投稿者:落合智貴
日本の警察は様々な事件対応や警備に日々尽力していますが、平成11年に起こった桶川ストーカー殺人事件において適切な対応を取らなかった事案の他、警察不祥事が多発した時期があったそうです。そこで有識者会議を開き、警察運営のあり方を協議した結果、様々な対策がとられ、その一環で設置されたのが「警察署協議会」です。
警察署協議会は、警察署長が警察署の業務運営に地域住民の声を反映させるため、警察署の業務について説明し、地域の方々の意見や要望を聞くとともに、理解と協力を得る場として、平成13年6月に設置されました。都内の全警察署(102署)で運営されているそうです。
当社が渋谷区から中野区の野方警察署管内に移転したのは4年前の令和元年でしたが、その後時々野方警察署の方がお見えになり、世間話程度のお付き合いをしておりました。
警察署協議会の委員は、各警察署の管轄区域内に居住又は勤務する方で、委員の職務を遂行するに足る人格、識見を有し、地域の安全に関する問題について熱意を有する方各署5から10名で構成されています。
今回私はこの協議会委員に選ばれ、先日第一回の委員会に参加してきました。
協議会委員は東京都公安委員会から委嘱され、任期は2年で、1回に限り再任されることができます。
参加されている委員の面々は、地域の町会長さんやPTA会長経験者、防犯協会会長やお寺の住職など様々な方がいるようです。
中野区における殺人や強盗、交通事故などは決して少ないものではなく、地域の不安を代弁するこの委員会の役割は大きそうです。
会社運営にまつわる犯罪というのは、古くは商品を大量に購入して転売し、お金を支払わずに行方をくらます“取り込め詐欺”の類。最近ではサイバー攻撃の類などがあります。
私は会社運営の視点からの意見発信が出来ればと思っております。
いずれにしても警察署と日頃からお話ができる関係性があるというのは大変心強いです。
せっかくの機会ですのでこの経験を生かしていけたらと思います。