16日にグランドアーク半蔵門で開催されました。
講演会での内容をお伝えいたします。
●経済産業職 製造産業局 素材産業課 土屋課長
GX(グリーントランスフォーメーション)について2022年夏以降議論を加速している。エネルギー政策の要諦はS+3E(安全性・安定供給・経済効率性・環境適合性)。経済安全保障についてはサプライチェーンの多層構造化により誰が何を扱っているかがブラックボックス化しており改善が必要。米国の関税措置に関しては相談窓口を設置。
●国土交通省 住宅局 住宅生産化 山口氏
住宅政策における課題は、空き家対策・カーボンニュートラルの実現・マンションの老朽化対策など。長期優良住宅に係る認定制度により環境負荷の低減を目指している。2050年に住宅・建築物のストック平均でZEH・ZEB基準の水準の省エネルギー性能が確保されていることを目指す。エコジョーズのドレン排水は平成24年から汚水ではなく雨水と同様の取扱いとなった。
●国土交通省 水管理・国土保全局 水道事業課 筒井課長
埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けて、国土強靭化中期計画における上下水道施設の耐震化等の施策を位置づけ。水道管の法定耐用年数40年を超えた管路は全国で23%を超えている。水道事業の財源は水道料金が大きなウェイトを占めるが、小規模な事業体ほど原価割れしている状況。水道の基盤強化に向けた基本的考え方は、①適切な資産管理 ②広域連携 ③官民連携