落合住宅機器の歴史を辿る【平成14年度(2002年度)】

投稿者:落合智貴
当社は配管材料を扱う管材店としてはめずらしく、自社施工部門があります。
以前から社員一人で担当していましたが、この頃には若手社員も採用し二人で「工事部」として組織化するようになりました。
この年に初めて、都知事認可の一般建設業登録(管工事)を取得し、対外的な体裁を整えました。今でも工事部門は重要な存在です。

当時の私は社長に就任以来8年目を迎えておりました。
平成12年(2000年)に導入したパソコンによる在庫管理も軌道に乗り、売上だけでなく仕入を含めた計上による粗利益の管理がようやく出来るようになったのがこの頃です。
そんなタイミングで私の叔父である中山氏が永年勤めていた会社を定年になり、副社長として当社を手伝ってくれることになりました。当時大変心強く思ったものです。

そこでかねてから感じていたことを行動に移すことになります。
私は工事部門を有している会社の社長であるのに工事の事がよく分かっていないと感じていました。
そこで空調工事の施工が勉強できる「ダイキン空調技術訓練校」の門を叩きます。
ちょうど長男が生まれた直後でした。
空調工事の基礎を学び工事のことを理解しようという目的を果たすためにルームエアコンやパッケージエアコンの据付などを行う訓練を2.5カ月間受けました。
昼間は中山副社長に留守を預け、埼玉県の草加市にあった訓練校まで毎日通いました。
自分の不器用さを感じ、実践で施工することはほとんどありませんでしたが、貴重な体験でありました。
そこで一緒に学んだ仲間の中から当社のお客様になって頂き、今でも付き合いの続いている会社もあります。
ダイキン工業さんとの絆もここで強くなった感があります。

(作業着を着ている訓練生の後列左から二人目が筆者)
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