「17才の帝国」を見て

投稿者:落合智貴
NHKで放送されていたドラマ「17才の帝国」が終わりました。
このお話は、経済力が落ち“サンセットジャパン”と揶揄されるようになった近未来の日本を描いています。ある地方の実験都市において“17才の総理“を筆頭とした若い内閣がAIの分析を尊重して政策決定をしていくというお話です。
民主主義における人間の意思決定は利権や為政者の思惑が入り込む余地が大きく、間違った方向に行く可能性を秘めています。AIの判断を尊重する政策決定というのは近い将来本当にありそうな話です。
“17才の総理”は就任直後に内閣支持率が30%を下回ったら自動的に罷免されるようプログラムを組み、世間に公表します。閣議はオンラインで公表され誰でも見ることが出来ます。
AIは不透明な意思決定をする地方議会を解散すべきと進言し、内閣は実行します。
市役所も無駄が多いと人員削減案を提案し実行に移します。
これらは地元の権力者や市役所職員から大きな反発を受けます。
街の再開発プロジェクトは当初計画において無駄が多く、経済効果が疑問視されていましたが、AIによっていくつかのプランが出されて改善されていきます。

無題
AIが最善の策を提案し、人間が最後の意思決定をしていくというのは合理的な感じがします。しかし「17才の帝国」では“権力者”が年配者からAIを駆使した若者に移るだけでは人々は反発するということも示唆しています。
意思決定のプロセスというのは多くの人が納得するものである必要があり、いつの時代も大きなテーマになりうるものだと感じました。
かつてイギリスのチャーチル首相は「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外の全ての政治体制を除けば」という有名な言葉を残しています。
世界は今ウクライナ戦争に象徴されるように、民主主義vs専制主義という対立が浮き彫りになっています。
民主主義とAIは新たな意思決定の仕組みとして社会をより良くしていくことが出来るのでしょうか?

パナソニックは覚醒するか?

投稿者:落合智貴
当社がパナソニックの代理店を返上してから14年になりますが、いまだに動向は気になっています。三菱電機や東芝などとともに、かつて日本の産業をけん引してきた企業群は大きくなりすぎたゆえの問題も多く抱えているように見えます。
今年2022年4月にパナソニックは持ち株会社体制に移行しました。目的は広がりすぎた事業を「専鋭化」していくことにあります。
パナソニックホールディングスの下に以下の会社がぶら下がる形になります。
●パナソニック(この中に社内分社5社)
●パナソニックオートモーティブシステムズ
●パナソニックエンターテインメント&コミュニケーション
●パナソニックハウジングソリューションズ
●パナソニックコネクト
●パナソニックインダストリー
●パナソニックエナジー
●パナソニックオペレーショナルエクセレンス

パナソニックの覚醒
日経BP社「パナソニックの覚醒」ではパナソニックコネクト社長の樋口泰行氏が会社改革の道のりを述べています。樋口氏は新卒で松下電器産業に入社したあと34歳で退職し、ボストンコンサルティンググループ、アップルコンピューター、日本ヒューレット・パッカード、ダイエー、日本マイクロソフトなど主に外資系の企業の経営に携わってきました。
樋口氏の加入以来5年、「カルチャー&マインド改革」「ビジネスモデル改革」「事業立地改革」の3階層で変革を進めてきました。パナソニックの持ち株会社化によってパナソニックコネクト社の経営は自由度が増すことになります。最近はパナソニックコネクト独自のテレビコマーシャルでヤマト運輸の物流システムや東京ドームの顔認証システムなど企業とのコラボレーションの実績をアピールしています。

日系企業はこの30年低迷を続けていますが、樋口氏によると外資には日本企業にはない厳しさがある。逆を言うと日系企業には甘さがあるということでしょう。しかし外資系の経営者から見ると日系企業には優秀な社員が多くいるということでした。ダイエーの再建に関わったときに感じたことが、現場の社員は頑張っているのに利益が出ないということだったそうです。
樋口氏は経営に大切なことは大きな絵(ビックピクチャー)を描くことだと言います。どこで戦うかを間違えると努力が報われない。目の前の問題を解決することも大事ですが、大きな目で俯瞰する事こそが経営者には大事だと学んだ一冊でした。

ウクライナ情勢による影響

投稿者:落合智貴
ロシアがウクライナへの侵攻を続けており、出口が見えない状況が続いています。
侵攻の是非に関しては世界中から非難の声が上がっており、議論の余地がないぐらいです。
世界経済に与える影響が懸念されております。
原油価格の代表的な指標であるWTI原油先物は昨年1月には50ドル/バレル前後。11月には70ドル/バレルだったものが、ロシアがウクライナへの侵攻を始めた今年2月末には110ドル/バレルまで跳ね上がりました。
鉄や塩ビなど当社が扱う商品も、昨年の1月からじわじわと上がっており、これまで何度かの値上げを実施してきました。特に塩ビ管はウクライナ侵攻前から30%アップを各メーカーが表明しており、ウクライナ情勢を踏まえてさらに上がる可能性も出てきました。
原油の高騰はガソリン価格だけでなく、電気代・ガス代・プラスチック製品など多くの生活資材にも影響を与えます。
80年前に日本が行った戦争もエネルギーをめぐる攻防が大きな要因だと思います。
エネルギー政策を含めた経済安全保障も今後の日本の大きな課題だと思います。

ウクライナ情勢

インボイス制度 と 電子帳簿保存法

投稿者:落合智貴
企業の経理処理に大きな変革が求められる法改正が動き出しそうです。
一つ目は「インボイス制度(適格請求書等保存方式)」です。2023年10月1日から、消費税の仕入税額控除を受けるためには、適格請求書発行事業者が発行した“適格請求書(インボイス)”の保存が必要になるということです。今後企業が何かを購入する場合は適格請求書発行事業者から買わなければ消費税の控除が受けられない、すなわち多くの消費税を納めなければならなくなります。これはほぼすべての企業が適格請求書発行事業者の登録をしなければならないということになりそうです。適格請求書発行事業者になると、請求書に①登録番号 ②適用税率 ③税率ごとに区分した消費税額等 を明記しなければなりません。請求書の発行はコンピューターで発行している会社がほとんどだと思いますが、出力内容を変えなければならなくなります。ひとまず2023年3月までに適格請求書発行事業者への登録をすることが第一歩となります。

二つ目は「電子帳簿保存法」です。この法律は、所得税法、法人税法、消費税法等に規定されている帳簿書類を納税地において書面で保存することが義務づけられているものを、一定の要件のもと電磁的記録等による保存を認めるものです。2022年1月の改正では電子取引における電子データ保存が義務化される予定でしたが、2年間の猶予期間を設けることになりました。タイムスタンプの義務化が緩和されるなど、現実に即した形に緩める動きもあり、今後も中小企業でも対応できるような形に修正されていく可能性が高いと思います。しかし従来のように6年分の請求書・領収書などを紙で保管することが不要となれば保管スペースが不要になるのでメリットはあります。電子帳簿保存にかかるシステムの導入との比較でどちらが良いかは悩みどころですが、時代の流れには逆らえないということかもしれません。

インボイス制度
【㈱大塚商会さんからインボイス制度の解説書を頂きました】

オミクロン株の拡大について

投稿者:落合智貴
新型コロナについては昨年10~12月は落ち着いていたものの、年明けからオミクロン株の感染者が急増し、1月22日には新規感染者が東京都で11,227人。全国では54,576人と毎日過去最高を更新しています。軽症者が多く、感染者のピークから収束までの期間が短いのではないかとの観測もありますが、今まで以上にマスクの着用などを厳重にしなければいけませんね。感染すればもちろんですが、濃厚接触者に認定されてしまうと10日間の自宅待機が求められます。マスクをつけない会話をしないなど、濃厚接触状況を作らないことも大事になってきます。体調が悪くないのに仕事ができないという人が増えてしまうと社会が回らなくなってしまいます。

立川PCR検査スポット
個人的には、妻の職場で陽性者の方が出たため、1月2日に夫婦で立川のPCR検査スポットに行ってきました。今なら大行列ができているかもしれませんが1月2日にはすぐに検査が受けられました。岸田政権の方針で、無料で検査が受けられるようになっています。
予約なしで検査スポットに行くと、住所や名前やワクチンの接種状況・検査を受ける理由などを記入します。受付で身分証明書を提示し、スマホのメールアドレスの受信チェックをした後に検体容器を渡されます。自身の唾液を容器に入れて提出すれば終わりです。半日後には陰性を知らせるメールが送られてきました。
オミクロンの終息が早く来ることを祈るばかりですが、制約の多い生活がもう少し続きそうです。

2022年を占う

投稿者:落合智貴
2022年(令和4年)はコロナ禍3年目への突入とともに、オミクロン株の感染拡大が急増する不穏なスタートとなりました。
この一年がどのような年になるか考えてみたいと思います。
日本経済はコロナ禍の影響度合いによって明暗が分かれていますが、飲食や旅行業界は今後もコロナ次第ということになりそうです。オミクロンの感染者が軽症で済むケースが多いことが分かってきており、コロナとうまく付き合いながら経済を回していくフェーズに入っていくことを期待したいと思います。

その他の業種では需要側としては、長引く自粛や給付金などによって一般家庭では貯蓄が増えており、リベンジ消費が期待されています。旅行や飲食にお金が使えない分、リフォームを含めた贅沢品への支出が期待されます。不動産においてはオフィスの空室率が上がっているにも関わらず、地価が下がっていません。マンション価格がかなり高額になっているのに購入意欲が衰えないのも最近の特徴です。

一方、供給側は原油の高騰などの影響により、鉄・銅・塩ビなど配管材料に使われる素材価格は昨年来高騰を続けています。今年2月には塩ビ管は3次値上げとして30%アップを各メーカーが発表しています。また半導体不足、ベトナムのロックダウンを契機とした電子部品の供給不足、中国の電力不安による生産の遅れ、アメリカのコンテナ船の滞留など、コロナの影響が様々な形で作用し、全体の供給不安に結びついています。給湯器・ウォシュレット・ポンプなど生産の遅れを回復するには半年ほどかかりそうです。

日本経済は長くデフレ基調が続いていましたが、昨年来の素材値上げは今後消費者物価を押し上げる要因になると思います。賃金よりも先に物価が上がることで一時的に社会の不満が起こると思われます。過去30年、世界の賃金は上昇しているにも関わらず、日本の賃金は横這いを続けています。岸田内閣も企業に賃金増を要求していますが、緩やかなインフレと賃上げへの転換点になるのが2022年になって欲しいと思います。

2022年

謹賀新年 2022

新春を迎え皆々様のご多幸をお祈り申し上げます
旧年中は格別のご厚情を賜り誠に有難うございました
新型コロナウィルスが発生して二年が経ちました
世界的なサプライチェーンが混乱するなどまだまだ影響が続いております
困難な状況が続きますが皆様と共に乗り越えていきたいと存じます
本年は当社創立70周年の節目となります
これを機に、社員一同益々努力していく所存でございます
本年も何卒ご指導を賜ります様宜しくお願い申し上げます

2022年(令和4年) 元旦
落合住宅機器株式会社
代表取締役社長 落合智貴

2022賀正

SDG‘Sを考える

投稿者:落合智貴
最近「SDG‘S」という言葉を聞くことが多くなりました。“持続可能な開発目標”を表すもので、2015年9月に国連が採択した世界的な目標です。
「環境問題」や「社会問題」や「経済問題」に関して2030年までに達成すべきものとして、17の目標と169のターゲットがあります。
最近の子供たちは授業の中でSDG’Sを学ぶようになっておりますが、大人の方がまだ意識が低いというのが現状かもしれません。特に中小企業としては、話が大きすぎて何から手を付けたらよいのかわからないと考える方が多いでしょう。
これからは金融機関や面接する学生側などから自社が取り組むSDG’Sについて聞かれることが増えてくるかもしれません。我々も勉強して、出来ることを模索する必要がありそうですね。
水道関係の商品を扱う当社として、17の目標のうち比較的身近に感じられるのは
『6,安全な水とトイレを世界中に』かもしれません。この目標は、“すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する“との副題がつけられています。世界では7億8500万人もの人が基本的な飲料水サービスを受けられておらず、6億7300万人が屋外排せつを行っているそうです。すでに日本ではクリアしてると言えますね。
自社に何ができるのか。経営者は大きな宿題を突き付けられているのかもしれません。

SDG'S

東京ドーム 今季最終戦を観戦

投稿者:落合智貴
昨日(10月23日)に東京ドームで行われた巨人vsヤクルトの試合を観戦しました。この試合は今季東京ドームの最終戦となります。
当社は3塁側のウィークエンド年間チケットを毎年購入しており、お客様等に差し上げています。
昨年度(2020年度)は新型コロナの影響でお客様にチケットをお渡しできなかったのですが、今年度(2021年度)は一部の日を除いて年間チケットが使えました。
現在セリーグはヤクルトと阪神が首位を争い、巨人は3位が確定。クライマックスシリーズで日本シリーズを目指します。

10月23日の試合は11対1で巨人が勝利しましたが、試合終了後には3つのセレモニーが行われました。
一つ目は2021年ホーム最終セレモニーです。巨人の原監督からファンに対して御礼のあいさつがありました。
二つ目は巨人のウグイス嬢として45年間活躍し、昨日をもって引退される山中美和子さんの引退セレモニーです。山中さんは後楽園球場の時代から巨人戦の場内アナウンスを務めてきました。昭和50年代に「4番 ファースト 王」とアナウンスしていたあの声が令和の今まで健在だったことに驚きました。
三つ目は亀井善行選手の引退式です。巨人一筋17年間外野手として活躍し、サヨナラ打が大変多く、渋い選手でしたね。

ウィークエンド年間チケットは、東京ドームで行わる巨人戦の土日祝日限定のチケットです。毎年30試合以上ありますので、ご希望の試合がありましたらお声がけください。
来年もお客様に喜んでいただければ幸いです。
東京ドーム

岸田自民党総裁の誕生

投稿者:落合智貴
菅義偉首相が不出馬を表明し、4候補で争われた自民党総裁選は岸田文雄氏が勝利しました。
岸田氏は第100代内閣総理大臣に選出される見通しです。

岸田新総裁
総裁選において発表された岸田氏の政策は下記の3つが大きな柱です。
1,令和版所得倍増計画
2,新自由主義からの脱却
3,数十兆円規模の経済対策
ポイントは「適切な分配と格差是正」ということだと思います。
日本は欧米諸国と比べると大企業経営層の所得は非常に低く抑えられています。それでも格差の是正が必要だという世論が大きくなっているのは、日本には平等や公平といった価値観が大事にされている表れだと思います。
あまり注目されていませんが、「新自由主義からの脱却」を本当に志向するのであれば日本政治の大きな転換になると思います。「新自由主義」とは国有企業の民営化や規制緩和を進め、市場原理を重視する考え方です。”小さな政府”を志向し、結果的に勝ち負けがはっきりする社会になります。
岸田氏が掲げる政策は”大きな政府”を志向し、立場の弱い人へ十分な手当てをしていくことを重要と考えるものだと思います。今回のコロナ禍では「国」という”大きな力”がルールやお金を使って国民を制御することを国民自らが求める世論が強かったように思います。
自由よりも平等・公平が大事であるというのは国民のコンセンサスになったと判断して良いのでしょうか?
10月1日には緊急事態宣言が解除されました。ワクチンの接種率が70%近くになり、今までのような感染爆発は起こりにくくなると思います。岸田首相の元、明るい社会が戻ってくることに期待したいと思います。

「クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界」

投稿者:落合智貴
講談社から出版されている「クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界」を読みました。著者はギリシャの経済学者で財務大臣も務めたヤニス・バルファキス氏です。
リーマンショックが起こった2008年以降、世界が現実とパラレルワールドの二つに分岐します。【もう一つの世界】がどんな世界であり、登場人物たちがどう感じているかをフィクションとして描いています。
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【もう一つの世界】の2025年には人々は「パーキャプ口座」という
1、基本給やボーナスが振り込まれる「積立」
2,赤ん坊が生まれると同時にまとまった額が振り込まれる「相続」
3,社会資本のリターンが受け取れる「配当」
の3つの資金口座が与えられます。
市中銀行や株式市場は廃止され、会社の従業員は全て平等に一人一株が入社と同時に与えられ、会社経営の意思決定に参加します。

今の世界はアメリカを代表とする“行き過ぎた資本主義“と中国を代表とする”行き過ぎた権威主義“が覇権を争っているようにも見えます。
この本に描かれる【もう一つの世界】は理想郷なのか、それとも現実の世界のほうがより“まし”なのか。
より良い世界とはどんなものか、考えるきっかけになる本だと思いました。

新型コロナ新規感染者数の拡大

投稿者:落合智貴
デルタ株の拡大の影響で新型コロナの新規感染者数の拡大が止まりません。
7月31日には全国で12,248人、東京でも4,058人といずれも過去最高を更新しました。
東京・沖縄で進行中の緊急事態宣言は神奈川・埼玉・千葉・大阪にも拡大され、8月31日まで延長されることが決まりました。
ワクチンの接種が進んでいるため重症者数・死亡者数は比較的抑えられているものの、医療体制の逼迫が懸念されています。
当社のお客様でも感染された方が出たというお話を耳にすることが増えてきています。
建築現場は不特定多数の方が出入りしますので、感染が広がりやすい環境にあるのかもしれません。
私はようやく週明けに一回目のワクチン接種ができる予定です。
おかげさまで当社の社員にはまだ感染者が出ていませんが今後も慎重に対策を続けていきたいと思います。

緊急事態宣言エリア

東京オリンピック開幕

投稿者:落合智貴
2020東京オリンピックの開会式が7月23日に無事行われました。
昨年来のコロナ禍の影響で一年延期されての開幕です。
・多くの外国人が来日しても国民の命を守れるのか?
・大会期間中に感染が急拡大したら医療体制は崩壊しないのか?
・再延期してはどうか?
オリンピック開催の是非に関しては様々な議論が交わされました。
しかし結果的にはほとんどの競技を無観客で行うことでスタートしました。
開会式に関しても各競技の運営に関しても、長い時間をかけて多くの関係者が計画と準備を進めてきたと思います。
その努力を無駄にしないよう、やると決めた以上は感染防止を徹底しつつ、選手が力を発揮できるよう国民一人一人が協力していければ良いと思います。
日本国としても、コロナ禍という困難な大会だからこそ、乗り越える価値が高いと思います。

オリンピックの良いところは、選手が頑張ってきた姿を見て自分を奮い立たせることが出来ることではないでしょうか。
選手が努力している姿や、悔し涙を流している姿を見ると“自分はまだまだだな~”とか“もっと頑張らなきゃいけないな~”と気づかされることが多いです。
多くの方が選手の頑張りから何かを感じ取り、自身の行動を良い方向に変えることが出来たらいいと思います。

東京五輪

BSフジLIVE プライムニュース

投稿者: 落合智貴
様々なニュース番組やワイドショーがありますが、最近の私のお気に入りは「BSフジLIVEプライムニュース」です。
反町理キャスターを中心に一つの議題にテーマを絞って2時間じっくり議論します。
外交・防衛・経済・コロナなど様々なテーマが取り上げられます。
他の番組と違うのはゲストの専門性の高さです。
政策の担当者本人であったり、その道を熟知している専門家が論点を深堀りして解説していきます。当事者達がどのような状況で、どのような経緯で、どのような思いで政策を決定していったのかが詳しく述べられます。
出演している政治家などが感情的にならずに丁寧に説明しているところもこの番組の好感が持てるところです。
それを可能にしているのが反町キャスターの“仕切り”だと思います。
矛盾点はしっかりと質問していきますが、きちんとした回答に対しては笑顔でリスペクトする姿勢を見せるので、出演者も安心して持論を述べることができるのだと思います。

現在世界は米中二大勢力の動きに注目が集まっています。
米中に挟まれた日本が韓国や北朝鮮に対してどう向き合っていくべきか?
どの国がコロナの混乱をいち早く脱却できるのか?
持続可能な地球をどのように維持していくのか?
様々なテーマに識者がどうコメントするのか、これからも注目していきたいです。

プライムニュース

佐藤可士和展 を見学

投稿者: 落合智貴
ユニクロや今治タオルのブランディング戦略をプロデュースしているのが佐藤可士和さんです。六本木の国立新美術館で行われている「佐藤可士和展」を見学してきました。
佐藤可士和1
可士和さんは1965年生まれで、多摩美術大学を卒業後、博報堂を経て独立。
企業ロゴの作成にとどまらず、クリエイティブディレクターという立場で、商品や企業自身のブランディングを包括的に進める手法でユニクロの柳井社長や楽天の三木谷社長などの絶大なる信頼を得ており、日本を代表するブランドプロデューサーと言えます。
直線美を好み、余分なものを排除することで伝えたいことの本質を突き詰めていく手法は私たちに訴えかけてくるものがあります。
企業の持つ優れた技術や仕組みを、PRするにとどまらず、その技術や仕組みを使った新たな商品開発・店づくりにまで昇華させるのが可士和さんのスゴイところです。
企業目線ではなく、消費者目線に徹しているのもブランディング成功の秘訣ではないかと思います。
佐藤可士和2
セブンプレミアム・Tポイントカード・ヤンマー・DAIWA・ホンダNボックスワゴンなど日頃目にする多くのロゴが佐藤可士和さんの手がけたものです。
最近はくら寿司のプロデュースも手掛けており、新しいコンセプトの店づくりが始まっています。
本質を見極める目を持つことが大事だと改めて考える機会になりました。
佐藤可士和3

Kindleで本を読む

投稿者: 落合智貴
世の中のペーパレス化が進んでいますね。
今までは、本や新聞は紙で読むのが当然でしたが、時代は変わってきました。
スマホやタブレットで本を読めるのが「Kindle」です。
先日アマゾンで紙の本を買おうと思ったら、間違えてkindle版を買ってしまいました。(笑)

目が疲れるのではないか? 記憶に残りにくいのでは? 前のページに遡りたいときにすぐ見つけられるか?
こんな疑問を持っており、今まで手を出していませんでした。
実際に使ってみると便利な機能もあります。
文字の見やすさは白地にくっきりと字が映し出され、思ったよりも目は疲れません。
右下に全体の何%くらいの時点を読んでいるのが表示されるのもわかりやすいです。
左下には、“章を読み終えるまで〇〇分”と目安が表示されます。
大事な部分にはマーキングできるのもうれしい機能です。
紙の本だとマーキングするのは少し気が引けますがKindleなら遠慮はいりません。
そして最大のメリットは本を持ち運ばなくてよいことですね。
物理的なスペース削減にも大きく貢献します。
唯一のデメリットは読み終わった後にブックオフに売りに行けないことですね。
でも購入価格は紙の本より安いのでチャラですね。
キンドル

「あのこは貴族」と「すばらしき世界」

投稿者:落合智貴
最近公開された映画を二本観ました。
一つ目は門脇麦さん・水原希子さん・高良健吾さん出演の「あのこは貴族」。
病院経営の資産家の家で育った門脇さん演じる主人公と、より伝統があり格式が高い政治家の一族で育った高良さん演じる男性が結婚するストーリーです。水原さん演じる女性は富山のごく普通の家庭に育ちますが、慶応大学入学とともに上京し、高良さんらと関わっていきます。
もう一つは役所広司さん主演の「すばらしき世界」。
母から見捨てられ孤児院で育ち、暴力団の世界へ入って人生のほとんどを刑務所の中で過ごしたのが主人公です。出所後に直面する社会からの仕打ちにもがき苦しむ姿が描かれます。

二つの映画は、生まれや育ちの境遇は真逆ですが、主人公の感情を淡々と描くところはとても似ています。
お金が有る無しも大事ですが、自分を理解して見守ってくれる人が自分の周りにいるかどうかがとても大事なんだと感じます。そのためには自分が周りを大事にしなければいけませんね。
ミステリー性や派手なアクションはほとんどありませんが、幸福って何だろうと悩んでいる人にはおすすめの映画です。
あのこは貴族  すばらしき世界

Makuake 知ってますか?

投稿者:落合智貴
数多くのITベンチャーが立ち上がっていますが、Makuakeもその一つです。
Makuakeは「アタラシイものや体験を応援購入しよう」という理念のサイトです。
まだ世の中にない新しいコンセプトの商品などを開発したい会社にとってハードルになるのが、開発資金・消費者の反応・販売先の確保ではないでしょうか。
それらを一気に解決してくれるのがこのサイトです。
この会社はもともと開発資金を多くの人から集める「クラウドファンディング」の着想からスタートしています。
これにECサイトの要素を取り入れ、開発者と購入者を“応援購入”という形で結び付けた画期的な仕組みです。
このサイトの会員になると新しいアイデア商品の紹介が毎日のようにメールで送られてきます。
その紹介サイトは写真や映像を交えながらその商品の開発コンセプトをストーリー仕立てで説明してくれるので、つい“応援購入”してしまいます。
最近ではコロナ禍で苦戦している飲食店による家庭用の高級食材をセットにした掲載も増えているようです。
世の中の一歩先のトレンドをチェックする意味でもMakuakeサイトをみるのは大いに刺激になります。

【共同創業者の中山社長と坊垣さん】
makuake

今月の「いい言葉」2021年1月

投稿者:落合智貴
落合家がお世話になっているお寺に元旦にご挨拶に行くとカレンダーを頂けます。
毎月ありがたい「いい言葉」が書いてあるので部屋に飾ってあります。
1月のカレンダーの言葉は『今日とは常に明日の準備である』でした。
これは若いとか年配とかに関わらず大切なことですね。
明日が今日よりも少しでもいい日になるように毎日考えるのが生きていくことの意味なのかもしれません。
うまくいかないときや辛く苦しい日も多いですが、“明日への準備“は怠らないようにしたいですね。
今月のいい言葉2021.1

台湾のデジタル大臣 オードリー・タン

投稿者:落合智貴
台湾は新型コロナ対策として最も成功した地域と言われています。
2003年に流行したSAASの教訓を生かしたのが大きな要因です。
武漢で新型コロナが発見された直後に中国本土からのすべての団体観光客の入国を禁止しました。2020年1月20日にはCECC(中央感染症指揮センター)を設立し防疫対策の体制を構築しました。CECCは毎日記者会見を行い、国民に感染症の知識を広めていったそうです。

オードリータン
オードリー・タンは現在39歳で、台湾のデジタル担当政務委員です。
コロナ対策でマスクの在庫管理システムを構築したことで一躍有名になりました。
自身初の著書「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」は日本の出版社とのオンラインによる3か月のインタビューを本にまとめたものです。
“パソコンに詳しいトランスジェンダー”というイメージしかありませんでしたが、これを読むとオードリーが単なるITやAIの専門家ではなく、政治的なセンスも持ち合わせていることがわかります。
大変平和的な人物で、人間に優しく、世の中を良くしていきたいという思いが感じられます。

オードリーが導入したものに「vTaiwan」というオンラインで法案を討論する仕組みや、「Join」という国民参加型のプラットフォームがあります。
これらは誰でも政策提案を出すことができ、請願に必要な5000人の署名が集まれば当局は政策に反映させる義務が発生します。実際に16歳の女子高生が提案したことにより、プラスチック製ストローを全面的に中止する政策が決定されました。これはオードリーが目指す「デジタル民主主義」の一端であり、政府と国民が双方的に議論できる仕組みとして、間接民主主義の弱点を克服するものです。
日本でもデジタル庁が開設される予定です。
マイナンバーの活用やハンコの廃止などが議論されていくと思われます。
そういった手続き論にとどまらず、「デジタル」と「民主主義」をどう組み合わせていくのかといった視点など、台湾に見習うべき点は多いと思います。

2021年を占う

投稿者:落合智貴
昨年の1月に「2020年を占う」というタイトルでブログを書きました。
2020年はどんな年になるか?というものでしたが、様々な予想は新型コロナウィルスで全部吹っ飛んだ感じでした。
現在二度目の緊急事態宣言が発出されておりますが、飲食店が20時に閉まるようになったものの、人の流れはあまり減っていないようです。
寒く乾燥したこの冬の季節はウィルスが活発化しやすく、暖かくなるまでは感染者数が高止まりになるかもしれません。
昨日の新聞によると病床が逼迫しており、入院できずに自宅療養している方が3万人を超えているそうです。
また世界のコロナ死者は200万人を突破。歴史的なパンデミックになりました。
我々は医療関係者の方々の負担が少しでも軽くなる様感染抑制に努力しなくてはいけませんね。

2021.1.16日経
2021年はコロナ次第ということになりそうです。
東京オリンピックの開催は現実的に厳しいのではないでしょうか。
2024年に東京開催することを目指して一旦引き下がるのも選択肢だと思います。

当社も緊急事態宣言を受けて社員の出勤を25%削減することにしました。
お客様にはご不便をお掛けしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

謹賀新年2021

新春を迎え皆々様のご多幸をお祈り申し上げます
旧年中は格別のご厚情を賜り誠に有難うございました
昨年は新型コロナウィルスに社会全体が翻弄される年になりました
働き方や営業活動のあり方も今後大きく変わっていくことが予想されます
皆様におかれましては健康な一年になります様ご祈念申し上げます
社員一同益々努力していく所存でございますので
本年も何卒ご指導を賜ります様宜しくお願い申し上げます
貴社の益々のご発展をご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます

令和三年 元旦
                     
落合住宅機器株式会社    
代表取締役社長 落合智貴

2021賀正

菅義偉 という人物

投稿者:落合智貴
安倍首相の辞任を受けて行われた自民党総裁選で菅義偉氏が選ばれ、第99代内閣総理大臣に就任しました。内閣支持率は70%を超え上々の滑り出しかと思いましたが、日本学術会議任命問題では様々な議論が行われています。
菅首相は総裁選の出馬会見でも述べていた通り、秋田の雪深い農村の出身です。高卒後に東京にでて、段ボール工場で住み込みで働くなどした後、法政大学法学部に入学し、空手部に所属。電気設備会社の勤務の後、小此木彦三郎衆議院議員の秘書を経て横浜市議会議員になったのが政治家としての入り口でした。

菅首相は今までにないタイプの総理大臣ではないかと思います。従来の自民党総裁選は、派閥の領袖である、影の実力者の操り人形など、醜い権力の争いが垣間見える世界だったと思います。なりたい人がたくさんいる中で、やらないと繰り返し発言していた菅氏が首相になったのは異例です。
菅氏は安倍政権の官房長官として人事権を掌握して官僚をしっかりとコントロールしました。安倍政権で“忖度”志向になっていったのもこのせいかもしれません。規制改革などは強い力を持っていないと進められません。派手さはないが、コツコツと成果を出し、私利私欲を感じさせないところも周りの政治家から大きな信頼を勝ち得た要因だと思います。
菅義偉
松田賢弥著「したたか 総理大臣・菅義偉の野望と人生(講談社文庫)」は2015年までの菅氏の道のりが書かれています。厳しい寒さの中で育ち、労働者として下積みも積んだことが世の中をよくしたいと思うパワーになったのだと思います。梶山静六や安倍晋三を首相にするために裏方として奔走した姿は、自分が正しいと信じる道を実直に進んでいく気質がよくわかります。デジタル化の推進など具体的な方針も見えてきました。首相として大局を見据えた手腕を期待したいと思います。

ワークマンの躍進

投稿者:落合智貴
作業服の販売で昔から有名なのがワークマンです。2018年に「ワークマンプラス」1号店をららぽーと立川立飛にオープンさせてからさらに飛躍し、今ではマスコミで何かと話題になっています。
【ワークマンプラス 立川立飛店】とにかく安いです!!
ワークマンプラス立川立飛店

改革の立役者となったのが創業家出身の土屋哲雄専務です。哲雄氏は三井物産を定年退職後に2012年に入社しました。
ワークマンのもともとの強みは標準化とローコスト経営でした。品ぞろえや業務はすべてマニュアル化されており、超少数精鋭体制で無駄な販管費を使わないことが徹底されていたそうです。
土屋哲雄氏が従来のワークマンの強みに加えたのが、データ経営と商品開発の強化です。ワークマンの多くの店舗はフランチャイズオーナーによって運営されていますが、売れ筋商品を自動発注できる仕組みを構築。またユニクロやニトリのようなSPA企業を見据えた商品開発では、SNSで影響力のあるインフルエンサーに商品開発に加わってもらうなど顧客視点の商品開発を徹底しました。これらを武器に、従来のターゲット層である職人だけでなく、一般顧客が入店しやすい「ワークマンプラス」では品ぞろえを変えずに、カンバンや展示方法を変えることでカジュアル需要も取り込むことに成功しました。
一見成熟産業に見える業態でも工夫の余地は無限にあることを教えられました。

【酒井大輔著「ワークマンはなぜ2倍売れたのか」日経BP社 が注目されています】
ワークマン本

安倍首相の辞任

投稿者:落合智貴
おととい(8月28日)に安倍晋三首相が自身の病気を理由に辞任を表明しました。
首相在任期間は第二次政権だけでも7年8ケ月に及び、連続・通算のいずれにおいても日本憲政史上最長となりました。
日本の総理大臣はどんな判断を下しても批判されますし、判断を下さずに問題を先送りしても批判される大変厳しい立場です。肉体的・精神的な負担は並々ならぬものであり、それを7年以上続けたのは大変な苦労であったと思います。
森友・加計・桜を見る会など批判もありますが、いずれも安倍首相が私腹を肥やす為とか自身の欲望の為に行ったこととは思えず、常に日本の為を思って行動・発言を心掛けてきた人物ではなかったかと思います。
国のトップの最大の責任は、貧困で亡くなる人を防ぐセーフティーネットをしっかりと確保することと、結果として戦争を起こさないことではないかと思います。
方法論としては色々とあると思いますが、結果として戦後75年間戦争を起こさず、経済発展を遂げてきたことを考えると、戦後の日本政治は及第点と言えるのではないでしょうか。
報道を見ていますと、世論は政治や首相に頼りすぎている印象があります。うまくいかないことは何でも政治のせいにするのではなく、民間や個人レベルで自らが努力する姿勢を皆がもっと持つことが必要ではないでしょうか。
安倍首相辞任

半沢直樹とサイボウズ 働き方の変化?

投稿者:落合智貴
TBSテレビの日曜劇場で「半沢直樹」が始まり、20%を超える視聴率で人気です。
銀行幹部の横暴に言いたいことをズバッと言う半沢直樹のセリフにスカッとして月曜日の仕事に向かっていく人が多いのではないでしょうか。
半沢直樹の世界で描かれているのは昭和の名残を残す、派閥争いやライバルを蹴落として出世を目指すドロドロとした重たい組織の世界です。
半沢直樹 
令和の時代になり、コロナ禍が続き、働き方が大きく変わっています。
グループウェア開発などを行っているサイボウズは年間離職率28%の反省から「100人100通りの働き方」をめざし、離職率4%を達成した会社です。
サイボウズの副社長山田理氏の著書「最軽量のマネジメント」では新しい組織の在り方、働き方を提言しています。著者の山田氏はバブル期に日本興業銀行に入社し、まさに半沢直樹の世界で育った人です。この時代の反面教師として生まれたのが今のサイボウズ式なのかもしれません。
サイボウズは“マネジメントなんていらない組織が理想だ”と考えています。従来の組織図は情報を集約する仕組みであったが、インターネットの発達により情報を独占することがトップの優位性でなくなってきた、という時代背景が新たなマネジメントを模索するきっかけになったのだと思います。そこで著者が述べているのは以下のことです。
・マネージャーは地位ではなく役割である。
・組織の中で、誰が何のプロかを知っておくことが重要。
・目指すのは“ホワイト企業”ではなく“透明な企業”。
・ザツダン(雑談)でマネージャーの“視力”を上げることが大事。
・アホはいいけどウソはだめ。
・辿り着いたのは“100人100通りの自立”
サイボウズ

これからの企業経営は「守る」ことより「壊す」ことが大事なのかもしれません。
コロナによって社会が大きく変わってきています。既成概念へのこだわりをどう捨てていくのかが生き残りのカギになるような気がします。

コロナ第二波への対策は?

投稿者:落合智貴
昨日(7月18日)の新型コロナ新規感染者数は全国で650人を超え、東京では3日連続で300人近い数字が出ており、感染拡大が懸念されています。
プロ野球やサッカーでは観客を入れた試合が始まり、今日から大相撲も観客を入れて始まります。最近は夜の街関連だけでなく劇場での集団感染なども判明し、範囲が広がっていると言えます。
第二波の定義は定かではありませんが、新規感染者数だけを見ると大きな二つ目の波が来ています。今回は4月と違って重傷患者数が少ないとはいえ、このままいくと重症者も増えてくるのではないかと心配です。
GO TO トラベルの割引が、東京発着除外になったり、イベントの制限緩和の再考も検討に入っているようですね。
われわれ個人としてはマスクをすることや、会話を伴う飲食を避けるなど出来ることをやらなければなりません。
3か月後、半年後にどんな制限のある社会になっているのか?
先が読めない状況が続きそうです。
感染者グラフ

テレワークを考える

投稿者:落合智貴
緊急事態宣言が解除され、もうすぐ2ケ月になりますが、コロナ感染者数が再び増えてきました。「ウィズコロナ」に突入したと言われ、感染リスクを避けながら経済を回していくことが求められています。コロナを機にテレワーク化が進み、緊急事態宣言解除後もテレワークを続けている方も多いです。私も会社のサーバーにアクセスできる環境を整え、平日の週一日と土曜日は書類を自宅に持ち帰りテレワークを試しています。会社にいますと何かとご来客も多く、自宅の方が事務仕事ははかどるのがやってみた実感です。通勤時間も仕事に当てることが出来るので、生産性は格段に高くなったと感じます。

7月9日の日経新聞ではテレワークに関するアンケート記事を載せています。関東地区ではテレワークを毎日行った人が28.4%、週に3~4日行った人が19.3%にのぼり、合せると半数を超えます。テレワークの満足度は「良かった」と答えた人が54.5%にのぼりました。
良かった理由としては、
・通勤時間が不要 ・家事と仕事の両立が可能 ・職場の人間関係を気にしなくて良い
良くなかった理由としては
・作業効率が悪い、やる気が出ない ・業務のコミュニケーションがとりづらい、孤独感が大きい ・運動不足になる

特に新入社員の方は先輩の指導を受けながら仕事を覚えていかなければいけないので、テレワークは限界があるのではないでしょうか。当社の様に商品を在庫して配送をする業種や、人が接客やサービスをするお仕事では不可能です。
今はメリットが目立っていますが、デメリットをうまく回避していく工夫も必要だと思います。
テレワーク

「持続化給付金」を申請してみた!

投稿者:落合智貴
新型コロナウィルスの影響で営業が縮小されている企業に対して様々な支援策が打たれています。
最近何かと話題なのが「持続化給付金」です。一般社団法人サービスデザイン推進協議会に業務委託し、電通に丸投げしていることが税金の使い道として不透明ではないかと問題視されている件です。
この制度はコロナの影響で一か月の売り上げが前年比50%以下になると最大200万円もらえるというものです。
当社は4月には2週間の休業。5月にも2交代制で半数の社員が休業。
5月の売り上げはお恥ずかしながら前年比50%以下となってしまいました。
せっかく頂けるものなので当社も早速申請してみました。

給付金の申請は基本的にはオンラインで受け付けています。
専用サイトからメールアドレスを登録し、ID・パスワードを設定してマイページを作成、会社の必要情報を入力します。税務署に提出した確定申告書別表一と法人事業概況説明書(裏表)、売上台帳と通帳コピーをPDFで添付すれば終わりです。
スキャナーがない方や、パソコン操作が苦手な方には全国各地に申請サポート会場が設置されています。私は申請サポート会場での面談を予約したのですが、専用サイトでの申請があまりにも簡単だったので、面談をキャンセルしました。

遅い! とか 不透明! とか何かと批判されていますが、現場は非常にスムーズであったと実感しました。感謝して200万円を頂きたいと思います。

【中野区の申請サポート会場は1日30社くらいが来ているそうです】
持続化給付金1 持続化給付金2

アフターコロナの「オンライン」

投稿者:落合智貴
5月25日に東京を含む全国で緊急事態宣言が解除され、週明け6月1日からは多くの企業が通常に近い形で再開し、学校も少しずつ動き出すようです。
それでもかつての生活様式に戻ることはなさそうです。

日経トップリーダー5月号はアフターコロナをどう乗り切っていくかの特集です。
7人の経営者がインタビューを受けています。
その中でサイボウズの青野慶久社長は、「バブル崩壊後の失われた30年は“インターネットを活用してこなかった30年”であり、他の先進国に後れを取ってしまった。今は感染防止のため否が応でもネットを活用しないといけなくなった。日本社会・企業にとっては大きなチャンスである。」と答えています。

日経トップリーダー2020.5
アフターコロナのキーワードは「オンライン」ではないでしょうか。
テレビのリモート出演も当たり前になってきましたが、今まで対面でしかできないと思っていたものの多くが「オンライン」で可能であることが分かってきました。
・オンライン会議
・オンライン授業
・オンライン面接
・オンライン飲み会
・オンライン婚活
その他、習い事、演劇やコンサート、印鑑決済、司法手続、医療行為など様々な分野で検討が進んでいます。
最近、zoomやスカイプでの商談を打診してくる会社も増えてきました。
我々はパソコン画面を通して、あたかも目の前にいるかのように話が出来る技術を既に手に入れています。
1~2時間の移動時間をかけてまで面談する必要があるか?
そんな選別をするのが当たり前になってきそうです。