投稿者:落合智貴
7月7~8日に幕張メッセで「関東グランドフェア2023」が開催されました。
ユアサ商事の得意先である「やまずみ会」が主催となり、ユアサ商事の仕入先メーカーが出展する展示会です。
コロナによる行動規制がなくなって初めての開催となりました。
ようやく日常が戻ってきたことを実感しました。
東尾メックではSU管用拡管式継手「KKベスト」を展示していました。
拡管式の工法ではまれに袋ナットの緩みによる事故があるそうです。
「KKベスト」はパイプを拡管した後に、袋ナットをレンチで締め付けるのではなく、手回しで所定の位置まで回した後、ピンクやブルーやグリーンの回り止めのロックリングを挿入すれば施工完了です。
レンチで締め付ける作業がないのは画期的だと思います。
月別: 2023年7月
第55回管工機材設備総合展がいよいよ開幕!
投稿者:落合智貴
東京管工機材商業協同組合(東管機)と東京都管工事工業協同組合が隔年で交互に主催する「管工機材・設備総合展」が東京ビックサイトで7月25日(火)~27日(木)に開催されます。
2年前はコロナ感染防止のために中止であったため、東管機が主催となるのは4年ぶりとなります。
今回の目玉はAKB48がゲスト参加することです。
7月25日のオープニングセレモニー及び11時30分から行われるトークショーに、AKB48の小田えりなさん・柏木由紀さん・平田侑希さん・向井地美音さんの4人のメンバーが登場する予定です。
また新たな試みとして、出展メーカーさんの展示の様子をユーチューブで発信する「東管機商チャンネル」を開設しました。
お忙しいとは思いますが、ぜひ多くの方々にご来場・ご見学頂きたいと思います。
落合住宅機器の歴史を辿る【昭和46~48年度(1971~1973年度)】
投稿者:落合智貴
佐藤栄作総理が長期政権を終え、田中角栄が若くして首相に上り詰めたのがこの頃です。
時代はまさに高度経済成長の進行中でした。
創業以来当社の本社は木造平屋であり、社長自宅と社員寮を兼ねてやっていたそうです。
創業して約20年が経ち、ようやく鉄筋コンクリートの本社ビルを建てようということになりました。
当時は新宿の高層ビルも京王プラザホテルや住友ビルなどが初めて建ったころであり、当社のビルが7階建てですので、周りと比べるとかなり大きく感じたと思います。
日本はまだまだ住宅の供給が足りず、賃貸住宅併用の本社を作ったのは時機を得た決断だったと思います。
1階に事務所兼倉庫を構え、2階から7階を18所帯の賃貸マンションにしました。
これが令和元年(2019年)まで本社だった初台の落合ビルです。
賃貸マンションの名前は「ベルフラワーコーポ」。
落合家の家紋が「桔梗(ききょう)」であることからその英名が付けられました。
【新築当時の落合ビル】
【私の父(右)は昭和46年に入社しました】
昭和48年(1973年)の落合ビルの落成式には多くの来賓が詰めかけ、落語家の方を呼んでの催しもあったそうです。
創業者の落合義作社長にとっては誇らしい瞬間だったのではないかと思います。
東京ガス ガスてなーに
投稿者:落合智貴
給湯器メーカーのノーリツさんの勉強会で豊洲にある「がすてなーに」を見学してきました。
「がすてなーに ガスの科学館」は2006年に豊洲で開業し、暮らしを支えるガス・エネルギーの特長や、これからの暮らし・社会、SDGsや地球温暖化(または気候変動)などの社会の課題について、体験しながら考え、楽しみながら学ぶ施設です。
ガスは主に海外からタンカーで輸入されています。ガスは気体で家庭などに供給されますが、輸入の際は液化されて運ばれます。気体の天然ガスをマイナス162℃に冷やすと液化され体積が600分の1に圧縮されるため大量のガスを運搬できることになります。
これは「液化天然ガス」あるいは「LNG」と呼ばれます。
LNGは国内のガス貯蔵施設に液体のまま保管され、各家庭に供給する段階で大量の海水をかけて温度を上げて気化させます。ガスは本来無臭ですが、ガス漏れに気づきやすいようにわざと臭いをつけて家庭に供給されます。この臭いの成分はガス会社によって違うそうです。
ロシアのウクライナ侵攻でエネルギー供給の混乱が続いていますが、日本の天然ガスはオーストラリアが最大の輸入元であり、2位はマレーシア、3位はカタール。ロシアは4位ですから元々ロシアへの依存度は高くないそうです。
エネルギーの安全保障の観点から、原油も含めエネルギーの調達は一国に集中しないことが大切ですね。
ガスについて勉強したい方は「がすてなーに」に遊びにいってみてはいかがでしょうか。
管機連社員総会2023
投稿者:落合智貴
全国管工機材商業連合会(管機連)の社員総会が6月21日にグランドアーク半蔵門で行われました。私が総会の司会を担当するのは10年連続になりました。
総会後の講演会では4名の講師の皆様にお話しを伺いました。
●経済産業省 製造産業局 素材産業課 吉村課長様
「素材産業を取り巻く現状と課題」
世界ではカーボンユートラル目標を表明する国・地域が増えており、GX(グリーントランスフォーメーション)に向けた大規模投資競争が激化している。日本でも菅義偉政権時代に2050年カーボンニュートラルを宣言した。
賃上げ確保のための、価格転嫁・取引適正化に向けた取り組みを推進している。
●国土交通省 住宅局 住宅産業課 山下課長様
「住宅建築行政の最近の動向」
2050年のカーボンニュートラルに向けて、住宅・建築物分野の省エネ対策を進めている。
住宅の省エネリフォームへの支援強化として補助金を設定。高断熱窓・高効率給湯器の設置・開口部や躯体等の省エネ改修工事が対象。
●厚生労働省 医薬・生活衛生局 水道課 名倉課長様
「最近の水道行政の動向について」
上水道事業の水道整備・管理行政の管轄は2024年4月より厚生労働省から国土交通省に、また水質基準の策定等については環境省に移管されることになった。これで上下水道一体で国交省が管轄することになる。
水道本管において法定耐用年数を超えた管の比率は令和2年で20.6%に達している。
人口減少による水道料金収入の減少が予想され、水道財政は益々厳しくなっていく。
水道料金の値上げと投資規模の削減など検討している。
●元内閣官房国家安全保障参与 宮川眞喜雄様
「国際情勢について」
広島で開催されたG7先進国首脳会議ではロシアのウクライナへの侵略を非難する強いメッセージを送ることが出来た。ゼレンスキー大統領の参加により注目度を高めることが出来た。グローバルサウスの経済的存在感は増している。中国の台頭により米国主導の国際機関は機能不全に陥っている。