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落合住宅機器の歴史を辿る【平成7年度(1995年度)後篇】

投稿者:落合智貴
平成7年6月4日に父 落合隆博が死去し、右も左もわからぬまま24歳の私は三代目社長に就任しました。
私が入社した時には父はすでに入院していましたので、父と一緒に会社に行くことは一日もありませんでした。
もちろん引き継ぎなんてできてません。
世間は「お手並み拝見」と思っていたことでしょう。
「あの会社ヤバいんじゃないか」と思っていた人も少なくなかったかもしれません。

会社の存続が賭かった状況で、とりあえずやるべきことの優先順位をつけました。
社長就任の挨拶に伺うのは、1、金融機関 2、仕入先 3、得意先 の順番でした。
企業の資金繰りは待ったなしですので、銀行をまずは安心させなければいけません。
そして与信不安を感じて商品を売ってもらえなくなっては困りますので仕入先への挨拶を行いました。
得意先への対応はひとまずスタッフに任せ、ひと段落した後にお得意様を回りました。

何しろ入社して一カ月しか経っていませんのでやること全てが初めてです。
祖父の落合義作会長は現場を退いて永かったので細かいことは分かりません。
資金繰り、給料計算、ボーナスはどうする?
月次決算ってどうやるの? 算定基礎届ってなんだ! 年末調整?わけわからん
売上が下がってる?? お客さんの支払いが遅れてる?? 社員が辞めたがっている??

次々と押し寄せる難問に一つ一つ応えていくのに精いっぱいでした。
しかし、社員やお取引先様の助けを借りながら何とか1年を乗り越えました。
もう安心だと思えたのはこの何年後だったでしょうか?
20年以上経った今でも安心できていないかもしれません。


【当時の社屋 ナショナルとヒシパイプのブランドはもうなくなってしまいました】

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