落合住宅機器の歴史を辿る【平成30年度(2018年度)】

投稿者:落合智貴
東京オリンピック・パラリンピック2020を2年後に控え、新国立競技場の建替えなど五輪関連施設やインバウンド関連も需要が多く、建設業界は好調でした。
しかしシェアハウス「かぼちゃの馬車」へのスルガ銀行の不正融資や、レオパレスの違法建築問題などもあり、個人資産家の不動産投資が頭打ちになる傾向もみられてきました。
当社はこの年、不動産収益を除いた本業の実績として、売上6.6億円・粗利益1.2億円・経常利益23百万円といずれもバブル崩壊後最高を達成しました。

そんな中、老朽化した本社(初台落合ビル)の建替え・移転問題も佳境を迎えました。
本社の土地・建物の売却交渉、移転候補先の不動産検討、移転に向けた社内への説明と説得。
これら全てがタフなやり取りとなり、非常にしんどい一年でした。
初台周辺は道路が狭くて管材店に適した土地が少なく、広い道路に面した土地は価格も高くなりがちで、最適な土地を得ることは難しかったです。
そして結論は、中野区江古田の築49年の古い賃貸倉庫のリノベーションです。
社員の通勤時間の負担、管材店が少なくなった初台を離れることへのお客様への影響など、中野区江古田への移転は難しい決断でした。
この決断が正しかったのかどうか。
今後の歴史に判断をゆだねることになります。

【この年、以前社員としてお世話になったユアサ商事の「関東ユアサやまずみ会流体システム部会」の会長に就任しました】
やまずみ会
【東京管工機材商業協同組合の「管工機材の教科書」作成委員長として関わったのもこの年です】
教科書委員会