新三本の矢と“決断”

投稿者:落合智貴
安倍首相は先日「新三本の矢」を発表しました。
 1、希望を生み出す強い経済(GDP600兆円の達成)
 2、夢を紡ぐ子育て支援(出生率1.8の実現)
 3、安心につながる社会保障(介護離職ゼロの実現)
「一億総活躍プラン」とも言っていましたが、一部の人でなく全ての人々が自分の存在意義ややりがいを感じられる世の中は素晴らしいものだと思います。
育児や介護の問題は切実に感じている方が多いでしょう。
是非この新たな方針が具体的に進展していくことを期待したいと思います。

第二次安倍政権はこれまでも「三本の矢」や「消費税8→10%への増税延期」「安保法改正」など新しい大きな決断をしました。また「閣僚不祥事」「オリンピック問題」「自然災害」「外交問題」など臨機応変に決断を迫られる場面も次々に起きています。
安倍政権に対しては安保法改正など賛否様々な意見があるのは承知しておりますが、決断のスピード感に関しては優れたものがあると私は感じています。一つの課題がクリアされると人は安心してしまうものですから、次の目標をすぐに掲げるというのはなかなか出来ない事だと思います。

次々に起こる課題に対して常に正しい決断を導くには、日頃の情報収集や自身の持っている倫理観・歴史観、世論の風向きを読む力など、相当のセンスを持ち合わせていないと出来ない事だと思います。
一橋大学院教授の楠木建さんは『経営センスの論理』という著書の中で“経営センスは磨くことが出来る“と言っています。持って生まれたものはともかくとして、経営者としてはいつも決断力を磨く習慣を持たなければいけないということでしょう。
優れた政治家や経営者はこの“経営センス“を永年にわたって磨き続けた人たちなのだと思います。
私も偉人たちの”センス”に、もーちょっとでも近づければもちろん嬉しいです。