「たのめーる横浜物流センター」を見学

投稿者:落合智貴
当社が取引している大塚商会さんが運営しているネット通販サイトが“たのめーる”です。
一般文具などオフィスに必要な商品を数多く取り扱っています。
11月18日に横浜市金沢区にある、「大塚商会たのめーる横浜物流センター」を見学してきました。
たのめーる横浜倉庫
昨年(2021年)10月にオープンした物流センターはSBSロジコムグループが運営しており、最新の物流設備を備えています。
受注データは電子化されており、自動発行される伝票とピッキングコンテナが倉庫内のコンベアによって運ばれていきます。
頻度の高い商品はデジタルピッキングエリアにて人が棚から商品を取り出します。その際、ピッカーは光の点滅で表示される棚から表示された個数をピッキングして商品をコンテナへ入れます。頻度の低い商品は“オートストア”と呼ばれるロボットピッキングシステムにより立体的に配置された倉庫から機械が商品をピッキングエリアまで運んでくれます。
この“オートストア”は12段積みされた箱の集積で構成されていますが、AIの判断によって、ピッキングに時間がかかる段積み下部の箱には頻度の最も低いもの、比較的頻度が高いものは段積みの上部に保管されるようにプログラムされています。

【オートストア】
【オートストア】

最後の箱詰め作業では、あらかじめ物量に適した箱の大きさが伝票に示されており、箱詰め担当者は指定された箱に要領よく収納して封函します。比較的大きな箱が必要な物量の場合は“自動梱包機”の方に回ります。これはコンピューターが判断した物量に応じて箱の大きさがぴったりになるように箱の四隅に切り込みを入れて箱を必要最小限の大きさに織り込んでから封函します。これによって無駄な緩衝材が不要になります。
当社の出荷頻度ではこのような立派な自動倉庫は必要ないと思いますが、最先端の物流システムを見ることは大変参考になりました。

落合住宅機器の歴史を辿る【平成8年度(1996年度)】

投稿者:落合智貴
前年の平成7年に二代目社長である父 落合隆博が亡くなり、2年目の年度となりました。
この頃は祖父である落合義作会長も会社に来ることはほとんどなくなり、おおむね私一人で会社を取り仕切るようになりました。時には自宅の隣に住んでいた会長のもとに行き、業界の昔話や今後の対策などを話し合いながら経営を進めていきました。

設備業界としては鉄管が5.5mから4mに変更されたり、樹脂管のサヤ管工法が出てきたり、指定工事店制度の緩和があったりと動きがありました。24時間風呂のレジオネラ菌問題が表面化したのもこの年です。

この頃はバブル時代の高コスト体質を是正するために給与引き下げなどの対策をとり、回収見込みのない不良債権を処理するなど財務体質の再建が急がれていました。
しかし、かねてより懸案であった得意先T社の破たんがいよいよ現実となり、当社史上最高額の8500万円の貸倒れが発生しました。バブル崩壊による売上の減少に加えたダブルパンチです。これらをきっかけに当社の最重要課題は与信管理となりました。当時は今よりも手形の発行が大変多く、常に大きなリスクを抱えていました。だからこれ以上の不良債権を発生させてはならないとの思いで色々と勉強をしました。しかしその後も数年ごとに不良債権は発生しております。この8500万円の貸倒れは私が与信管理を考える大きな教訓となる事件でした。「理由なく支払期限を過ぎたお客様には販売しない」という原則をしっかりと守っていかなければならないと思います。
 
【社長就任二年目の25歳当時の筆者】

 

空調タイムスに記事が掲載されました!

投稿者:落合智貴
空調関連の工事会社、販売会社、メーカーを主な読者層とする「空調タイムス」という新聞があります。この業界紙は週刊で発刊されています。
9月28日号は「空調・冷熱商社特集」が組まれており、当社をご紹介いただきました。
当社が在庫管理を大事にし、お客様が欲しいものを速やかに供給できるよう努力していることをお話させていただきました。“6400アイテムを常時在庫”というタイトルも付けていただきました。
内容はコチラから見ることが出来ますので、よろしければご覧下さい。

空調タイムス

管工機材の展示会が続けて開催!

投稿者:落合智貴
コロナ禍になってから、展示会の中止が相次いでいましたが、先月には続けざまに管工機材業界の展示会が行われました。
10月6日に愛知管工機材・設備総合展(吹上ホール)
10月14日に東京みらい市(東京ビックサイト)
10月21日に東京管工機材・設備総合展(都立産業貿易センター浜松町館)
3週連続で見学をしました。
久々の展示会ということもあり、各メーカーさんは力が入っていましたし、お客さんもいつもより多かったような印象です。

印象に残ったのが未来工業のブースです。
リフォーム用の配管カバーとしてRMシリーズはすでに定番ですが、今回コーナータイプを開発しました。
壁の平面ではなく、コーナーに直角に設置するタイプのモールです。
見た目のスッキリ感が出せるかもしれません。
未来工業RMモール

未来工業コーナーRMカバー
もう一つは樹脂製のラッキングです。
この商品は従来からあったそうですが、因幡電工さんのブースでも展示しており、これから増えてくる可能性があるのではないかと思いました。
現在ラッキングはステンレスやカラー鋼板が主流ですが、一度何かがぶつかって凹むと修復が難しいです。樹脂製のラッキングなら凹む可能性は低く、耐候性も備えており、カラーバリエーションも因幡のスリムダクトのように壁の色に合わせた選択も可能です。
未来工業樹脂ラッキング
未来工業スッキリフロート