投稿者:落合智貴
おととい(8月28日)に安倍晋三首相が自身の病気を理由に辞任を表明しました。
首相在任期間は第二次政権だけでも7年8ケ月に及び、連続・通算のいずれにおいても日本憲政史上最長となりました。
日本の総理大臣はどんな判断を下しても批判されますし、判断を下さずに問題を先送りしても批判される大変厳しい立場です。肉体的・精神的な負担は並々ならぬものであり、それを7年以上続けたのは大変な苦労であったと思います。
森友・加計・桜を見る会など批判もありますが、いずれも安倍首相が私腹を肥やす為とか自身の欲望の為に行ったこととは思えず、常に日本の為を思って行動・発言を心掛けてきた人物ではなかったかと思います。
国のトップの最大の責任は、貧困で亡くなる人を防ぐセーフティーネットをしっかりと確保することと、結果として戦争を起こさないことではないかと思います。
方法論としては色々とあると思いますが、結果として戦後75年間戦争を起こさず、経済発展を遂げてきたことを考えると、戦後の日本政治は及第点と言えるのではないでしょうか。
報道を見ていますと、世論は政治や首相に頼りすぎている印象があります。うまくいかないことは何でも政治のせいにするのではなく、民間や個人レベルで自らが努力する姿勢を皆がもっと持つことが必要ではないでしょうか。
カテゴリー: トピックス
半沢直樹とサイボウズ 働き方の変化?
投稿者:落合智貴
TBSテレビの日曜劇場で「半沢直樹」が始まり、20%を超える視聴率で人気です。
銀行幹部の横暴に言いたいことをズバッと言う半沢直樹のセリフにスカッとして月曜日の仕事に向かっていく人が多いのではないでしょうか。
半沢直樹の世界で描かれているのは昭和の名残を残す、派閥争いやライバルを蹴落として出世を目指すドロドロとした重たい組織の世界です。
令和の時代になり、コロナ禍が続き、働き方が大きく変わっています。
グループウェア開発などを行っているサイボウズは年間離職率28%の反省から「100人100通りの働き方」をめざし、離職率4%を達成した会社です。
サイボウズの副社長山田理氏の著書「最軽量のマネジメント」では新しい組織の在り方、働き方を提言しています。著者の山田氏はバブル期に日本興業銀行に入社し、まさに半沢直樹の世界で育った人です。この時代の反面教師として生まれたのが今のサイボウズ式なのかもしれません。
サイボウズは“マネジメントなんていらない組織が理想だ”と考えています。従来の組織図は情報を集約する仕組みであったが、インターネットの発達により情報を独占することがトップの優位性でなくなってきた、という時代背景が新たなマネジメントを模索するきっかけになったのだと思います。そこで著者が述べているのは以下のことです。
・マネージャーは地位ではなく役割である。
・組織の中で、誰が何のプロかを知っておくことが重要。
・目指すのは“ホワイト企業”ではなく“透明な企業”。
・ザツダン(雑談)でマネージャーの“視力”を上げることが大事。
・アホはいいけどウソはだめ。
・辿り着いたのは“100人100通りの自立”
これからの企業経営は「守る」ことより「壊す」ことが大事なのかもしれません。
コロナによって社会が大きく変わってきています。既成概念へのこだわりをどう捨てていくのかが生き残りのカギになるような気がします。
コロナ第二波への対策は?
投稿者:落合智貴
昨日(7月18日)の新型コロナ新規感染者数は全国で650人を超え、東京では3日連続で300人近い数字が出ており、感染拡大が懸念されています。
プロ野球やサッカーでは観客を入れた試合が始まり、今日から大相撲も観客を入れて始まります。最近は夜の街関連だけでなく劇場での集団感染なども判明し、範囲が広がっていると言えます。
第二波の定義は定かではありませんが、新規感染者数だけを見ると大きな二つ目の波が来ています。今回は4月と違って重傷患者数が少ないとはいえ、このままいくと重症者も増えてくるのではないかと心配です。
GO TO トラベルの割引が、東京発着除外になったり、イベントの制限緩和の再考も検討に入っているようですね。
われわれ個人としてはマスクをすることや、会話を伴う飲食を避けるなど出来ることをやらなければなりません。
3か月後、半年後にどんな制限のある社会になっているのか?
先が読めない状況が続きそうです。
テレワークを考える
投稿者:落合智貴
緊急事態宣言が解除され、もうすぐ2ケ月になりますが、コロナ感染者数が再び増えてきました。「ウィズコロナ」に突入したと言われ、感染リスクを避けながら経済を回していくことが求められています。コロナを機にテレワーク化が進み、緊急事態宣言解除後もテレワークを続けている方も多いです。私も会社のサーバーにアクセスできる環境を整え、平日の週一日と土曜日は書類を自宅に持ち帰りテレワークを試しています。会社にいますと何かとご来客も多く、自宅の方が事務仕事ははかどるのがやってみた実感です。通勤時間も仕事に当てることが出来るので、生産性は格段に高くなったと感じます。
7月9日の日経新聞ではテレワークに関するアンケート記事を載せています。関東地区ではテレワークを毎日行った人が28.4%、週に3~4日行った人が19.3%にのぼり、合せると半数を超えます。テレワークの満足度は「良かった」と答えた人が54.5%にのぼりました。
良かった理由としては、
・通勤時間が不要 ・家事と仕事の両立が可能 ・職場の人間関係を気にしなくて良い
良くなかった理由としては
・作業効率が悪い、やる気が出ない ・業務のコミュニケーションがとりづらい、孤独感が大きい ・運動不足になる
特に新入社員の方は先輩の指導を受けながら仕事を覚えていかなければいけないので、テレワークは限界があるのではないでしょうか。当社の様に商品を在庫して配送をする業種や、人が接客やサービスをするお仕事では不可能です。
今はメリットが目立っていますが、デメリットをうまく回避していく工夫も必要だと思います。
「持続化給付金」を申請してみた!
投稿者:落合智貴
新型コロナウィルスの影響で営業が縮小されている企業に対して様々な支援策が打たれています。
最近何かと話題なのが「持続化給付金」です。一般社団法人サービスデザイン推進協議会に業務委託し、電通に丸投げしていることが税金の使い道として不透明ではないかと問題視されている件です。
この制度はコロナの影響で一か月の売り上げが前年比50%以下になると最大200万円もらえるというものです。
当社は4月には2週間の休業。5月にも2交代制で半数の社員が休業。
5月の売り上げはお恥ずかしながら前年比50%以下となってしまいました。
せっかく頂けるものなので当社も早速申請してみました。
給付金の申請は基本的にはオンラインで受け付けています。
専用サイトからメールアドレスを登録し、ID・パスワードを設定してマイページを作成、会社の必要情報を入力します。税務署に提出した確定申告書別表一と法人事業概況説明書(裏表)、売上台帳と通帳コピーをPDFで添付すれば終わりです。
スキャナーがない方や、パソコン操作が苦手な方には全国各地に申請サポート会場が設置されています。私は申請サポート会場での面談を予約したのですが、専用サイトでの申請があまりにも簡単だったので、面談をキャンセルしました。
遅い! とか 不透明! とか何かと批判されていますが、現場は非常にスムーズであったと実感しました。感謝して200万円を頂きたいと思います。
アフターコロナの「オンライン」
投稿者:落合智貴
5月25日に東京を含む全国で緊急事態宣言が解除され、週明け6月1日からは多くの企業が通常に近い形で再開し、学校も少しずつ動き出すようです。
それでもかつての生活様式に戻ることはなさそうです。
日経トップリーダー5月号はアフターコロナをどう乗り切っていくかの特集です。
7人の経営者がインタビューを受けています。
その中でサイボウズの青野慶久社長は、「バブル崩壊後の失われた30年は“インターネットを活用してこなかった30年”であり、他の先進国に後れを取ってしまった。今は感染防止のため否が応でもネットを活用しないといけなくなった。日本社会・企業にとっては大きなチャンスである。」と答えています。
アフターコロナのキーワードは「オンライン」ではないでしょうか。
テレビのリモート出演も当たり前になってきましたが、今まで対面でしかできないと思っていたものの多くが「オンライン」で可能であることが分かってきました。
・オンライン会議
・オンライン授業
・オンライン面接
・オンライン飲み会
・オンライン婚活
その他、習い事、演劇やコンサート、印鑑決済、司法手続、医療行為など様々な分野で検討が進んでいます。
最近、zoomやスカイプでの商談を打診してくる会社も増えてきました。
我々はパソコン画面を通して、あたかも目の前にいるかのように話が出来る技術を既に手に入れています。
1~2時間の移動時間をかけてまで面談する必要があるか?
そんな選別をするのが当たり前になってきそうです。
コロナ後の経済
投稿者:落合智貴
新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が5月14日に東京圏、大阪圏、北海道を除いた39県で解除されました。東京都においても一日の新規感染者数がここの所10~20人程度と自粛の効果が表れており、経済再開も視野に入ってきました。仮に緊急事態が解除されたとしてもマスクの着用や三密を避ける行動は当面続けなければなりません。仕事のやり方も大きく変わってきそうです。
コロナ後の経済は今までとどう変わっていくでしょうか?
今年3月に中国からの製品が入ってこない時期がありましたが、これは供給側の問題でした。一方4月以降、緊急事態宣言が発令されてからは消費者の動きが制限され、需要側の問題として経済が停滞したという事になります。今朝の日経新聞では、解雇や賃下げによる個人収入減や、感染の恐れが消費を委縮させるなど、世界的にデフレが忍び寄っていると報じています。
今後、供給サイドとしては例えば工場などで三密を避ける対応を取るために生産工程が長くなるといったことがあるかもしれませんし、海外からの輸入の頻度が落ちることも考えられます。
需要サイドとしては飲食関係、特に接待需要は以前よりかなり少なくなるでしょうし、海外旅行が減り、東京オリンピックで期待されたインバウンドも大きな成長は期待できないかもしれません。
地価が下がってくることも予想されます。銀座・赤坂・六本木など接待産業が柱の街では客足が遠のき、テナント賃料が払えなくなるお店も増えてくるはずで、テナント料の暴落から地価暴落につながることが予想されます。オフィスエリアにおいてもリモートワークが普及すると広いオフィスが不要になり、同じく地価が下がることになります。“密”を防ぐには都心に多くの人が集まる構造を変えない限り難しいのではないでしょうか。
バブル崩壊・金融危機・リーマンショック・東日本大震災とこの30年で幾度の危機がありましたが、コロナショックはこれらをはるかに上回ると言われています。
非常に難しい時代に突入したようです。
コロナ給付金・助成金の活用
投稿者:落合智貴
4月7日に発令された緊急事態宣言は当初の5月6日から5月31日までに延長されました。
日本人皆が自粛を心掛け、この2週間位は都心の繁華街やレジャー施設にほとんど人がいないといった異常なゴールデンウィークとなりました。
本日(5月10日)までに都内の感染者数が5日続けて40人以下となりました。そろそろ経済の再開に向けた準備が進められるものと思います。
今回のコロナ禍においてはホテルや飲食業、レジャー施設などは営業活動がほとんどできず大きな損失を被っていることと思います。建設業界はそれに比べると恵まれていると思いますが、5月以降の現場の動きは低調に推移するのではないかと思います。
政府や各自治体は様々な給付金や助成金を用意しています。全国民が10万円もらえる「特別定額給付金」もありますが、それとは別に中小企業が活用できるものは下記の通りいくつかあるようです。当社でも該当するものに関しては活用させて頂きたいと考えています。
●持続化給付金
2020年1~12月の間に月間事業収入が前年同月比50%以下になった場合、最大200万円が支給される。
●雇用調整助成金
従来から存在する制度であるが、新型コロナの特別措置によって支給範囲が広がっている。2020年4~6月のいずれかの月に月間事業収入が前年比5%以下になっており、従業員を休業させ、休業手当を支給した場合に助成される。日額8,330円の上限拡大が議論されている。
●固定資産税・都市計画税の減免
2020年2~10月の連続した3ケ月の事業収入が減少した場合、2021年の事業用家屋及び設備等の償却資産に対する固定資産税・都市計画税を減免する。事業収入が30%以上50%未満減少した場合は2分の1、事業収入が50%以上減少した場合は全額が免除される。
●家賃支援策
金融機関の無利子・無担保融資を活用し、家賃の支払いに充てた分の一部を、国が事後に給付する。給付額の上限は、中小・小規模事業者が月50万円、個人事業主が同25万円を6か月間。前年と比べて、1カ月間の収入が半減するか、3カ月間の平均収入が3割減少することが条件。自民党・公明党案として提言され政府が検討中。
東京都による週末外出自粛要請
投稿者:落合智貴
新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが止まりません。タレントの志村けんさんや阪神タイガースの藤波選手他2名の感染も発表されました。この3日間では東京都で毎日40人以上の感染が確認されています。
小池東京都知事は3月25日の会見で今週末(3月28~29日)の不要不急の外出を控えることを要請しました。都心の繁華街では人がまばらだったようです。当社でも3月28日(土)に決算棚卸を行う予定でしたが中止を決定しました。決算棚卸を中止したのは私の知る限り初めての事です。在庫数・金額に関してはコンピュータ管理が出来ていますので理論数字をもとに決算を行うため問題ないと考えています。
治療薬の開発が急がれるところですが、そう簡単にはいかないようです。
これ以上の感染拡大をどう防いでいくのかが問われます。
東京オリンピック・パラリンピックの一年延期も決定され、今後の焦点は都市封鎖(ロックダウン)を行うことになるのかというところだと思います。
週明け水曜日には新年度が始まります。新年度には人事異動・新入学・新入社など人の移動が多いです。新しい環境でスタートを切る予定の方は不安で一杯でしょう。
安倍首相が昨日の記者会見で述べていたように、長い戦いがまだまだ続きそうです。
TOTOやLIXILのトイレ関係商品は3月上旬から受注停止状態が続いていましたが、ようやく週明けから受注再開へ動き出す予定です。しかし商品が作れるか作れないかというフェーズから、社会が動くか動かないかというフェーズに変わってきており、制約が多い状況はまだ続きそうです。
東京五輪は開催できるのか?!
投稿者:落合智貴
新型コロナウィルスの感染が広がり、世界全体が混乱に陥っています。
世界保健機関(WHO)は“パンデミック”であると表明。アメリカやスペインでは非常事態宣言が出されました。各国で渡航制限などがなされています。株価は世界的に大暴落を続けており、リーマンショック並の落ち込みになっています。プロ野球やサッカーは公式戦の延期、大相撲は無観客で行われています。
日本では7月24日にオリンピックが開会する予定です。IOCや安倍首相は今のところ開催する方向で努力することを表明していますが、アメリカのトランプ大統領は東京オリンピックを一年延期することを提案しており、このままの状態が続くと中止もしくは延期という事もやむを得ない状況となりそうです。延期となると様々な問題が出てくるでしょう。五輪出場が内定している選手の選考はまたやり直すのか?選手の皆さんはモチベーションを維持するのがとても難しいのではないかと思います。
ギリシャでは無観客で採火式が行われましたが、ギリシャ内での聖火リレーは中止され、日本でのリレーがどうなるかは今のところ決まっていません。
東京五輪を開催するかどうかの最終判断は5月末になると言われています。
聖火の火が新国立競技場まで届くのか?
関係者は難しい判断が求められます。
丹羽宇一郎さん
“問題が多いのは、懸命に生きている証だ。”
伊藤忠商事の社長・会長を務め、日本郵政取締役や民間出身初の中国大使を歴任したのが丹羽宇一郎さんです。
冒頭の言葉は、著書「仕事と心の流儀」のサブタイトルです。
丹羽さんはバブル崩壊直後に伊藤忠商事の社長となり、当時としては異例の4000億円の大規模不良債権処理を敢行しました。
歴代経営者の反対を押し切って膿を出し切り、ファミリーマートのグループ化など、次への改革を進めていきました。
丹羽さんは経済界の論客として、政府にもズバズバと本質を突いた苦言を言える数少ない人物だと思います。
「仕事と心の流儀」では以下のようなことを述べています。
●問題が多いことを喜べ。それは懸命に生きている証だ。
“自分はこうしたい”という強い気持ちがあるのに今はそうなっていないから問題だと感じる。つまり問題が多いという事は真剣に生きているということ。問題があることを喜ぶべき。
●きみはアリになれるか。トンボになれるか。人間になれるか。
入社して10年くらいはアリのように地を這い、泥にまみれてがむしゃらに目の前の仕事をこなす。40代前半位まではトンボのように複眼的・多角的な視点で物事を見るべき。40代後半から50代は自分ではなく他者を思いやる“利他の精神”をもつ人間になる時期である。
●“くれない症候群“から抜け出せ
上司が認めてくれない、同僚が協力してくれない、会社が公正に評価してくれない と思ったらそれは自分のせいではないかと頭を切り替えるべき。
●清く、正しく、美しく
“清く”は倫理観や良識を持ち法律違反をしないこと。“正しく”は社会正義に反しない、嘘をつかないということ。“美しく”は他者に対する思いやりがあり、心と行動が美しく、挨拶をきちんとすること。
●誰にだってチャンスはある。でも、勉強しないとチャンスは掴めない。
目の前に流れている情報をボーッと眺めているだけでは駄目で、日頃から関心のある情報を頭に入れ、気になることがあれば調べておくという姿勢でなければチャンスは掴めない。
お得意様の訃報
投稿者:落合智貴
今年に入ってまだ1ケ月ですが、当社の主力のお得意様の社長お二人が立て続けに亡くなりました。A社の社長は60代、B社の社長は50代と若い経営者でいらっしゃいました。
A社様は廃業、B社様は社員の方を社長に立てられて再スタートとなります。
中小企業にとって社長の存在は代わりのきかない大変大きなものです。
中小企業の経営者は傍から見るととてもラクそうに見えることもあると思いますが、様々な重圧や常に心配事を抱えながら仕事をしなければいけないことなど目に見えない苦労があるように思います。私の父も55歳で亡くなりました。
A社は廃業されましたので仕方ないのですが、B社はこれからのご苦労は大変なものと思います。
当社としても応援していきたいと思います。
社員や家族、取引先の為にも経営者は慎重に健康管理をしなければいけませんね。
残念ではありますが両社長様のご冥福を心からお祈り申し上げます。
2020年 を占う
投稿者:落合智貴
2020年がスタートしました。令和に入って初めての年越し。西暦では10年の区切りを迎え2020年代がスタートしました。今年はなんといってもオリンピックイヤーです。
石原都知事が東京にオリンピックを誘致すると言っていたころは否定的な見方が多かったと記憶しておりますが、そんなことは忘れ、日本全体が東京で迎えるオリンピックを楽しみにしていると感じられます。終わった後にやって良かったと皆が心から思える大会になればいいですね。
オリンピックはさておき、2020年はどんな年になるのでしょうか?
年明け早々、カルロス・ゴーン氏のレバノンへの出国や、アメリカによるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の殺害などキナ臭い年明けとなりました。
日経新聞の元旦トップ記事は「逆境の資本主義」とのタイトルで連載が始まりました。資本主義の常識にほころびが見え始め、デジタル化によって転換期を迎えているのではないかとの提言です。産業革命以降、モノの大量生産が経済成長を牽引してきたが、デジタル化によって富の源泉は知識や情報、データに移ってしまったとの指摘です。
株主第一主義を貫いてきたアメリカでさまざまな問題が起きていることも資本主義のほころびの表れと言われています。日本のように「保護志向が強い資本主義」や、中国のように「資本主義的な社会主義」がうまく機能しているようにも感じられます。
全てが自由な資本主義では限界があるという事なのでしょうか?
その他今年を占うテーマは以下のようなものがあると思います。
・AI発達はどこまで進むのか?
・アメリカ大統領選の影響により米経済が世界経済を牽引か?
・安部首相は憲法改正の道筋をどうつけていくのか?
・次世代通信規格5Gがスタートすることにより社会がどう変わっていくのか?
・○○ペイなどキャッシュレスがとこまで浸透するか?
・働き方改革が加速する。休みを取って当たり前の常識が定着するか?
・五輪後の景気反動は本当に来るのか?
謹賀新年 2020
複雑な世界をどう生き抜くか?
投稿者:落合智貴
ロルフ・ドベリ著「Think clearly」を読みました。生きていると嫌なことも多いですし、自分が幸福でないと感じている人も多いのではないでしょうか。この本では複雑な世界をどう生き抜いていくかを“思考の道具箱”として52個示し、よい人生を送るために日々どう考えていけばよいかを教えてくれます。私が特に共感できた項目をご紹介します。
1、考えるより、行動しよう
文章を書くときに、アイデアは「考えているとき」ではなく「書いている最中」に浮かぶものである。長く思い悩んで「思考の飽和点」に達したらこれ以上考えても意味がない。人生において自分が何を求めているかを知るには、何かを始めてみるのが一番である。
12、本音を出しすぎないようにしよう
「オープンな人」は親密で心地よく付き合いやすいが、極端にオープンな場合は周囲に不快感を与えてしまう。自分の心の内を語っても尊敬は得られない。口にした約束を果たすからこそ尊敬される。アイゼンハワーは「二番目の人格」を作り上げた。
13、ものごとを全体的にとらえよう
特定の事について集中して考えている間はそれが人生の重要な要素のように思えても、実際にあなたが思うほど重要なことでもなんでもない。マイアミビーチに住んだり、億万長者になったりすることで幸福度がアップするとは限らない。3歳の子供が目の前のおもちゃを取り上げられて泣き叫ぶようにではなく、広角レンズを通して自分の人生を眺めよう。
16、自分の向き不向きの境目をはっきりさせよう
ウォーレン・バフェットは「能力の輪」と表現しており、大事なのはその輪の境界がどこにあるかを見極めることである。魅力的な仕事であっても「能力の輪」の範囲外の仕事だったら断るのが良い。ひとつでも素晴らしい能力があれば、欠点がいくつあろうと帳消しになる。
34、解決よりも、予防をしよう
経営破綻しかけた企業の再建はメディアにもてはやされるものである。しかしもっと高く評価されるべきは企業再生が必要な状況に陥ることを未然に防いでいるマネージャーの方である。個人においてもあなたの人生で起こりうる「大きなリスク」について集中して考える時間をもつべきである。
39、「心の引き算」をしよう
今あなたは幸せを感じているか?目を閉じて、今の状況から右手を失い、左手を失い、視力を失い、子供を事故で失うことを想像してほしい。今の状況がとても幸せに感じられるのではないか。
52、内なる成功を目指そう
アメリカのバスケットボール選手ウッデンは「成功とは、最高の自分になるために全力を尽くした後に得られる心の平和の事だ」と述べている。物質的な成功より内面の充実の方が大切である。
ラグビー ワールドカップ 2019 終幕
投稿者:落合智貴
昨日、南アフリカがイングランドに勝利して優勝し、2019年ラグビーワールドカップ日本大会が終了しました。
日本は予選リーグにおいて4戦全勝で決勝リーグに進み、惜しくも準々決勝で南アフリカに敗れましたが、大会前の予想をはるかに上回る盛り上がりになりました。
私が初めてラグビーに興味を持ったのは高校時代でした。
ラグビー部の顧問であった私の担任の先生の元に教育実習生として配属されたのが、当時の早稲田大学のCTB今駒憲二さんでした。気さくに話をしてくれた若い教育実習の先生がその後テレビで活躍しているのを見て感動を覚えました。
今駒さんは早稲田大の主力メンバーとして活躍し、1988年の大学選手権で優勝、東芝府中との日本選手権でも勝利し、日本一になり、その後サントリーでも活躍します。
私が大学入学後は、冬のシーズンに国立競技場や秩父宮ラグビー場に行き、母校法政大学を応援したことを覚えています。
今回のワールドカップ日本代表は30年前のラグビーとはけた違いの強いフィジカル、そして戦術においてもヘッドコーチを中心に綿密に練られた戦いをしたと思います。
今回選手のインタビューを聞いて印象に残ったことは「多くのものを犠牲にしてこの大会に臨んだ」という言葉です。大きな成果を得るためには大きな努力をしなければならない。これは仕事にも通じるものかもしれませんね。
「水」の怖さ
投稿者:落合智貴
先日の台風19号では各地に洪水など大きな被害が出ました。
千曲川や阿武隈川など、多くの河川で堤防が決壊するなど氾濫しました。
この台風で亡くなった方は福島県で30人、宮城県で16人、神奈川県で14人などと報道されています。洪水によって建物が水没したり流されたり、土砂崩れも多く発生しました。電柱が倒れることによる停電や、高層マンションなどでは電気室が水没することによる停電もありました。
温暖化の影響によって今後同規模の台風が頻発することも想定しなければならなくなりました。
今後の課題としては、避難のあり方などソフト面が一つ。ダムや貯水施設の建設や、堤防の補修などハード面の整備が二つ目となります。しかしハード面は相当の時間とお金がかかります。
【 台 風 1 9 号 に よ り 千 曲 川 が 氾 濫 】
そもそも「水」はありがたい存在で、人類の文明はメソポタミア文明やインダス文明など川の近くから発展がはじまりました。農業に水が必要なのはもちろん、生活用水を確保する意味でも川の近くが都合が良かったためと学校で習いました。
日本で上下水道が広く普及するようになったのは昭和の高度経済成長の時代です。
つい数十年前までは日本でも井戸水を使うのが当たり前でした。
当社の仕事も水道インフラの発展に寄与していると自負していますが、これだけ豊かになり、技術が発展しても風水害は防げないんですね。
電気が水に弱いというのも都市化の弱点と言えるかもしれません。
水は生活に欠かせないと共に怖さも併せ持つ存在です。
今回の台風で「水」の存在は有難いと共に怖い存在であることをあらためて感じました。
消費税がいよいよ10%へ
投稿者:落合智貴
週明け火曜日、10月1日から消費税が8%から10%に変わります。
5%から8%に上がったのが2014年の4月ですから5年半ぶりの増税となります。
今回のポイントは軽減税率の導入によって8%と10%の商品が混在することです。
持帰りの飲食料品と新聞は8%が維持されます。
企業の消費税処理はますます複雑になります。
当社は食品を販売することはほとんどないですが、経費の方では8%該当品が出てきます。
今でも課税対象経費と非課税経費の区分で間違えることが良くあります。
例えば非課税経費として挙げられるのが、給料・法定福利費・香典・ご祝儀・保険料・居住用家賃・印紙代・支払金利 などがあります。
これに加えて今後は8%と10%の区分もしなければなりません。
例えば会議に出すおやつや飲み物やお弁当、お詫びやお礼に持参する菓子折りなども8%になります。
今回の増税に関しての駆け込み需要は比較的少なかったようです。
とは言っても、先週は道路も混んでいたようですし、宅急便がいつもより遅れて届くといったことも起きているようです。駅改札の定期券売場は既に混雑が始まっています。
育児や介護に益々財源が必要な世の中になっています。
幼児教育・保育の無償化も始まります。
多くの人が健康で長く働ける社会を作っていかないと財政は益々厳しくなるでしょうね。
ソリマチ弁護士
投稿者:落合智貴
テレビ東京系列で先日まで放送していた「リーガルハート~いのちの再建弁護士」は中小企業の再建を専門とする村松謙一弁護士をモデルに作られたドラマです。
反町隆史さんが主人公を演じました。
行き詰った中小企業の再建を果たすべく、バンクミーティングなどを通じて銀行など債権者を説得し、債権カットと共に再生計画を認めてもらうという、大変困難を伴う仕事です。
倒産の危機が迫ると、社会環境や取引先・従業員に原因がある、自分は悪くない、と責任を転嫁する経営者も多いと思います。
今までの自分の行動や判断の何が間違っていたのか。謙虚に反省し、再建にチャレンジする経営者もいると思います。
倒産は中小企業の経営者にとって「経営者失格」の烙印を押されるようなものですので屈辱的なことです。
そうならないために日々コツコツと努力を重ねる中小企業の経営者がたくさんいると思います。
対局を見る目、小さな気配り、大きな決断力、行動力、人を説得する力、あきらめない気持ち。
様々な能力が求められるのが経営者ですが、すべてを兼ね備えた人はめったにいないでしょう。
このドラマを通じて、会社が長く存続することが当たり前ではないことを感じてもらえればと思います。
マレーシア旅行
投稿者:落合智貴
7月23日から5日間、仕入先のご招待旅行で初めてマレーシアに行ってきました。
マレーシアはマレー半島の南部とボルネオ島の北部を領域としており、首都は今回訪問したクアラルンプールです。面積は日本の約90%。人口は約3200万人です。
1400年にマラッカ王国が成立し、1511年にポルトガルが占領。1641年にオランダが占領。1795年にイギリスが獲得。1942年には日本が占領。1963年にマレーシア国が成立しました。
宗教はイスラム教が最も多く、次いで仏教、ヒンズー教。
人種も、マレー系、中国系、インド系など多様です。
一年を通じて平均気温は30℃前後。
経済はゴム・錫(すず)・木材・天然ガスなどが盛んであるが、自動車など工業化にも力を入れています。
現地では、在マレーシアの日本大使である宮川眞喜雄氏の講演を聞くことができました。
【以下講演の内容を抜粋します】
マレーシアは人種や言語が多様で、ダイバーシティーは元々進んでいる。
マハティール首相の長期政権時代に「ルックイースト政策」として日本の文化や工業化を学ぶことを大きな目標とし、日本とマレーシアの人材交流も積極的に進めてきた。
クララルンプールの競馬場であった場所にマレーシアの象徴的な建物としてツインタワーを作ることを提案。
政府機関を移転するなど次々と改革を進めてきた。
マハティール首相退任後の新政権は中国寄りの政策をすすめ、ワイロなど不正が横行した。2018年に92歳のマハティールが野党から出馬し、再び首相になって現在に至る。現在のマレーシアは東南アジアにおいて一人当たり所得はシンガポールに次ぎ2位。インフラはまだ不足気味であり日本の企業の進出に大いに期待している。
【高台から見たマラッカ海峡】
【マラッカの古い教会】
【イスラム教のモスクがたくさんあります】
【ビルの上から見たクアラルンプールの街並み】
江古田新社屋のご紹介
投稿者:落合智貴
江古田新社屋に移転して4週間が過ぎました。
人の動きやモノの動きが一気に変わったので戸惑いも多かったですが、ようやく慣れてきたところです。
細かいルール作りはこれから少しずつやっていかなければならないですが、ひとまず通常業務は出来るようになりました。今日は社屋の中身を少しだけご紹介したいと思います。
会社前面です。今まで屋外にあったパイプ棚を屋内のシャッター内に設置しました。
鉄管などパイプ類の錆びや汚れを防ぐことができます。
商品の搬入・搬出が屋根の下で行えるので、雨に濡れずに済むことは大きなメリットです。
ご来店用の駐車場も、初台の旧本社より広く、停めやすくなりました。
2F倉庫への搬入は簡易リフトを使います。
商談コーナーを2テーブルご用意しました。
2Fの管材倉庫は約100坪。6300アイテムの在庫点数は今後さらに増やすことができます。
明るくて、商品を探しやすい。空調が効いて快適に作業ができると好評です。
お客様がご来店されたときに、必要なものがほとんど揃うお店にしていきたいと思っています。
「都内随一の品揃え」とご評価いただけるように努力していきます。
江古田新社屋 内覧会を開催!
投稿者:落合智貴
本社移転の検討を始めて約5年。
数えきれないくらいの不動産を見て回りました。
お客様にとって便利な管材屋にするために。
社員にとって快適な職場にするために。
最適な立地と最適な広さ、車の出し入れのしやすさ、手の届くお値段・・・
そういった条件を満たす物件が見つからず焦った時期が続きました。
しかし、ようやく中野区江古田に最適な物件を見つけ、
社員みんなで理想の間取りを議論し、
新社屋の完成にこぎつけました。
6月24日(月)に行った、江古田新社屋内覧会には100名を超えるお客様・仕入先様・金融機関の皆様にお越しいただきました。
引っ越しの段取りも目途がつき、明日はいよいよ新社屋オープン。
落合住宅機器の新たな歴史が始まります!!
新社屋オープンまで 間もなくです!
キャッシュレス社会の到来?!
投稿者:落合智貴
今年の10月から消費税が8%から10%に上がります。
軽減税率への対応など、企業側の対策が求められています。
駆け込み需要とその反動を避けるために政府は様々な対策を打っています。
その一つがキャッシュレス決済によるポイント還元です。
5月27日、日経新聞主催の「キャッシュレスが導く店舗と地域の活性化」と題したフォーラムが行われました。
経済産業省の大臣政務官の挨拶の中で、日本はキャッシュレス比率が低いとの説明がありました。
トップの韓国では約96%がキャッシュレス決済。主な先進国ではおおむね40%前後であるのに対し、日本は約20%にとどまっているとのことです。これを今後5~10年の間に40%まで高めていくのが政府の目標だそうです。
現金流通には、レジ締め・ATMへの現金供給や回収など様々な管理コストに社会全体で1.6兆円がかかっています。これをクレジットカードやICカード、スマホ決済などに移行することが求められています。
インバウンドを増やすことが政府の目標となっていますが、世界的に進んでいるキャッシュレスをすすめないと外国人観光客が買い物で不便を感じることになります。地方の商店街などでキャッシュレス決済を推進し、外国人観光客を呼び込むなどの活性化策が考えられます。
J-Coin Payは個人間の送金もスマホで行えるそうです。
時代がどんどん進んでいるのを感じたフォーラムでした。
令和になって・・・
投稿者:落合智貴
平成から令和に改元されて12日が経ちましたね。
事務処理では元号を間違えてしまう方も多いのではないでしょうか?
小切手や手形の日付は平成と印刷されているので、平成31年のままでも、二重線で訂正して令和に書き直しても良いそうで、訂正印がなくても認めてもらえるようです。
さて、令和はどんな時代になるのでしょうか?
人口が減ってくる
労働時間が減ってくる
外国人観光客が増える
外国人がたくさん移住してくる
機械が外国語を翻訳してくれる
ドローンが荷物を運ぶようになる
スマホが分からないことを教えてくれる
人の行動が位置情報や監視カメラでほとんど把握されてしまう
ロボットが悩みを聞いてくれる
ロボットが最適な行動を教えてくれる
平成の30年はIT化の30年であったと言えると思います。
令和の時代はAI(人工知能)化の時代であったと、後世から評されるのかもしれません。
あらゆる製品開発はAIを意識したものになってくるでしょう。
人間は“判断”までも機械にゆだねるようになるのか?
30年後の世の中はどうなっているのでしょうか。
平成 から 令和 へ
投稿者:落合智貴
4月1日に菅官房長官から次の元号が「令和」であることが発表されました。
世論はおおむね好意的に受け止め、5月1日の改元に向けて昂揚感が感じられます。
この半年~1年の間は“平成最後の”が枕詞となり、平成の30年間を振り返る特集などが新聞やテレビや書籍などで多く見られました。
保阪正康著「平成史(平凡社)」では平成の30年がどのような意味を持っていたのかを論じています。
平成の今上天皇は、昭和の戦争観を強く意識し、戦争への強い不信の念を持っている。昭和を因とし、平成を果とした様々な光景が生み出されている。また、平成の時代は「災害史観」という語が特徴的であり、阪神淡路大震災や東日本大震災を経て日本人が改めて災害という恐怖と向き合うことになったと述べています。
その他本文のなかでは以下のように平成の特徴を論じています。
・平成の始まりは米ソ冷戦の終結という転換点と重なる。
・自民党の1955年体制が崩壊し、非自民政権が誕生した。平成の政治を劣化させたのは小選挙区制の導入によるところが大きい。
・平成の今上天皇・皇后は“戦争”と“災害”に常に寄り添い続けた。
・自社さ連立政権の本格始動・阪神淡路大震災・オウム事件・Windows95の発売があった平成7年が昭和と平成の本当の転換点である。
・<戦後>という概念が死んでしまった。戦後民主主義を支えてきた人命尊重や人権尊重という価値観や倫理観が崩れてしまった。
・インターネットの時代になり情報の“送り手”と“受け手”の区別が無くなったと共に、質が低下した情報が大量にまかれるようになった。
これからは平成を因とし、令和を果とする因果が新たに生まれてくるのでしょう。
我々は平成の教訓を令和の時代にどう生かしていくべきか。
良い時代を作り、歴史を刻んでいくのは、今を生きる私たちの役目だと思います。
サ ク ラ サ ク
イチロー選手の引退
投稿者:落合智貴
大リーグ・マリナーズのイチロー選手が3月21日に引退を発表しました。
イチローは大リーグの選手からも最も尊敬される、世界一の野球選手と言っても良いのではないでしょうか。
日本人の野球選手がこのような評価を受けるのは、野茂選手やイチロー選手が大リーグに行かなければありえなかったことだと思います。
引退会見ではイチローらしいコメントが随所にありました。
今年のキャンプで結果が残せず、引退を決断することに後悔や思い残したことはないか?との質問に対し、
「(東京ドームのファンの声援に対し)今日の球場の出来事、あんなものを見せられたら後悔などあろうはずがありません。もちろん、もっと出来たことはあると思いますけど、結果を残すために自分なりに重ねてきたこと、他人より頑張ったということはとても言えないですけど、自分なりに頑張ってきたとははっきりと言えるので。これを重ねてきて、重ねることでしか後悔を生まないということは出来ないのではないかなと思います。」
と答えました。
我々は、人と比べて勝ってる負けてると自分を慰めることが多いです。
うまくいかないと人のせいにしたくなることも多いです。
しかし大事なことは、”人と比べてどうではなく、自分なりの納得のいく努力を少しずつ、少しずつ重ねていくことである” とイチローは教えてくれている気がします。
あなたは自分なりに頑張っていますか?
年次有給休暇の計画的付与制度
投稿者:落合智貴
働き方改革が叫ばれるようになって久しいですが、現場レベルでも具体的な対応を取らなければならないケースが出てきました。
その一つが「年次有給休暇の計画的付与制度」です。
年次有給休暇の計画的付与制度とは、年次有給休暇の付与日数のうち5日を除いた残りの日数について、計画的に休暇取得日を割り振ることができる制度です。この制度を導入している企業は、導入していない企業よりも年次有給休暇の平均取得率が8.5ポイント(平成28年)高くなっているそうです。
労働基準法が改正され2019 (平成 31 )年4月 から、全ての企業において、年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して、年次有給休暇の日数のうち年5日については、使用者が時季を指定して取得させることが必要となりました。
社員を休ませるには仕事の属人化を防ぐなど、役割分担の見直しも必要です。
人手不足の昨今、休みが取りづらい職場は採用も難しくなるでしょう。
人に対する問題は重要な経営課題であるとの認識がより必要になってくることを実感します。
(厚生労働省ホームページ)
学生起業家 タイミー社長 の講演会
投稿者:落合智貴
物流コンサルタントの「イーロジット」という会社があります。
当社はこの会社のクラブ会員になっており、定期的な勉強会やセミナーなどに参加しています。
2月5日の新春セミナーではイーロジットの角井代表の講演とメガネスーパーの星﨑社長の講演も行われました。星﨑社長はポジティブなマインドや目標に対する執念などが大事であると説明しましたが、とてもパワーを感じました。
第二部では立教大学の学生起業家であるタイミーの小川社長(21歳)が角井代表と対談しました。
「タイミー」は “働きたい時間”と”人手が足りない時間”をマッチングします というのがコンセプトのサイトです。
人手不足と言われていますが、学生などは、シフトに入れないなど余った時間を有効に活用できていないケースが多いそうです。
企業側としては、面接に費用や時間をかけて採用するのではなく、必要な時間だけ働いてほしいというニーズがあるようです。
インターンシップの様に職場体験の意味で活用するのも両者にとってメリットになりそうです。
ウーバーやエアビーアンドビーなど車や宿泊などでマッチングするサイトの活用が世界的に増えてきていますが、「労働」も含めたあらゆるものがマッチングの対象としてビジネスになるということを実感した講演会でした。