都立職業能力開発センターへ出張授業

投稿者:落合智貴
私は10年ほど前に都立品川技術専門校(現 都立城南職業能力開発センター)の配管科に6ヶ月間通学したことがありました。この学校は設備工事の職人や現場管理の仕事を目指す方々が通う公共の職業訓練校です。設備業界にはこの学校を卒業した方々がたくさんいらっしゃいます。10年前、昼は学校、夜は会社で社長業と結構しんどかった思い出があります。その後も学校とはお付き合いが続き、実習に使う配管材料の提供をさせていただいています。

そのつながりの中で、今回、配管材料について授業を行って欲しいというご依頼を頂きました。昨年夏には生徒さん向けに。そして今回は教職員の先生方向けに授業をさせて頂きました。
今回は私の「配管材料概論」の講義90分の後、配管材の各分野の有力メーカーさん8社(アロン化成、積水化学工業、キッツ、リケン、UACJ銅管販売、ベンカン、クボタシーアイ、アカギ)にも30~45分ずつ、商品をお見せしながら説明して頂きました。教職員の先生方も日頃は教科書などで必死に勉強されているのですが、実習では使わない配管材料などは初めて見る物もあったようで、非常に興味深く見て頂きました。
                    
メーカーさんの商品開発は大変な努力をされていると思います。メーカーさんの商品開発で私が感じるのは、
①いかに漏水事故のリスクを少なくするか   
②いかに現場での施工時間を短縮するか  ということに注力していることです。
私たちが日々実感している配管材料の進化を教職員の先生方に少しでも感じて頂けていたら今回の講義の意義があったのかなと思います。これから設備工事の仕事に携わる方々を育成する仕事に少しでもご協力ができて良かったと思います。

女性の活躍推進について

投稿者:落合智貴
今日は衆議院選挙でしたね。自民党優位の結果に終わったようです。
安倍政権はアベノミクスの政策の中で「女性活躍推進」を掲げています。日経新聞でもここの所女性の活躍をテーマにした特集記事をよく掲載していますね。自分の能力を生かし切れていないと考えている社会人女性がまだまだ多いようです。これから働き手が減っていくことが予想され、また、社会で活躍したいと願っている女性が増えていることもあり、企業側としては女性に生き生きと働いてもらえる環境を作ることが重要な課題になっていると思います。

当社では女性の営業職の育成に4年ほど前から取り組んでいます。建築現場に足を運ぶといった男社会の仕事ですが、女性でも男性以上に活躍できると実感しています。先日女性社員が出産(当社の歴史上初めてかもしれません)したのですが、育児休業・介護休業の制度がきちんと明文化されておらず、現在就業規則の見直しを行っているところです。ポイントは育休復帰後に無理のない働き方ができ、それを周りが暖かく見守る風土を作ることではないかと思います。
以前、大学の後輩で就職活動中の女子学生と話す機会がありましたが、総合職志望の女性にとって就職は依然として狭き門の様です。管材業界ではまだまだ女性を生かし切れていないように思います。当社でも女性が活躍し、男性も一緒に頑張る風土が作れる様努力していきたいと思います。