投稿者:落合智貴
ブログを始めてちょうど一年になりました。
どこまでできるか不安でスタートしましたが、今の所毎週欠かさずに投稿しております。
これからも当社の状況や業界の動向などをお伝えできればと思っています。
10月20日に東京ガス様主催の展示会「TG-NEXPO2015」を見学してきました。
これからのエネルギー事情は平成28年の電力自由化や平成29年のガスの自由化によって大きく変わってきます。
ガス会社が電気を売る。
電気会社がガスを売る。
携帯電話会社、石油会社、ハウスメーカー、保険会社などもガスや電気の販売に名乗りを上げています。
一軒の家を建てるときにエネルギーをどう組み立てるかの選択肢も多くなってきます。
以前からガスvsオール電化の争いがありましたが、例えばエネファームや太陽光発電を組み合わせることで電力をほとんど購入しないといった組み方もあります。
また、自動車のハイブリット化や電気自動車の普及、水素自動車の開発などが進んでおり、家庭で自動車の充電設備を設けることも大きな選択肢になるかもしれません。
展示会の基調講演で「地方創生について」と題した講演を聴きました。国は石破地方創生担当大臣のもと「まち・ひと・しごと創生」を進めているとの事です。
東京一極集中、地方の人口減が言われて久しいですが、地方でのコンパクトシティ創設の事例が増えてきているそうです。
保育園や学校が近くにある街。
買い物や交通移動が便利な街。
病院があり介護がしやすい街。
現在日本の世帯の形は2005年以降「単身者」世帯が「夫婦と子供」世帯を逆転し、最も多い世帯形態になったそうです。その中でも「高齢単身者」が増えています。
ご高年者が愛着のある土地を離れるという問題はありますが、インフラをコンパクトにまとめた街を地方に創って人をそこに集めることによるメリットは大きいのだと思います。
団塊の世代が70歳を超えてくる今後、エネルギー問題と合わせて人口問題と街づくりも国家の重要な課題になりそうです。