先代社長の没後20年

投稿者:落合智貴
6月4日は私の父であり、当社の2代目社長である落合隆博の命日です。
平成7年の事でしたのでちょうど今年で20年になります。
父は中山家の長男として昭和14年に生まれました。
落合家の長女である母との結婚を機に損害保険会社を退職し、昭和46年に落合住宅機器に入社し、数年後には専務取締役に就任しました。
昭和59年に養子縁組し落合性に変わり、昭和63年に代表取締役社長に就任しました。
その頃はバブルの絶頂期で会社の業績もかなり良かったようです。
しかし、平成7年に病気のために55歳の若さで亡くなりました。
父は婿養子という難しい立場にありながら、社員や業界の多くの方々から慕われる様な存在だったと思います。
私にとっても、決して間違ったことを言わない、尊敬できる存在でした。

当時私はユアサ商事の新入社員として働いておりましたが、父の体調が思わしくなく、入社一年余りで退職させてもらいました。そして落合住宅機器に入社しましたが、その時父は既に入院中で、きちんとした引き継ぎが出来ないまま1カ月後には亡くなりました。
そして何もわからないままに私は24歳で3代目の代表取締役社長に就任することになります。
ですから私にとっての6月4日は毎年気持ちを新たに引き締める、原点ともいえる日です。

特に今年はちょうど20年。会社をつぶさずになんとか20年やってこられたなあという感慨があります。
この20年は経済情勢も厳しく、順風といえる時期はほとんど無かったといってもいいと思います。
父が生きていたらなんと言ってくれるでしょうね?