投稿者:落合智貴
当社から一番近かったTOTOショールームは練馬ショールームでしたが、先日閉館となりました。その代わり練馬と三鷹ふたつのショールームを併合し「石神井ショールーム」を7月4日にOPENしました。
西武新宿線の上石神井から徒歩12分。新青梅街道沿いにあります。駐車スペースはたくさんありますので、車でのアクセスが便利です。
当社からは新青梅街道を走れば車で20分ほど。7月4日のOPEN初日に見学してきました。
トイレ・バス・キッチン・洗面化粧台など一通りのTOTO製品が展示されています。
旧練馬ショールームの2倍の広さがあり、商談コーナーもたっぷり用意してあります。
新宿ショールームよりは小さいですが、落ち着いて商品をご覧になるには石神井ショールームのほうが良いかもしれません。
新築出来立てのショールームですので是非ご活用ください。
管機連社員総会を開催
投稿者:落合智貴
全国管工機材商業連合会(略称:管機連)は東京を含む全国の管工機材商組合の上部団体にあたります。6月17日に年に一度の社員総会がグランドアーク半蔵門で開催されました。
私は社員総会の司会を10年以上担当してきましたが、今回、東京管工機材商業協同組合の理事長に就任したため、正式に管機連の理事に選任されました。
当日は3名の講師による講演が行われましたのでご報告します。
●宮川 元内閣官房補佐官
「貿易の自由化と中国の主張」
世界の貿易は、戦後GATTにより西側諸国の貿易活性化を図ってきたが、冷戦終結後はWTOにより貿易自由化の流れを東側や途上諸国に広げてきた。しかしWTOは「途上国」に優遇制度があり、中国やインド、カタールなど世界のGDP上位を占める国までも自己申告により「途上国」扱いとなっているため、貿易自由化の義務やCO2削減義務なども守る義務がないと主張することができてしまい、WTOは機能不全に陥っている。世界の貿易制度の再構築はゼロからスタートしなければならない。
●経済産業省 製造産業局 素材産業化 土屋課長
「素材産業の国際競争力強化とGXの実現に向けた政策動向」
素材産業は製造業全体の約2割を占め、自動車に次ぐ製造業第2位の規模。半導体の需要拡大に伴い、エチレンの国際市場規模が伸長している。GaN基板や黒鉛電極などの高機能材は、市場規模は小さいものの日本企業が高いシェアを持つものが少なくない。GX(グリーントランスフォーメーション)についてはGI基金(グリーンイノベーション基金)を設立し、“水素還元製鉄”や“ペロブスカイト太陽電池”“液化水素運搬船”“アンモニア専焼”“全個体型蓄電池”など、2050年のカーボンニュートラルに向けて2.8兆円を野心的な目標に取組む企業に支援している。
●国土交通省 水管理・国土保全局 水道事業課 名倉課長
「最近の水道行政について」
令和6年4月1日に水道事業が厚生労働省から国土交通省に移管され、下水道事業と一体組織となった。能登半島震災における断水の復旧は東日本大震災や熊本地震と比べて遅れている。日本全体で、法定耐用年数を超えた管路は22.1%に達しているが、小規模水道事業体は水道料金で費用がまかなえず約40%の事業体が原価割れ。全国の水道施設の更新費・修繕費は年1.3兆円ほどだが、将来30年においては1.8兆円必要。
落合住宅機器の歴史を辿る【平成25年度(2013年度)】
投稿者:落合智貴
第二次安倍内閣がアベノミクスを打ち出し、長いデフレからの転換点に位置づけられるのがこの年でした。黒田日銀の大胆な金融緩和があり、9月には東京五輪の開催が決定され、リーマンショックからの回復がようやく実感できるようになりました。消費税の5→8%への駆け込み需要があったのもこの年度でした。
当社の業績も2期連続で増収増益となり、会社の雰囲気も良くなってきました。
当社としては、中小企業のブランド化をどう進めていくかということを模索しました。「スムーズな設備工事現場をお手伝いします」とのコーポレートメッセージを策定しました。日々の社員の行動基準も定め、組織の一体感を高めていくことを目指しました。一朝一夕には行きませんが、この年にスタートした戦略が知らず知らずに会社の力を強くしていければと考えたことを思い出します。
私は中小企業とは弱いものであるという世間の風潮にあまり違和感を持っていませんでした。しかし中小企業のブランド化を勉強していくうちに少し見方が変わったような気がします。中小企業は大企業よりも、組織の統一感が得やすく、トップの方針を浸透させるのも大企業よりもはるかに容易だと思います。また、中小企業はニッチな強みに特化することにリスクが少なく、思い切った戦略がとりやすいのだと感じました。資金力のある大企業の方が大胆な投資ができるかもしれませんが、お金をかけない小さな工夫で素晴らしい会社に“魅せる“あるいは”変わる“方法はアイデア次第でいくらでもできるということも学びました。
“中小企業は決して弱くない!!“ この年に学んだことは大変大きかったと思います。
SFAジャパンのショールームを見学
投稿者:落合智貴
給排水がひかれていない部屋や地下にトイレや洗面所を設けたい場合、給水はともかく排水を設置することは勾配が確保できないと難しいです。しかしSFAの圧送ポンプを使えば勾配が取れない場所でも排水が可能となります。
最近はコンビニの冷蔵ショーケースのドレン配管にも使われるケースも増えてきたそうです。
先日、日本橋箱崎町にあるSFAのショールームを見学してきました。
SFAはフランスの会社ですが、日本でもじわじわと知名度が上がっています。
設置方法などご相談の際には、当社の営業を通じてお申込みいただき、ショールームをご活用ください。
ご購入はこちら
SFA排水ポンプ SAC3-100 サニアクセス3(トイレ用)
SFA排水ポンプ SSPPLUS-100 サニスピードプラス(雑排水用)
日本バルブ工業会の70周年記念祝賀会に出席
投稿者:落合智貴
一般社団法人日本バルブ工業会は、日本のバルブ工業の進歩発展に寄与することを目的とし、1954年3月21日、国内の主要バルブ製造業者が参加して設立されました。現在、キッツ・大和バルブ・オンダ製作所・タブチ・前澤給装工業・日邦バルブ・SANEI・TOTO・LIXILなど116社が正会員となっており、手動弁・自動弁・止分水栓・水栓金具を製造しているメーカーが参画しています。バルブ製品の規格制定をはじめとした技術向上を図るだけでなく、会員企業の働き方改革・人財育成・サスティビリティなども業界の課題ととらえ取り組んでいます
6月6日に大手町サンケイプラザにおいて「創立70周年記念祝賀会」が開催されました。
マスコットキャラクターの「ばるちゃん」も様々なイベントで盛り上げ役をかっています。
落合住宅機器の歴史を辿る【平成26年度(2014年度)】
投稿者:落合智貴
この年の最も大きな話題は、配管材料のネット通販の開始があります。水道設備工事や空調工事では材料が今すぐ欲しいというニーズが大変大きいと思いますが、必要な材料がどこにあるかが分からないといったこともお客様の悩みです。
近年ITの普及やスマホの普及で、特に若い世代の方々はネット検索で何かを調べることが日常になりました。当社の6000アイテムという豊富な在庫の存在をWEBで公開することによって一人でも多くの方に『在庫があって助かった!』と言って頂けたらと思い、設備工事部材専門ネット通販サイト「設備ロジス.com」を立ち上げました。
既に配管材料を扱うサイトは多数存在していますが、お取り寄せに数日掛かる商品の掲載が多いです。“全ての商品が在庫即納品”であるというのが当社の大きな特徴です。また支払い条件はネットプロテクション社を利用した“コンビニ後払いシステム”の他、カード決済や代引き決済なども後から機能を追加しました。また、東京都内近隣の方には“ご来店引取も可能”となっております。都心に近い立地を生かしたいとの思いは、初台から中野区江古田に移転した今でも変わりありません。
平成26年4月にサイトオープンした当初は月に1~2件のご注文しかありませんでしたが、1~2年後には毎日のようにご注文やお問い合わせを頂けるようになりました。設備工事関係の方だけでなく、マンション管理・ビル管理・リフォームの関係の方のご依頼が多いように思います。また日本全国から注文頂けることもうれしいことです。
新しい顧客と毎日のように出会えるこの事業がどこまで広がっていくのか、挑戦を続けていきたいと思います。
東京管工機材商業協同組合の理事長に就任
投稿者:落合智貴
この度、第77回通常総会にて「東京管工機材商業協同組合」の理事長に就任いたしました。
東京の管材商社140社を代表する大変な重責ですが、頑張っていきたいと思います。
当社のお客様にご迷惑が掛からないよう、本業に支障のないよう両立できればと思っております。
~就任時の挨拶を下記に掲載いたします~
令和6年5月21日開催の通常総会において第14代理事長に就任いたしました。
75年を超える諸先輩方のご尽力を引き継ぎ、業界発展のため努力して参る所存です。
「管工機材」は水道・空調など私たちの生活を支えるライフラインとして、いつも身近に感じられる商材です。
東京管工機材商業協同組合の会員企業は日々、新築・リフォーム・プラント・上下水道等に必要な設備資材を工事現場にお届けする大切な役割を担っています。
当組合の役割は、日々発生する業界内の悩みや問題を共有し、中小企業が個別に対応することが難しい課題に組織として対策を講じ、
この業界で働く皆様が生き生きと働ける環境を整える事ではないかと思います。
中小企業の経営者が、日々直面する悩みに対し、他の経営者との交流の中で解決のヒントを得ていくのも一つの意義であると思います。
また当組合には、管工事組合様・メーカー様・行政・関係諸団体との情報交換のハブとしての機能も求められていると思います。
これらの情報交換を通じて、施工性の高い製品の開発、ユーザー様の生活の質の向上につながる製品の開発、
業界で働く方々の働きやすさの向上などが達成され、日本全体の発展に寄与出来ればこれに勝る喜びはありません。
今後とも関係各位のご協力を宜しくお願い致します。
人手不足にどう立ち向かうか?
投稿者:落合智貴
人手不足が深刻な状況になってきているようです。インバウンドの増加など、コロナ明けの急激な需要増に人員がついてこないことに加え、建設業や物流業に携わる方々の残業規制の猶予期間が終了した2024年問題も拍車をかけた形になっています。
古屋星斗+リクルートワークス研究所著「働き手不足1100万人の衝撃」では2040年に日本が直面する危機と希望について論じています。
日本はこのままいくと、2040年には1100万人の働き手が足りなくなり“宅配便が届かない” “救急車を呼んでも来ない” “道路や橋が未修繕のまま放置” “警察官のなり手が足りなくなる” “デイサービスに3日しか通えない”などの影響が出てくると指摘しています。
要するに『お金を払えば誰かがやってくれる』と簡単に考えないほうがいい時代が来るかもしれないという事だと思います。
これまでの人手不足は景況感や企業業績に左右されて需要の増減をベースとして労働者の過不足が決定するものでしたが、これからは労働供給制約すなわち景況感や企業業績に左右されず、労働供給量がボトルネックになる、との事。
これらを打開する対策として、著者は以下の4つの解決策を挙げています。
1, 機械化・自動化
2, ワーキッシュアウト
3, シニアの小さな活動
4, 仕事におけるムダ改革
いずれにしても人材を大切にしない会社は淘汰されていくことになりそうです。
『経営者より労働者のほうが立場が強い』そんな時代に突入したのかもしれません。
落合住宅機器の歴史を辿る【平成27年度(2015年度)】
投稿者:落合智貴
アベノミクスも4年目に入りマイナス金利も実施されましたが、景気の回復を大きく実感できるには至りませんでした。横浜のマンションが傾く、いわゆる「杭打ち問題」が発覚したのもこの年です。
一方インバウンドが年間2000万人近くになり東京五輪に向けた宿泊施設の供給にも限界が見られ、民泊の法制度が検討されたり、ホテルの建設計画が進められるなど、観光立国への転換が進められたのもこの頃です。
かつて日本の高度経済成長は工業製品を輸出することで支えられていました。
しかし工場の海外移転が進む中で、日本経済を支える柱の一つが「観光」になったことを感じました。
当社は組織の在り方を一歩踏み出す年になりました。
社員の中間層が40代になり、20代の若手が成長していく中で、初めて部長・課長のポストを新設しました。
ベテランにやりがいと責任を感じられる組織。
若手にやる気と希望を感じられる組織。
そんな組織に少しでも近づけていきたいとの思いでした。
また社員の投票で会社のイメージカラーを決めました。
約3か月を費やし、投票を重ねて皆で選んだカラーが紫と黄色の組み合わせです。
色が決まったのち当社が古くから使っているロゴマークに色を付けて立体的にしたものを作成し、ホームページやトラックの後ろに使っています。
「スムーズな設備工事現場をお手伝いします」とのコーポレートメッセージと共に、皆で決めたカラーが多くの人の目に留まり、企業イメージのアップにつなげたい。
そんな思いが詰まっています。
製販懇談会 2024.4(後半)
投稿者:落合智貴
4月22日に行なわれた東京管工機材商業協同組合の製販合同懇談会の後半のご報告です。
●キッツ
生産額は横ばいだが、単価アップによって売上高は増加。半導体工場や医薬品工場向けのステンレス鋼製品が好調。青銅・黄銅は微増。鋳鉄・鋳鍛鋼は減少傾向。ベトナムとブラジルに新工場を予定している。5月10日に東京国際フォーラムで35年ぶりの展示会を開催するのでぜひご来場いただきたい。
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●川本製作所
陸上・水中・消火ポンプは前年比微減だが、増圧を含む自動給水ポンプは120%と好調。原材料は高止まり状態。付加価値の高いポンプの開発に努力していきたい。
●パナソニックハウジングソリューションズ
2023年度のルームエアコンは前年比96%。2024年度は99.3%を予想。業務用エアコン需要の70%はリニューアル向けとなっている。樹脂製の小便器アラウーノを発売。陶器だと38㎏だが樹脂製なので6㎏と軽量化に成功。SFAポンプを内蔵した圧送タイプのアラウーノVも発売した。
●TOTO
2023年度は住宅リモデル106%。パブリックリモデル103%。ショールームの来館数・見積数は横ばい。2024年7月に石神井ショールームがオープンする。新宿ショールームも7~8月に全面リニューアルする。8月には価格改定の予定で平均4.5%の値上げとなる。
製販懇談会 2024.4(前半)
投稿者:落合智貴
東京管工機材商業協同組合の恒例の製販合同懇談会が4月22日に明治記念館で開催されました。前半4社の各メーカー様の発表をご報告させていただきます。
●日本製鉄
労働力不足については、建設業界においての職人不足が顕著で、需要があっても労働力以上の仕事はこなせず、総量は一定とならざるを得ない。建築床面積は30年で半減した。カーボンニュートラルについては第三者機関がCO2排出量を測定する「エコリーフ」というものが利用されている。
●シーケー金属
シール付継手が公共工事の消火配管で使えるようになった。ハウジング継手の需要は2012年の2.6倍に増えている。半導体工場の需要に期待される。
●積水化学工業
塩ビ管出荷量は2012年から減少している。1990年代と比べると40%程度。ポリエチレン管などへ管種が移行している影響が大きい。ナフサの価格は、イラン・イスラエルの紛争いかんで上がるリスクが出てきた。
●フネンアクロス
運送費・人件費・物流費などが上昇している。今のところ価格改定の予定はないが、先行きはわからない。フネンアクロスの令和6年度売上げは前年比110%。FVキャップの品薄でご迷惑をかけている。2025年までは改修工事を中心に好況が予想される。
落合住宅機器の歴史を辿る【平成28年度(2016年度)】
投稿者:落合智貴
イギリスの国民投票でのEU離脱、アメリカ大統領選でのトランプ氏の選出など、世界全体で保守主義的な傾向が強まってきたのがこの年でした。アメリカのシリアへの空爆や、北朝鮮の核・ミサイル開発など不穏な動きが多かったのもこの年です。
比較的平和であった日本やアジアにおいても戦争の心配をしなければいけないのか?
そんなことを考えたことを思い出します。
景気回復に実感が伴わないと言われ続けていましたが、当社の売上高はバブル崩壊以降最高を上げることができました。
東京オリンピック・パラリンピックの影響が少しずつ出てきているということだと思います。
この年には当社として初めてのオリジナルカタログ(会社案内兼取扱商品一覧)を作成しました。
当社の在庫品を明示し、定価表としても使えるものになります。
新規のお得意様にお渡しする会社案内も兼ねており、当社の豊富な在庫を実感していただくためにも活用したいと考えました。
平成29年2月17日にはwest53rd日本閣において「落合住宅機器 創立65周年記念式典」を行い、社員・OB・仕入先様等の総勢40名にお集まりいただきました。
会社を永く続けていくことは本当に難しいことです。
65年の歴史のなかで困難に直面することも何度もあったと思います。
歴代の社員や経営者がこれらを乗り越えてきたからこそ65年間会社を存続させることができたのだと思います。
会社を存続させることは当たり前ではないと強く感じた式典でした。
水栓金具メーカーが相次ぎ値上げ
設備資材が学べる日めくりカレンダー
投稿者:落合智貴
「設備資材が学べる日めくりカレンダー」を作成しました。
令和6年(2024年)版で、昨年末に作成してすでに配布を始めております。
このカレンダーは1日~31日の日めくりで一日一問、配管材料や住宅機器に関するメーカーさんが作成した問題を掲載しているものです。
月が替わると1日に戻ってきますので、毎日めくっていくと年12回各メーカーさんの問題に触れることが出来ます。3択問題となっており、翌日のページに回答と解説が掲載されています。各メーカーさんは新製品やよくある質問を中心に問題を作成してくれました。
なかなかマニアックな問題も多く、知らないことが多いのに気づかされます。
カレンダー下部には当社が運営しているネット通販サイト「設備ロジス.com」のロゴとスマホから読み取れる二次元バーコードを印刷しています。日頃カレンダーを飾っていただき、設備資材をお求めの際には「設備ロジス.com」をご利用して頂ければありがたいです。
まだ残りがありますので、ご興味のある方は当社社員までお気軽にお声がけください。
落合住宅機器の歴史を辿る【平成29年度(2017年度)】
投稿者:落合智貴
二度目の東京五輪を三年後に控え、建設需要が徐々に高まってきました。インバウンド増加の影響によりホテルの建設需要も多く、都心の地価が上昇のピークを迎えたのがこの頃だったと思います。建設業界の人手不足は深刻で、工期の遅れも目立ってきました。
宅配業界ではネット通販の増加と人手不足の影響で運賃の値上げを実施し、コンビニや飲食店では外国人店員の姿が多くみられるようになりました。IOTやAI技術の実用化も進んできました。
5月の会社設立65周年記念のお得意様旅行会では山口県の萩市で一泊し、下関・萩・小倉などを観光しました。
TOTO100周年を記念して小倉の本社敷地内に造られた「TOTOミュージアム」の見学も行いました。
トイレの歴史、TOTO100年の歴史などが展示されておりました。
平成29年の3月に幡ヶ谷の管材店である㈱嶋鉄商店が廃業したため、社員二名とお客様を引き継ぎ営業統合しました。
㈱嶋鉄商店との営業統合は当社にとって大きな増益要因となりました。
社員にとっては、異文化の社員と一緒に働くことによって気づかされることも多かったのではないかと思います。
㈱嶋鉄商店はお客様来店型の管材店でした。
地元のお客様にとっては仕入先を失うというピンチでしたが、当社が受け皿になることでお客様にも喜んでいただけたのではないかと思っています。
春になったら・・・
投稿者:落合智貴
フジテレビ系で放送されているドラマ「春になったら」は明日(3月25日)の最終回をもって完結します。
木梨憲武さん演じるお父さんと奈緒さん演じる娘のお話です。
お父さんは余命3ヶ月を宣告されますが、治療を拒み、残された時間で“死ぬまでにやりたいことリスト”を作り一つずつ実現していきます。
小さいときに母を亡くした娘は3か月後に結婚式を控えており、父が治療を拒むことに納得がいきませんが、徐々に父の気持ちを理解し、父との残された時間を大切に生きていきます。
人は日々漫然と生きてしまうことが多いと思いますが、死を意識した時に初めて時間の大切さを知り、自分の生きてきた意義を問い直すのかもしれません。
自分が人生の最期を迎える時に、家族や周りから感謝されるような人でありたいと思いました。
NETFLIXやTVerでも見ることが出来ますので、よかったらご覧ください。
水道本管耐震化の遅れ
投稿者:落合智貴
1月1日に発生した能登半島地震において、断水がいまだに続いている地域があるとの報道をよく目にします。道路の陥没などによって工事が難航していることが復旧の遅れにつながっているのだと思います。
そもそも、水道本管は耐震化が進んでいないということが以前から指摘されておりました。2011年の東日本大震災を受けて耐震化を進めてはいるものの、全国の耐震適合率は2021年度で41.2%。トップは神奈川県の73.1%、2位の東京都は66.0%、今回被災した石川県は36.8%しか耐震化されていなかったということです。
水道事業は市町村などが運営し、料金収入で経費などをまかなう独立採算を原則としています。よって都市部においては財政的に耐震化投資がしやすいですが、人口密度の低い地方部では費用調達が難しいというのが現状だそうです。
高齢化や過疎化が進んでいる地域では耐震性の向上をあきらめ、タンク車などで水を運ぶ「運搬送水」を検討する自治体も現れているとのこと。
財政難・資材高騰・人手不足。耐震化のピッチを上げていくのは簡単ではなさそうです。
毎年のように起こる地震や水害への備えは優先順位をつけて着実に進めていかなければいけない問題だと思います。
落合住宅機器の歴史を辿る【平成30年度(2018年度)】
投稿者:落合智貴
東京オリンピック・パラリンピック2020を2年後に控え、新国立競技場の建替えなど五輪関連施設やインバウンド関連も需要が多く、建設業界は好調でした。
しかしシェアハウス「かぼちゃの馬車」へのスルガ銀行の不正融資や、レオパレスの違法建築問題などもあり、個人資産家の不動産投資が頭打ちになる傾向もみられてきました。
当社はこの年、不動産収益を除いた本業の実績として、売上6.6億円・粗利益1.2億円・経常利益23百万円といずれもバブル崩壊後最高を達成しました。
そんな中、老朽化した本社(初台落合ビル)の建替え・移転問題も佳境を迎えました。
本社の土地・建物の売却交渉、移転候補先の不動産検討、移転に向けた社内への説明と説得。
これら全てがタフなやり取りとなり、非常にしんどい一年でした。
初台周辺は道路が狭くて管材店に適した土地が少なく、広い道路に面した土地は価格も高くなりがちで、最適な土地を得ることは難しかったです。
そして結論は、中野区江古田の築49年の古い賃貸倉庫のリノベーションです。
社員の通勤時間の負担、管材店が少なくなった初台を離れることへのお客様への影響など、中野区江古田への移転は難しい決断でした。
この決断が正しかったのかどうか。
今後の歴史に判断をゆだねることになります。
【この年、以前社員としてお世話になったユアサ商事の「関東ユアサやまずみ会流体システム部会」の会長に就任しました】
【東京管工機材商業協同組合の「管工機材の教科書」作成委員長として関わったのもこの年です】
ダイキン工業、KITZ タイ工場を見学
投稿者:落合智貴
ユアサ商事さんのご招待でタイに行ってきました。現地では空調機メーカーのダイキン工業、及びバルブメーカーのKITZの工場を見学しました。
ダイキン工業タイ工場は1990年に竣工。ルームエアコンやVRV(ビルマル)など多品種を製造しています。PDS(Production of Daikin System)と呼ばれる独自の生産システムを展開しており、従業員の積極的な改善提案を促しています。生産ラインでは“順位同期化混合生産システム”を採用しており、多数の異なる機種や仕様の製品を生産しており、生産計画の変動にフレキシブルに対応ができるそうです。室外機の最終工程ではダンボール箱に小さな穴をあけ、ガス漏れがないかのチェックを全数行っていました。
KIZTのタイ工場は「バンプリ工場」と「アマタ工場」の二つがありますが、今回は主にバタフライ弁を製造している「アマタ工場」を見学しました。
バタ弁の工程は、ダイキャスト(鋳造)→塗装→加工→ゴム成形→組立 の手順で製造されます。アマタ工場では鋳鉄のダイキャストは単価の安い外注を採用していますが、アルミニウムのダイキャストは最近内製化に成功したそうです。太陽光パネルの導入で工場の30%の電気代をまかなったり、新排水処理設備を導入して排水を再利用し、工場内での野菜作りに活用しているそうです。今後は塗装の自動化も検討しているとの事です。梱包の際にできるだけビニールテープを使わずにダンボールの組立方を工夫するなど、環境配慮にも気を使っているとの事でした。
日経平均株価 過去最高を更新!
投稿者:落合智貴
2月22日の日経平均株価が、1989年のバブル最高値だった3万9815円を34年ぶりに更新しました。
リーマンショック後の2009年に7054円で底を打ってからアベノミクスを経て15年がかりで最高値を回復したことになります。
1989年と指標を比べると、東証時価総額は606兆円から943兆円に増加。PER(株価収益率)は61.7倍から16.5倍へ。PBR(株価純資産倍率)は5.6倍から1.4倍へ。1989年に比べると株価が過大評価とは言えない。つまりバブルではなく、実力にともなった株価であると言えると思います。
世の中は春闘に向けて賃金上昇の機運が高まっています。今のところインフレ率に名目賃金上昇率が追い付いていない状況ですが、今後は名目賃金上昇がインフレ率を上回り、実質賃金プラスが実現する可能性が高いと思います。
日銀の植田総裁は2024年以降の物価見通しについて『2023年までと同じような右上がりの動きが続くと予想している。日本経済はデフレではなくインフレの状態にある』と発言しました。
インフレの原因についてはコロナ禍におけるサプライチェーンの混乱の反動や、ロシアのウクライナ侵攻による資源高が発端の様に見えます。株価上昇についてはインフレによる先行期待に加え、中国の不動産供給過剰問題・日米金利格差によって円安となったことなどを理由に、割安な円に世界から投資が集まってきたのも大きな要因のようです。新NISAがスタートし個人投資家が参入したことも要因の一つだと思います。
1月21日の当ブログで「日本の盛衰40年周期説」について述べました。
プラザ合意から40年後の来年2025年前後から日本は上り坂の40年がスタートするとの説です。
日経平均株価のバブル最高値更新はその号砲かもしれません。
落合住宅機器の歴史を辿る【令和元年度(2019年度)】
投稿者:落合智貴
昭和48年(1973年)に建設された初台落合ビルは築46年となり、建替えのために売却することになりました。平成から令和に替わる節目となるこの年、昭和25年(1950年)の創業以来69年間本社とした初台の地を初めて離れることになりました。
新本社となった中野区江古田の社屋は土地220坪、床面積196坪の2階建て賃貸倉庫です。
築49年の古い建物ですが、耐震補強を含めて内外装をフルリフォームしました。
社内で「江古田移転プロジェクトチーム」を発足し、営業・物流・情報部門から構成されるメンバーで社員・お客様・商品の動線を議論しながら、新社屋のレイアウトを決めていきました。引っ越しに関わる在庫の移動、事務機や什器の手配、IT環境の整備などを含め5か月程度で取りまとめました。
初台で構造的に抱えていた問題を新社屋ではおおむね解消することができたと思います。
・広い道路と駐車スペース(スクールゾーンの解消)
・広くて明るい倉庫、冷暖房完備
・屋根付きの搬出入口で雨に濡れない
・2階への搬出入の為、荷物専用のエレベーターを設置
・横置きパイプ棚を屋内に設置(パイプのサビや汚れを防げる)
・棚番管理を開始
・従来よりも広い商談スペース、男女別のキレイなトイレ
・防犯対策として監視カメラを設置
・都心にほど近い立地(環七の内側)
会社の移転は社員とお取引先様を巻き込む大きな決断でした。
永い当社の歴史の中でも大きな転換点となります。
江古田移転を会社の発展につなげたいと決意を新たにした大仕事でした。
HVAC&Rジャパン2024を見学(その2)
投稿者:落合智貴
HVAC&Rジャパン2024では空調機だけでなく、周辺の配管材料のメーカーさんも多く出展していました。
日本銅センターは冷媒配管に使う各種継手を展示していました。
ナット式としては、東尾メックのR(れいわ)おっぞんくん等。
プレス式としては、NJT銅管のRGプレス等。
差込式としては、タブチのエフ-1等 が紹介されていました。
ベンカンは冷媒銅管用のダブルプレスを紹介していました。
HVAC&Rジャパン2024を見学(その1)
投稿者:落合智貴
1月30日~2月2日に東京ビックサイトにおいてHVAC&Rジャパン2024が開催されました。この展示会は日本冷凍空調工業会が主催で2年おきに開催されるビックイベントです。空調機器メーカーや空調周辺部材のメーカーが一堂に出展しています。
落合住宅機器の歴史を辿る【令和2年度(2020年度)】
投稿者:落合智貴
新型コロナウイルスの感染拡大により世界中が混乱する一年となりました。本来ならば東京オリンピック・パラリンピックが開催され、多くの外国人が日本を訪れ歴史的な賑わいを見せるはずでした。五輪は1年延期が決まり、コロナへの対応が続きます。4月には安倍首相により初めての緊急事態宣言が発出され社会活動が大きく制限されました。当初はウイルスの実態がよく分からず、できるだけ自宅から外に出ず人と接触しないことが最も効果が高いとされていました。4月12日に当社の近くの病院で起きた約90人の集団感染が大きく報道され、病院前のバス停を利用していた社員が数人いたことから、当社は二週間の会社休業を決断しました。その後感染は一時落ち着いたもののも新規感染者数は第二波、第三波と続き、年明け1月から3月まで二度目の緊急事態宣言が出されました。
安部首相は9月に自身の病気を理由に退陣し、菅義偉内閣が発足。デジタル庁やこども庁の創設など新たな方針を掲げました。コロナ患者による病院の逼迫と休業を余儀なくされた飲食店からの悲鳴の間に挟まり、菅内閣は常に難しい運営を迫られる状況が続きました。
景気は飲食・旅行・イベント業界を中心に大きな打撃を受ける一方、各種助成金・給付金・無利息融資などが実施され、企業倒産数はむしろ減少しました。
テレワークが推奨され、Zoomなどを使った商談やWeb会議が進むなど、働き方が一気に変わった一年となりました。
当社は中野区江古田に移転して2年目となりましたが、売上高で前年比95%、売上総利益で84%とコロナによる建設需要減の影響を受けました。しかし5月の売り上げが前年比50%未満になったことで、持続化給付金と家賃支援給付金を受給。また感染対策のために社員の出社を抑制し、休業扱いとしたことで雇用調整助成金を受給し、売上の減少をカバーしました。
新たな試みとしては、会社近くの国際短期大学とインターンシップの実施を始めました。1年生の学生を8月に3名、3月に2名受け入れ、配管材料に関する座学やTOTOショールームの見学に加え、伝票整理・エクセルデータ作成・在庫発注・棚卸・配送同行など5日間の職場体験をしていただきました。学生及び当社のスタッフにとっても良い経験になるのではないかと思い、今後も続けていきたいと思います。
40年周期の日本
投稿者:落合智貴
2024年が明けましたが、年始から能登半島震災や羽田空港の飛行機事故など不穏なスタートとなっています。一方、株価は年初から上昇基調で、能登半島の復興への願いと共に今後の経済活動には期待感が高まっているように感じます。
来年2025年は昭和100年にあたります。同時に昭和20年の終戦から80年にもあたります。
半藤一利著「昭和史(上・下巻)」と、吉崎達彦著「1985年」という二つの書籍において同じ説に言及があります。
それは『日本の盛衰40年周期説』
日本が40年おきに上り坂と下り坂を繰り返しているというものです。
江戸時代末期に徳川幕府が力を失っていきますが、開国を求める諸外国の要求に応じざるを得ないと徳川幕府が考えたのが明治維新の3年前、1865年頃だったそうです。
その後日本は欧米列強からの植民地支配を防ぐために“富国強兵”と“殖産興業”を進め、1905年に日露戦争で勝利するまでになります。ここまでが上り坂の40年です。
その後日本は領土拡大を目指して軍部主導で無謀な戦争に突入していきます。
1945年の敗戦までが下り坂の40年。
焼け野原となった日本は経済重視の政策を進めて戦後復興を進め、GDP世界第二位まで上り詰めます。上り坂の40年の果てに1985年のプラザ合意がありました。日本の貿易黒字とアメリカの貿易赤字を是正するためにドル安・円高をアメリカから求められたもので、バブルの発生とその崩壊の原因になったという説もあります。1ドル250円近かった円相場がプラザ合意の3年後には120円近くまで円高になります。製造業を中心に成長してきた日本ですが、円高を受けて次々に製造拠点を中国などに移し、空洞化が起こります。
バブル崩壊後の下り坂は、円高・デフレ・人員過剰が常態化し、物価も賃金も30年近く横這いという状況が続いています。
プラザ合意からちょうど40年後が来年2025年です。
『日本の盛衰40年周期説』が本当なら、そろそろ上り坂に転ずることになります。
この1~2年、その兆候は見えてきています。円安・インフレ・人手不足が足元の状況です。半導体工場の相次ぐ建設をはじめ、海外から日本に製造拠点を戻すメーカーが増えており、内需が大きく改善することが期待されています。
“景気は気から“とも言います。これから来る上り坂40年を楽しみにしたいと思います。
東管機組合 賀詞交歓会 2024
投稿者:落合智貴
2024年の東京管工機材商業協同組合の賀詞交歓会が1月10日に東京ドームホテルで開催されました。コロナ五類となって初めての賀詞交歓会となり、昨年よりも50名ほど多い650名ほどの参加だったそうです。
1月1日に発生した能登震災の犠牲者のご冥福を祈り、参加者全員で黙祷を捧げてからの開会となりました。
ご登壇された方々のご発言は下記の通りです。
●向山英雄 東京管工機材商業協同組合理事長
能登震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに被災された方々にお見舞い申し上げる。2024年は人手不足が注目されている。管工機材業界に若くて有能な人材が入ってくるように尽力したい。業界でもスポーツに協賛する会社が増えており、認知度を上げていきたい。
●牧原秀樹 衆議院議員
能登の震災では断水で水が供給できないことが一番困っている。水道インフラの大切さを思い知らされた。今年は世界各国で選挙の年で台湾や米国の選挙に注目。政治刷新本部のメンバーとなり政治改革を進めていきたい。2024年問題の人手不足には適切に対応していきたい。
●竹島睦 足立敏之参議院議員秘書
能登震災の復旧に当たっている建設関連の皆様に感謝したい。国土強靭化が大事。公共工事予算の確保に全力を挙げていきたい。
●石島秀起 東京都議会議員
昨年は関東大震災100周年だった。「TOKYO強靭化プロジェクト」では防災計画の改定をした。富士山噴火への対応も検討している。
●濱坂隆 経済産業省製造産業局素材産業課企画官
能登震災への対応は人命救助が第一。インフラ復旧、物資の供給などプッシュ型で対応している。昨年はカーボンニュートラルやGXに取り組んだ。2025年の大阪万博には積極的に参加してほしい。
●五十嵐隆 東京都管工事工業協同組合理事長
昨年の管工機材展では機材商組合がAKBの参加やユーチューブの情報発信をするなど新しい試みを評価したい。今年は工事組合の展示会に協力頂きたい。SDG‘Sの取り組みを紹介した「2023年版管工機材の教科書」は活用させてもらっている。
●橋本政昭 全国管工機材商業連合会会長
水道インフラの維持管理が重要。全管連の藤川会長とは今回の能登震災の対応で連携をとっている。各地区の防災協定はまだ締結できていない地区が多い。
落合住宅機器の歴史を辿る【令和3年度(2021年度)】
投稿者:落合智貴
コロナ禍となって2年目のこの年は10月~1月中旬を除くほとんどが”緊急事態宣言”もしくは”まん延防止等重点措置”期間となり、マスク着用が日常となる日々が続きました。2020東京オリンピック・パラリンピックは1年延期により実施されたものの無観客という異例の開催となり、当初期待していたインバウンドによる経済効果は得られず、むしろコロナ対策でコストがかかる大会になってしまいました。
令和3年3月にはルネサス茨城県の半導体工場の火災があり、三菱電機の空調機がほとんど製造できない状況に。コロナ禍の影響としては、アメリカでコンテナ船の滞留があったほか、ベトナムのロックダウンによってワイヤーハーネスが供給不足になるなどウォシュレットや給湯器などの製造に大きな遅れ。また2月24日にはロシアのウクライナへの軍事侵攻。多くの商品でサプライチェーンの寸断が相次いだ年となりました。
世界的なサプライチェーンの混乱は資材価格にも大きく影響し、鉄・塩ビ・銅などは一年のうちに2~3回の値上げを行い、配管材料などは年間を通じて20~50%程度の価格高騰となります。
サプライチェーンの混乱の影響で会社の売上は前年を大きく下回ったものの、在庫評価益のおかげで売上総利益はほぼ前年並み。しかしコロナ関連の助成金が前年より少なくなったため、最終利益は赤字に転落しました。
【コロナ対策のため、創立70周年祝賀会はマスク着用で開催しました】
2月19日には会社創立70周年を迎え、明治記念館にて社員・仕入先様など54名の参加により祝賀会を開催しました。
“まん延防止等重点措置”の期間中だったため、マスク着用・お食事なし・スピーチのみという異例の祝賀会となりました。私から「落合住宅機器70年の歴史」を写真をお見せしながら説明した他、橋本総業㈱橋本政昭社長、㈱アペイド小川堅介社長、古川肇税理士、ユアサ商事㈱田中謙一専務にご祝辞を賜りました。
謹賀新年 2024
新春を迎え皆々様のご多幸をお祈り申し上げます
旧年中は格別のご厚情を賜り誠に有難うございました
昨年はコロナ五類への移行など行動制限のない日常が戻ってきたものの、ウクライナに続き、パレスチナ紛争が勃発するなど世界情勢は依然として厳しい状況が続いております
日本経済においてはデフレからインフレへの転換点となる重要な局面に差し掛かっていると感じており、この変化を皆様と共に乗り越えていきたいと存じます
今後とも社員一同益々努力していく所存でございます
本年も何卒ご指導を賜ります様宜しくお願い申し上げます
令和六年 元旦
〒165-0022
東京都中野区江古田4-23-15
落合住宅機器株式会社
代表取締役社長 落合智貴
管機連60周年記念式典
投稿者:落合智貴
令和5年12月19日、全国管工機材商業連合会(管機連)の創立60周年記念式典が東京・明治記念館開催されました。
私は式典の司会を担当致しました。
管機連は東京・愛知・大阪を含め全国18地区の管工機材商組合の連合会です。今では傘下の組合員及び単独加入の特別会員合わせ744社と賛助会員111社の規模に拡大しています。
経済産業省・国土交通省・厚生労働省など各省の窓口団体として日頃から情報交換を行っています。
その他にも防災・人材育成・展示会の周知など業界発展のために活動を行っている団体です。
60年の歴史の中で会長をお勤めになったのは以下の方々です。
初代:橋本達三(橋本産業)
二代:山田清宗(昭和管機材)
三代:橋本政雄(橋本総業)
四代:斎藤成八郎(斎長物産)
五代:一瀬克彦(一ノ瀬)
六代:小泉久則(コーザイ)
七代:橋本政昭(橋本総業)
式典では60年の歴史がビデオで上映され、管機連功労者の表彰が行われました。
業界の歴史を感じつつ、今後の発展に尽力しなければと感じた式典でした。
落合住宅機器の歴史を辿る【令和4年度(2022年度)】
投稿者:落合智貴
コロナ禍から3年目となり、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令はなかったものの、感染症法上の5類扱いは維持され、感染者とその家族も自宅待機が求められる状況が続きました。オミクロン株は比較的軽症で済むものの、8月の第7波では1日の感染者が25万人、2月の第8波では24万人を超え、高齢者を中心に死者も決して少なくありませんでした。
【岸田首相とウクライナのゼレンスキー大統領】
7月8日には安倍晋三元首相の銃殺事件が起こり、その後の旧統一教会問題で岸田政権は混乱します。
2022年2月にロシアのプーチン大統領がウクライナへ侵攻を開始。西側各国がゼレンスキー大統領率いるウクライナに武器支援したことにより、戦争は当初の予想を覆し長期化しました。西側各国はロシアへ経済制裁。食料・エネルギーの価格は高騰。資源高によるコストプッシュ型のインフレが世界各国で進み、以前からじわじわと進んでいた価格高騰が一気に加速することになります。日本ではインフレ実感はあるものの、景気回復の実感が伴わず、賃金上昇も遅れます。金融緩和が継続されていることにより、日米金利格差が拡大し、コロナ前に1ドル110円だったものが一時150円近くまで円安となりました。後年、長く続いたデフレ経済がインフレに転換したのがこの年だったと記されるのかもしれません。
一方、チャットGPTを代表とするAIの実用化が急速に進みました。AIが身近に来たなと感じる年になったと思います。
サプライチェーンの混乱で商品が入荷しないといった事態は沈静化してきたものの、当社で扱うほとんどの商材で値上げが行われ、平均すると年20%近い価格上昇となりました。波のように押し寄せる値上げ情報を販売単価に転嫁する作業が膨大になります。価格上昇の影響で売上や粗利益は前年比を上回ったものの、コロナ関連の助成金がほとんどなくなり、最終利益は逆に赤字に陥ってしまうという年になりました。
法改正としては車両運転者のアルコールチェックの義務化、インボイス制度を見据えた請求書の修正、電子帳簿保存法など、対応が求められることが多かった印象です。
アフターコロナに向けて経済が少しずつ動き出す。
そんな気配が見え始めた一年となりました。