投稿者:落合智貴
働き方改革が叫ばれるようになって久しいですが、現場レベルでも具体的な対応を取らなければならないケースが出てきました。
その一つが「年次有給休暇の計画的付与制度」です。
年次有給休暇の計画的付与制度とは、年次有給休暇の付与日数のうち5日を除いた残りの日数について、計画的に休暇取得日を割り振ることができる制度です。この制度を導入している企業は、導入していない企業よりも年次有給休暇の平均取得率が8.5ポイント(平成28年)高くなっているそうです。
労働基準法が改正され2019 (平成 31 )年4月 から、全ての企業において、年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して、年次有給休暇の日数のうち年5日については、使用者が時季を指定して取得させることが必要となりました。
社員を休ませるには仕事の属人化を防ぐなど、役割分担の見直しも必要です。
人手不足の昨今、休みが取りづらい職場は採用も難しくなるでしょう。
人に対する問題は重要な経営課題であるとの認識がより必要になってくることを実感します。
(厚生労働省ホームページ)