高橋是清邸を見学

投稿者:落合智貴
都立小金井公園の中に「江戸東京たてもの園」があります。
大人400円の入場料を払うと見学することが出来ます。
江戸時代末期から昭和初期にかけて使われていた建物が移築・再現されています。
名門旧家を復元した『西ゾーン』、高橋是清邸などがある『センターゾーン』、昔の商店や銭湯が立ち並ぶ『東ゾーン』で構成されています。

【東ゾーンでは当時の小便器を見ることが出来ました。】
江戸東京たてもの園
高橋是清は生後まもなく仙台藩の足軽に養子に出され、アメリカ人のヘボン塾で学び、海外留学するも、奴隷のような扱いを受けます。帰国後は文部省に入省。英語教師を経て現在の開成中・高の初代校長に就任。日露戦争時には日銀副総裁としてイギリスでの戦費調達。貴族院議員や日銀総裁、保険会社の設立、大蔵大臣などを経て内閣総理大臣に就任。首相退任後も大蔵大臣に抜擢されるなど影響力を維持し続けました。昭和11年のいわゆる二・二六事件では、赤坂の自宅二階で反乱軍の青年将校らに胸を銃撃された後、太刀を浴びせられ暗殺されました。
小金井公園に建っている高橋是清邸は赤坂にあった当時の建物が移築されたものです。
この「江戸東京たてもの園」にある旧家はいずれも風格のある立派なお屋敷です。
“立派な家を建てる“というのが”成功の証である“という意識が今よりも強かったのかもしれませんね。
建築を学んでいる方は一度足を運んでみると良いと思います。

【高橋是清邸前で】
高橋是清邸